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短歌。詩。読書日記。

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短歌創作。好きな詩人や歌人、読んだ本のことなど。
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#短歌

目の奥の痛みも慣れて12年これから先も猫は君だけ

目の奥の痛みも慣れて12年これから先も猫は君だけ

短歌。秘境ブログへようこそ~~~

新年あけましたね。。。
不安な毎日が続きますが、Xでフォローしている方のリポストで目にした、「私達に出来ることは日常を精一杯生きること」という芸人の女性(元自衛隊)の言葉が刺さりました。

愚痴を言わず生きていかねばならない。自分への戒め・・・

そして、そのような本を紹介したかったのですが
今日は短歌を。

この歌はですね、元旦に詠みました。
元旦は愛猫の命日

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母の日が近づくたびに少し泣く ずっと娘でいさせてほしい

短歌。母の日に贈り物をして感謝を述べたのは小学生の頃だけだったかも。

なぜ、存在を当たり前に思い
寄り添わなかったのかと後悔ばかりしている。

生きている時になぜ
お母さんいつもありがとう、と
この素直な言葉をかけなかったのだろう。

なぜもっと優しくできなかったのか。

きっと更年期に入り辛かっただろうに
理解が足りなかった。

母の年齢に近づくのが悲しい。

人にしても動物にしても
優しき者

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あの星をピアスに変えて暗闇にいつも迷子な君におくるよ

あの星をピアスに変えて暗闇にいつも迷子な君におくるよ

短歌。とーーってもお気に入りのピアスがあるのですが、昨晩、片方失くしました( TДT)

濃紺のビーズをギュッと集めた、夜空みたいなピアスです、、、、🌃✨

夜、自転車に乗りながら何気なく耳を触ったら既に失く。ショックで自転車止めました。
振り返っても、夜道で全然わかんない。
がーーン。
作家さんのハンドメイドなので一点モノです(/_;)仕方ない仕方ない、、、、言い聞かす。

ピアス大好きなんで

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キンとする冷気に馴染みゆく君を腕(かいな)に沁みすこのままずっと

キンとする冷気に馴染みゆく君を腕(かいな)に沁みすこのままずっと

短歌。元旦は猫の命日。
11年経った、11年も経ったのに
まだ泣いてしまうよ。
ずーっとずーっと抱きしめていたかった。
まだ、ゴメンネゴメンネと
あやまってしまう私がいる。

私が帰るのを待っていた。
私がいない間にいってしまわないでくれて
ありがとう。

私の腕で眠ってくれてありがとう。

まだこんなに悲しいのは
アキがいた証だから
思う存分悲しむよ。

歌集「青いコスモス」。

歌集「青いコスモス」。

明日は、11月9日は、歌人・田中雅子さんの命日です。
とても好きで、思い入れのある方で
もちろんお会いしたこともないし
田中雅子さんの歌を知ったのは亡くなってから随分と経ってからです。

キッカケはもうわからないのですが、何かで彼女の短歌を知り
たまたま購入できた、歌集「青いコスモス」。

一般には出回っておらず、現在はおそらく廃版でしょうか?

購入できたこと、そして
歌集が届いた日が、田中雅子

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6月の蝶よりきたる初夏の風疾走しませう眩しき日々を

6月の蝶よりきたる初夏の風疾走しませう眩しき日々を

短歌。6月に出すの忘れてた😃もう7月じゃないか~!早い、、、、。しませう、を使ってみたかった笑 5月、6月は爽やかで好きだ(梅雨以外)。にしても早い。もう一年の半分過ぎた。

さあ夏至だ今宵祝おう人間と妖精界が繋がれる日だ

さあ夏至だ今宵祝おう人間と妖精界が繋がれる日だ

短歌。今日は夏至。
妖精の世界の扉が、ゲートが、開くそうです。

あいにくの雨ですが
ふいに、葉っぱの木陰で雨宿りしている
妖精を目撃できるかもしれません。
(だといいなぁ・・・)

君の手は残酷なまでの未熟さで握りしめてる溢れる愛を

君の手は残酷なまでの未熟さで握りしめてる溢れる愛を

短歌。残酷なまで、というフレーズを使ってみたかった笑
若い頃は若い故の、ナイフみたいに尖ってら~があり幾分傷ついた。もちろん私も傷つけた。

でも、好きだったんだよね。

切り刻み命頂く真夜中の野菜スープが身体に沁みて

切り刻み命頂く真夜中の野菜スープが身体に沁みて

短歌。昔、結構なダイエットをして手の爪10本全部が横縞ボーダー柄になり伸びなくなった。肌も髪もカサカサ。痩せても全く美しくなく、体力気力も削がれ、これって栄養失調ちゃうの?とやっと思った。
肉を食べ牛乳や卵を食べて、正常な爪に戻るまで数年かかったよ、、、、

ダイエットしてるのに、真夜中になると食べたくて食べたくてどうしようもなかったり。
食べると自己嫌悪で吐いたり。
うーん😅ダメじゃんね、、、

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まだ人ね見てられニャいわいつの日か猫になるんだメタモルフォーゼ

まだ人ね見てられニャいわいつの日か猫になるんだメタモルフォーゼ

短歌。猫と暮らしている時、本気で猫が羨ましく猫になりたかった。
私がドッタンバッタン足掻いていると猫は心配そうに、でもたぶん半ば呆れて、見守っていてくれた。

猫、に限らずとも
動物は目の前のことだけを見ている。
それがとっても眩しい。

足早に抜ける裏道咲く花に遠回りする勇気願った

足早に抜ける裏道咲く花に遠回りする勇気願った

短歌。私はトロいのに焦りやすい。
何をするにも心の準備が必要で時間が倍かかる。

なんだか時間を有効に使えていないのでは?と思ってしまうのだけれど

サッと出来ない不器用な自分の
時間の使い方なんだと認めるしかない。
と、割り切れたらいいんだけど
まだまだ焦る私なのだ(^-^;

そして、近道をしようもんなら
盛大に躓くので、

時間がかかっても、あえて遠回りしようかな笑😄それはアカンか。

見つめればイジワルばかり言う君の優しい瞳知っているから

見つめればイジワルばかり言う君の優しい瞳知っているから

久々の短歌。ノロケではない。時々ビックリするぐらいデリカシーのないことを言う夫である(自覚なし)たぶん天邪鬼。私が見つめる(睨む)と、アッ(゜ロ゜;、っ顔してる笑

ぬー。絵を描きに行きたひ。