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作品の物語

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製作した作品の解説です。 ひとつひとつに物語があります。
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#満月

【作品の物語】玉兎を探す神マヤー

【作品の物語】玉兎を探す神マヤー

満月の夜に知恵を授けてくれると言われる琉球の神猫、神マヤー。

今宵は、月を見上げて玉兎を探します。
玉兎はこちらを見ているだろうか?

【作者コメント】
親指サイズの神マヤーがかわいい作品です。玉兎は満月に凹凸を作り、角度によって姿が見えます。
神マヤーと一緒に月を眺めてみてください。

【作品の物語】可惜夜の神マヤー

【作品の物語】可惜夜の神マヤー

満月の夜に現れる琉球の神猫。
夜の終わりを惜しみながら、
星を眺めます。
次の満月には何が起こるでしょうか。

【作者コメント】
こちらの作品は、当初作品計画には無い物でした。
神マヤーシリーズを描くうちに、横長で鮮やかな青の作品が欲しいと思い急遽描き上げました。
夜明けが迫る空と、神マヤーの瞳の色を合わせています。

【作品の物語】月待ちの神マヤー

【作品の物語】月待ちの神マヤー

満月の夜に現れる、
琉球の神猫マヤーは早く満月が来ないかと空を見上げています。

月を待つ間は、書物を読んだり
上に乗っかったりしています。

【作者コメント】

知恵を授けてくれるという神マヤーは一体どこで持ったのだろうか?

そんなところから生み出された作品です。

読書家だったらかわいいのではないか?

と、神マヤーしか読めない不思議な本を背景に描きました。

その他、琉球紅型に使われる伝統

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【作品の物語】思考する神マヤー

【作品の物語】思考する神マヤー

琉球の神猫マヤーは、
満月の夜に現れ、
知恵を授けてくれます。
どんな知恵が良いか?
深く思考している様子です。
決して…寝てはいません。

【作者コメント】
こちらは、作家仲間のお家のかわいい猫さんをモデルに描きました。
白くてふわふわの神マヤーにピッタリです。
キュッと目をつぶった写真がとても愛らしかったので作品にしました。
小籠包のような白い手もたまりません。
背景は、琉球紅型に使用される吉

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【作品の物語】月を見上げる神マヤー

【作品の物語】月を見上げる神マヤー

「月を見上げる神マヤー」
金潜紙・アクリルガッシュ
4×4㎝

満月の夜に現れる琉球の
神猫マヤーは、知恵を授けてくれます。
今宵も満月の下、訪れる人を
楽しみに待っています。

【作者コメント】

こちらの白ふわふわ猫は、
作家仲間のお家の子をモデルにしています。
白くてふわふわで尻尾の先が黒い神マヤーにとてもピッタリ。

シリーズでいくつか描きましたが、こちらの「月を見上げる神マヤー」は洋室に

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【作品の物語】素敵な三匹組 満月の旅・三日月の旅

【作品の物語】素敵な三匹組 満月の旅・三日月の旅

神秘の黒猫シリーズです🐈‍⬛

星読み博士の黒猫たちは旅に出る、
三日月に向かって自信満々に
空飛ぶ箒を操る。

旅の帰りは大きな満月が
迎えてくれました。
箒の旅も慣れ、
横乗りを出来るようになりました。
後ろには古の星座、ネコ座が輝きます。

【作者コメント】

この神秘の黒猫シリーズは、世界の中で私が魅力的に思う文化を混ぜながら描いています。

この黒猫たちは、占星術を学ぶ星読み博士です。

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【作品の物語】月面の龍

【作品の物語】月面の龍

月に住む龍がいる。

月が輝いている時にのみ
月面に姿を表す。

その体は月の光を受け
あやしく光る。

月がない夜は
一体どこにいるのだろうか。

それは誰も知らない。

龍の鱗を描く時の下塗りは、
月面のように複雑にしたので実物の鱗は今までの龍シリーズより不規則な色味になっています。

【解説】
2種類の雲を描き分け、
月の世界と人の世界の狭間から、
少し龍が顔を覗かせるというイメージで描きま

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【作品の物語】月夜の遊び

【作品の物語】月夜の遊び

満月の夜、
目を輝かせた猫又は
笛をしゃぶったり、
三味線で爪を研いだりして
遊んでいます。

二匹で楽しそうにしていると、
蝶々も集まって来ました。

夜はまだ始まったばかりです。

楽器を演奏しているフリ
のおふざけ猫又を描きました。
着物はお揃いのようで
少し模様が違います。

個展に出品予定です。

【作品の物語】寒月の九尾狐

【作品の物語】寒月の九尾狐



冬の満月の下
現れたのは白い九尾狐。

美しい毛並みに
月の光が映り
金色が輝く。

九尾狐の息が
かかった草花は
凍りつき、月と同じように
輝き始めた。

こちらの作品は、
すこし変わった紙を使っていて
その表情を生かせる様な
作品にしました。

寒月の九尾狐
紙・アクリルガッシュ

額17×16㎝ 絵7×6.5㎝
【個人蔵】

【作品の物語】猫又夜行

【作品の物語】猫又夜行

7月のイベント用に製作した新作の紹介です。

「猫又夜行」
9×9㎝(額込13×13㎝)
色紙・アクリルガッシュ
(個人蔵)

満月の夜、踊りながら歩く猫又たちです。

月が出ているのに、猫又たちの猫目時計は
昼を指しています。

蝶が舞い、梅が咲き、夜空には小波の煌めきが美しいこの場所は現世と常世の狭間です。

ここからどこへ向かうのか?

それは、猫又たちが知っています。

今回、モチーフ

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