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トレーニング

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ハッピーわんで行っているトレーニングを写真や動画を使って細かく解説しています。遠方でレッスンが受けられない方や、レッスン後の再確認、ドッグトレーナーを目指している方にもぜひ読んで… もっと読む
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帰宅するとケージの中で激しく吠えるのでオスワリさせていますのご質問に、それはやめた方がいいと回答した理由

帰宅するとケージの中で激しく吠えるのでオスワリさせていますのご質問に、それはやめた方がいいと回答した理由

とてもよいお題をいただいたので、それについてのお話を書いていきます。

毎日こうしたやりとりが行われるが、帰宅時に子犬が落ち着く気配はない。
それどころか別の場面でも吠えるようになっている。

このお話に対して私の答えは

さて、このアドバイスに対してとても違和感を感じた方も多いのではないでしょうか?
その違和感とは飼い主さんも言っていた
「吠えたらケージから出してもらえる学習が進むのでは??」

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吠えについてセミナー動画(一般公開ページ)

吠えについてセミナー動画(一般公開ページ)

こちらは「吠えについてのセミナー」の一般公開ページとなります。

けれども、メンバーシップのスタンダードプランにご加入いただくと『初月無料』なのでnoteに入ってメンバーシップ登録をしていただくと
実質『無料公開』となります。

それはちょっと難しそうであれば、こちらのページをご購入くださればとても嬉しいです。
スライドのPDFもダウンロードできるようにしております(もしダウンロードできなければ教

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散歩が苦手

散歩が苦手

「隣の芝は青い」という言葉があるように
何かしら愛犬のことで問題を抱えているとき、身の回りの犬たちがとても素晴らしく見えることがある

「なぜ、あの子たちのようにできないのだろう・・・」

くらべてはいけないと思いながらも、ついそう感じてしまった方も多いのではないでしょうか。

また実際にトレーニングを開始して、なかなか思うように進まないこともあります。なぜ上手くいかなんだろうと・・・

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合図を繰り返し出すことについて

合図を繰り返し出すことについて

オスワリと言っても犬が座らなかった。
「オスワリ!オスワリ!オースワーリ!」と
犬が座るまで何度も繰り返す。

名前を呼ぶことも同じく「ポチ!ポチ!ポチ!」と
犬が自分の方を見るまで何度も連呼する。

こんな経験された方が多いのではないでしょうか?
むしろ、いつもこんな感じかも・・なんて場合もあるかもしれません。

なぜこのようなことが起きるのか?
どうすればスムーズに合図(以下、CUE(キュー)

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「ダメ!NO!」の言葉について

「ダメ!NO!」の言葉について

NRMとは

犬がやってほしくない行動をしたとき
『NO!』『ダメ!』『アッ!』『エェ』などの言葉をかけることについて。

意味としては、「それはやってはいけないよ」
その行動をストップさせたり、その行動では強化子は出現しないよ。
そうしたことを伝えるために使っていると思います。

こうした手法のことをトレーニング用語では
「ノー・リワード・マーカー/ No Reward Marker」
略して「

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クリッカートレーニング解説動画「ターゲットタッチ編」

クリッカートレーニング解説動画「ターゲットタッチ編」

いつもメンバーシップの記事をお読みになられている皆さま。改めて感謝申し上げます。
今回はいつもとは趣向を変えてみました。

メンバーシップの皆さま限定で「クリッカートレーニング」の動画を解説したものを限定動画としてご用意させていただきました。
初めてのチャレンジなので、動画の操作に手間取っていたり、解説がわかりづらいこともあるかもしれません。
だんだん解説等が上手くなるように頑張りますので、何卒お

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「犬に考えせる」という言葉の落とし穴

「犬に考えせる」という言葉の落とし穴

たくさんの飼い主さんとの交流やネットから流れてくる情報などを見て
10年ほど前に比べると、罰を使うトレーニング方法より、正の強化をメインとした手法が広まりつつあると実感します。

そして正の強化のトレーニング自体も、犬たちにわかりやすく学習が進むように、犬たちへの負担がより軽減できるように情報がどんどん更新され、その手法も洗練されているようにも感じます。

私たちプロも知識や技術の更新をおこたらず

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赤ちゃんが生まれるので事前にできることありますか?

赤ちゃんが生まれるので事前にできることありますか?

飼い主さんからご質問いただきました
『赤ちゃん(人の)が産まれるので、何か事前にできることはありますか?』

新しいご家族が増えることにより人だけでなく、犬にとっても大きな環境変化が訪れます。

これまで聴き慣れなかった音や匂い、人の動き、モノ。
もちろん赤ちゃんという、これまで接したことのないタイプの人が生活空間の中に突然現れることにもなります。

人も生活の仕方が大きく変化します。
ご家族の皆

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散歩の引っ張りを考える・その4

散歩の引っ張りを考える・その4

前回の続きです。
散歩に対する考え方や道具のお話はその1をお読みください。

トレーニングセッションとその理論についてはその2とその3を読みください。

これまでの流れを踏まえて
「通常のリードで散歩をする」話を書いていきます。

リードの持ち方について

まず気をつけなければならないのが
『手からリードが離れる』ことです。

引っ張りが強いと、スルッと手からリードが離れてしまうリスクをできる限り

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散歩の引っ張りを考える・その3

散歩の引っ張りを考える・その3

前回までのあらすじ。

その1では
『こんな散歩を推奨しています』

またオススメのお散歩道具についても書きました。

その2では
『引っ張りを考える前にすべきこと』
『引っ張りにアプローチする最初の準備』
について。

今回は、さらにレッスンを進めていきます。
それでは始めましょう!

散歩の引っ張りを考える・その2

散歩の引っ張りを考える・その2

前回のつづきです。
まずはこちらをお読みいただければ。↓

前回の記事で触れたのは
比較的に知られている散歩の仕方と、だいぶイメージが違っていると感じられた方も多いのではないでしょうか。

先に結論から書きますね。

犬の行動を強化するポイントは2つです。
しかも犬たちも飼い主さんも、日常的によくしている行動です。

つまり、犬自身に特別な技術を必要とするわけではないので
ハッキリ言うと「人の練習

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散歩の引っ張りを考える

散歩の引っ張りを考える

ご相談の多いお悩みのひとつ
『散歩の引っ張り』
について書いていきます。

まず先に
「こういう散歩の仕方は推奨していないよ」ことから挙げます。

散歩の最初から最後まで、人の横に付いて歩く必要はない

短いリードは推奨していない(180cm以上のリード推奨)

首輪にリードは理由がない限りは装着しない(基本的にハーネス推奨)

チェーンカラーなど体に負担をかけるような道具は使わない

伸縮リード

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日常生活におけるトレーニングとは?中編

日常生活におけるトレーニングとは?中編

メンバーシップの更新が遅れました。ごめんなさい。
その分、中身の濃い大切なお話を書いていきますね!

先週、対面式のセミナーを開催したのですが、その中で触れたことも、より深く掘り下げていきたいと思います。

行動の形を作ることだけに視点を置くと、大事なことを見逃してしまう

前編では、すでに問題が起きている状況での、いろんなアイデアを書きました。

根本的な部分で、そもそもは
「問題は起きないほう

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日常生活におけるトレーニングとは?前編

日常生活におけるトレーニングとは?前編

メンバーシップ内の掲示板でご質問いただいた内容にお答えいたします。

愛犬としっかり時間を作って練習する時間もあれば
それを「どう活かすのか?」
また「日常生活の中で気をつけるポイントは?」
ということですね。

レッスンでは、オスワリやフセなど基本的なことから、お散歩やお手入れなど、いろんな行動を学んでもらっています。
またクリッカーを使って、ターゲットを触る。特定の場所に移動する、手足や身体を

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