みんなもうとっくに希望を求めているし、そこに向かうための気概も手段も持ち合わせている
動き始めた2022年は、なんだかこれまでと少し違っている感じがする。世の中は相変わらず不安がうごめているのかもしれないけれど、みんなもうとっくに希望を求めているし、そこに向かうための気概も手段も持ち合わせている。
今年初めてのライブが、ほくほくしながら進んでいった。名古屋の吹上のライブスペース鑪ら場で。
演奏するのは好き。そして、誰かに聴かせようとするのは楽しい。そうして、聴いてくれた人が嬉しそうにしているのを見れて幸せ。
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ソールドアウトした今日のイベントは、それだけでもなんだかめでたくて景気がいいのに、開演からほとんどすべての人が会場に来てくれていた。そして、ほとんど誰もが最後の出演者まで残ってくれていた。
何回もこういう4組の出演者が順々に演奏していくような対バンライブをやってきているけれど、最初から最後まですべての人がいるってなかなかない。今夜をたっぷり楽しもうとしてくれてる素敵なお客さんが集まっているって思うと、とてもあたたかい空間にいる気持ちになってなんだか満たされていた。本当にありがとうございます。自分のライブも心が瑞々しい気持ちでいられて、いいライブをしていたよ、きっと。
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いろいろあっても、それでもわくわくしながら生きていきたい。なんかそういう気持ちがライブ会場に無自覚のまま集まって、誰も知らないうちに大きくて柔らかな安心感を作る。
今はほとんどライブをしないし、めったに人にも会いに行かない中で、会う誰もが久しぶりと初めましてのどちらかしかなかった。みんなマスクをしてても笑顔が分かるくらいに嬉しくなりながら、ライブを堪能してまたそれぞれの帰路に着いていった。
次いつ会えるかは誰も分からないけれど、そりゃぁまた会えるもんだよって心のどこかでしっかりと思えているような膨よかな別れがいくつもあった。なんか、こういうのがその時は気づけないくらいに尊いことなんだなって思った。
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今日出会えた20人くらいのお客さんと、4人の共演者のみんなと、鑪ら場のスタッフのみんな。そんな時間をありがとうございました。今年一年はじゅわーっといけてしまいそうなくらいの嬉しい時間をいただきました。お腹いっぱい、ゆっくり消化しながら、今年の活動の栄養源にさせていただきます。
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この先しばらくライブは決まっていないけれど、再び僕は音源制作に戻ります。とにかく、いい音源を作り上げるのが今年成すべきこと。そして、ずっと延期にしているワンマンもどっしりとやれることを願っています。
またいいお知らせができますように。
明日からも頑張ります。
(headline photo by mica kondo)
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