見出し画像

僕の歌が、僕以外の誰かの歌になりますように

それでも、知らない景色に踏み込んでいたいと思った。少しの傷を作りながら、予定外と予想外をからげとりながら、だけれど、心はずっと楽しんでいるのが分かるのでした。

京都PUB VOXhall、3マン。ひるんでしまえば挑戦になるような、突き出してしまえば舞い上がれそうな日。ずっと共演したいと思っていた2人のミュージシャンと、同じ日の同じステージに、同じお客さんを前にして演奏できたことが、僕のこれからの大きな財産になったと思っています。

__________

詳しく書くと稚拙になってしまう気がする。そうすることが浅はかに感じてしまうほど、大切で美しい日でした。完全に意図されて作られた3つのステージの組曲のようで、そんな日の一端になれて本当に光栄でした。

抽象的な言い方かもしれない。でも抽象的なままにしておきたいな。学んだことはいくつもあった。それでも僕はもっと僕になりたいと思うだけだった。それは、ASAYAKEさん(ASAYAKE 01)も、村島さん(村島洋一)も、その人自身でしかなかったからです。しかも、紛れもなく音楽がそうだった。だから、僕もできる限り自分の音楽をすることだけに集中していたように思います。

__________

「生き様」っていう言葉が、胸に刻まれている。それは、あらゆる外の声や情報が降りかかる中でも、自分の心を見つめ続ける先に滲み出てくるしるしのようなものなのかもしれません。手に入れようとしても手に入らず、手に入れたと思ってもずっと途中でしかないようなもの。それでいて、ずっと自分の皮膚身体に張り付いているもの。

何をすればよいかよりも、どう在りたいかを見つめていたい。どうしたらよいかよりも、どうなりたいかを追い求めていたい。そして、それが何より楽しいです。

__________

それから、もう一つ記しておきたいことは、この日は5人のお客さんが僕を観に足を運んでくれたということです。多いのか少ないのかじゃなくて僕はその人たちに会えてとても嬉しかったです。京都でライブをするのは2年半ぶりだったけれど、その前からの人もその間の人も、足を運んでくれて、僕はとても嬉しかった。新しい出会いもあって嬉しかった。

その人たちにとっての、いい日になれるようにと思っていたし、自分の歌のどれかが、その人たちの歌になればいいなと思って歌っていました。そうなれたら嬉しいし、そうなれるようにこれからも自分の音楽を磨いていきます。

__________

次は、いよいよ新曲『最新世界』の配信リリース、5/24(火)0:00から全サブスクリプションサービス/音楽配信ストアにて!です。

もうあと数時間後ですね。京都PUB VOXhallでもこの曲をやったけれど、たぶん音源はまた違った響き方をするはず。愛と技術のある皆さんと、時間をかけて妥協なく作ってきました。ぜひ聴いてみてください。

※現在、下記リンク先にて好評配信中


ライブは、6/4(土)名古屋にてSAKAE SP-RING 2022、 ZIP-FM主催のライブサーキットフェスです。これも長年の夢の一つでした。

7/24(日)の、名古屋 鶴舞K.Dハポンでのワンマンライブに向けて、まだまだやります。

__________

長い旅の途中のような気持ち。
それでも、知らない景色に踏み込んでいくことが楽しいです。できるだけたくさんの人に出会えますように。2022.5.21の京都PUB VOXhallのお客さんと演者、スタッフのみなさんから学んだことを力に変えて、これからも頑張ります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?