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【作品の物語】月面の龍

月に住む龍がいる。

月が輝いている時にのみ
月面に姿を表す。

その体は月の光を受け
あやしく光る。

月がない夜は
一体どこにいるのだろうか。

それは誰も知らない。

「月面の龍」
金潜紙×アクリルガッシュ
寸松庵サイズ(136×120mm)

龍の鱗を描く時の下塗りは、
月面のように複雑にしたので実物の鱗は今までの龍シリーズより不規則な色味になっています。

【解説】
2種類の雲を描き分け、
月の世界と人の世界の狭間から、
少し龍が顔を覗かせるというイメージで描きました。

持ち主を天空から見守る
月影の龍と対の作品です。

2023年の個展に出品予定です。

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