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わたしの学んだこと

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読んだ専門書や学んだ専門的なことをまとめておくところ
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#カウンセリング

【読書メモ】カウンセリングの理論(第1章序論から第3章ロジャーズ)


第1章 序論
第1節カウンセリングの定義

◆カウンセリングの実践家として自分なりのカウンセリングの定義を作らなければいけない。それには正誤はない。自分がクライエントに一貫した反応を示すためのもの。

私なりの定義は、「クライエントの人生を知ることであり、クライエントの理解者としてその自律をサポートするもの」だと思う(今現時点)

◆この本でのカウンセリングの定義は「言語的および非言語的コミュニ

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【読書メモ】カウンセリングの理論⑵

第4章行動主義
◆精神分析やロジャーズ理論が推論に基づいて「行動の動機となる心」を対象にしているのに対して、行動主義は事実に基づいて「目に見える反応」を対象にしている

◆行動主義は創始者はおらず共同作業で構築されてきた

第1節行動主義の概説

◆条件反射理論(古典的条件づけ)と試行錯誤理論(オペランと条件づけ)が一つに合体したものが行動主義

◆条件反射理論(古典的条件づけ)はパブロフのイヌが

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【本紹介】アートとしてのカウンセリング入門④

【本紹介】アートとしてのカウンセリング入門④

クライエントの心理における不安の働きを理解する語られない不安

Clは自分の感じている不安に反射的・自動的・習慣的に気づかないようになっている
→カウンセラーは、Clが「自分は何に不安を感じ、何を恐れているのか」を正確かつ適切に述べることができるという前提にたつべきではない

テキスト分析に陥るな

Clの発言だけでなく、その姿勢や視線、ニュアンスなどを丁寧に読み取っていきながら、その背後に潜んで

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【本紹介】アートとしてのカウンセリング入門③

【本紹介】アートとしてのカウンセリング入門③

カウンセラーの声、呼吸、姿勢カウンセリングは身体的な技芸

カウンセリングはアタマばかりでするものではない
自動車の運転と同じ

カウンセリングの学習には生きた人間を相手にした体験が必要
生活の中での試行錯誤(生活の中での実習)をした人も上手くなる

→書物ばかり読んでいてカウンセリングがうまくない人は、運転の仕方について書物ばかり読んでいて運転をしない人と同じ

カウンセリングにおける知性は、無

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【本紹介】アートとしてのカウンセリング入門②

【本紹介】アートとしてのカウンセリング入門②

マインドフルネス

カウンセラーに特徴的な聴き方は、マインドフルネスな聴き方である。

マインドフルネスとは

・今この瞬間に、価値判断をすることなしに意図的に注意を向けること
・今すでにそうあるものをただありのままに感じる、努力を伴わない活動
・行為をするモードから、存在をするモードあるいは無為のモードへと移行すること
・次の瞬間に今と違う何かが起こってほしいという気持ちを放棄して、今ここに立ち

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【本紹介】アートとしてのカウンセリング入門①

【本紹介】アートとしてのカウンセリング入門①

カウンセリングとは何かカウンセリングとは何かという問い

一筋縄で答えられるものではないが、大まかに言えば
クライエントの心理的な福祉の向上を目指して行われる対話

極論、
クライエントがよりイキイキと豊かに生きられるように援助できるのなら、何をしたっていい!

クライエントの「体験を促進する」

カウンセリングは何を目指して行うか?

重要なのは、
「面接の今ここでクライエントの体験を促進する」

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