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はるのひ
2019年3月29日 03:55
3月末の東京の気候は、着るものに迷う。特にこの1か月、仕事漬けでほぼ外に出ていなかったので、今日の外出前に何を着ればいいのか予測を立てにくかった。iphoneの天気予報では昼過ぎの気温は14℃。冬物のコートを着ようか着まいか迷って、ベランダの窓を開けた。寒くはないけれど、吹く風にまだそこまでの暖かさが含まれていない。瞬間、これまでに越えてきた幾度もの3月の空気感がふわっと体内を駆け巡っ
2018年3月14日 14:33
「はるのひ」という名前は、中原中也の『春の日の歌』という詩から来ている。初めてこの詩を知ったのは、”文字“ではなく、”音“だった。朗々と読み上げられたときの、その独特のリズム。ぱっと正確には意味が取れないのに、どこか惹かれる…そんな経験は初めてだった。***** 春の日の歌 作・中原中也 流(ながれ)よ、 淡(あは)き 嬌羞(きょうしゅう)よ、ながれて ゆくか 空の国?