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noteに投稿した詩をまとめました。 (pixivでは、過去作や詩集等も投稿されてます。よければそちらもよろしくです!→https://www.pixiv.net/users/6…
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2022年9月の記事一覧

「無力なまま。」(詩)

「無力なまま。」(詩)

自責が募る。

後悔が積もる。

無力さの痛感。

脳ミソに響けば。

耳鳴りの中で真相を掴む。

体力が削れ、身を焦がす。

「言葉」

最善策を探す。

救いの声を見つけ出す。

……刺さるように、現状を壊せるように。

最低なフレーズ。

誰よりも理解できなくて。

……劣等感が、僕を蝕んだ。

人の為を思って、失敗する。

失敗する。

繰り返してきた。

ボロボロになりながら。

ドロド

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「貴方と彼方。」(詩)

「貴方と彼方。」(詩)

文字を並べて、伝えていく。

文字を踊らせ、表現の先へ。

「言葉」は美しい。

儚げに散り、

風に飛ばされて、遠くまで。

色んな人を、繋ぐファクター。

青空に爽やかな風を。

雲がそよぎ、木は揺らめく。

僕らはhuman

抱えて、詰め込んで、それでも生きる。

魂と心の在処まで。

うまれたから。

僕らはいきている。

僕の中で、誰かの中で。

「あなた」は

重要なオブジェクト。

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「追い詰めて」(詩)

「追い詰めて」(詩)

鬱々とした笑顔。

全霊で表現して。

形骸化している。

壊れていて、心は揺れる。

姿形は黒く翳る。

自らを破滅に追い込む姿を。

傷を。

見て描くしか能がない。

見ていると

何故か、責任を感じた。

喪うことを思った。

……自分のことのように、辛かった。

見ていて痛々しい

傍観者。

……ただ、見ることしか出来ない。

(言い聞かして、黙らす弱さ。)

風に靡く髪。

笑う姿。

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「夢の続き」(詩)

「夢の続き」(詩)

夢の続きを描く。

途切れてしまった、その先へ。

栞を挟んだその先へ。

未完成で終わった、その先へ。

続きを描けなくなる

……その時までは。

夢の続きを描く。

見たことのない空想を歩き回った

幸福を。

空に浮かんだ明晰夢も。

全部。

僕の中に眠る

物語。

この物語が、全て

終わるまでは………

壊れたラジオとなくしたセカイ。

延々と、同じ詩を繰り返す。

(……ああ、せ

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「旅立つ青空。」(詩)

朝、目が覚めて。

窓の外から、覗くセカイは

いつまでも綺麗で。

一瞬だけ
暗く、透明に滲む。

この目に移る景色。

流れていって。

影に隠れて。

想い出は
とおく、遠く。

僕はそおっと、背を向けて。

夕日から逃げた。

囲う灯りから遠ざかった。

走って、走って、繰り返して。

……またひとつ、誰かとの関係を失う。

暗い部屋の中。

後悔したって、寂しく想ったって。

わかってい

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「夢幻に染まる。」(詩)

「夢幻に染まる。」(詩)

目を瞑る。

暗闇に風が吹き抜けて、

僕の心は宙へ消えた。

心を与えた代償。

視野は狭く、狭苦しい中、焦燥感。

もっと、好きに。

(……もっと、自由に。)

このセカイを変えて、変えて……

新たなセカイへと……

描く空想は、背中を押して。

手に汗を握り、滲んでいく。

(……残酷な運命など、気にも止めず。)

「これから、僕は………」

邪魔するものは全部壊して、

残る罪悪感に目

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「打ち砕け、その心も。」(詩)

「打ち砕け、その心も。」(詩)

理由は定かじゃない。

方向も決まってないけれど。

「----何か、描きたい。」

瞬間、身体は動いている。

人のココロはしれないけれど。

文字を繋げて、並び替えて。

自分の心を形にしていく。

他人に見えるカタチ。

自分に見えた形。

わかんなくても、描かれている。

自己

それは「僕」

他人

それは「君」

心も魂も、なにもかも。

僕とは違って、だけども似ている。

「描いて

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「憧憬。」(詩)

「憧憬。」(詩)

電車に揺られ、その向こう。

普段運ばれる地点より先。

(……その先に、何があるんだろう?)

未解放のマップ、

まだ見ぬ舞台に憧れを抱き。

舞い散る姿。

ぼんやりと、夢想に耽る。

暗闇の先。

焦がれた光の痕。

人に揺られた孤独感、

戻れない安らぎを覚えて。

街を歩く。

自分は、

所詮有象無象の一つでしかない。

……それでも、輝くことを夢に見る。

自己肯定感の低さ。

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