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私は飲み屋の女将です!自分のお店なんだから好きなようにやる!

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神田で間借りで飲み屋を始めてから、考えたこと、迷ったことなどをまとめた記事です。一般的にいいと言われていることが呪縛になることもあったから、やり方は一つじゃないいう参考になればい… もっと読む
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儲けの基本は逆張り!一匹狼になる勇気を持てば、運が開けるかも!?

儲けの基本は逆張り!一匹狼になる勇気を持てば、運が開けるかも!?

今年の4月、緊急事態宣言で最初の時短営業をしていた頃、

前職が証券マンというお客さんが来てくれた。

その頃は、コロナがどんな病気かよくわかっていなかったから、

夜の神田もほんっとうに人通りがなくて、

お店開けててもお客さん来るのか?っていう感じだった。

だけど、まあ、私はお店が好きだから、開けてた。

そしたら、そのお客さんに、

「周りのお店は全然開いてないから、逆に開いてるお店に人は

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飲み屋が料理を諦めた日②:なんかむしろ理想のお店になった

飲み屋が料理を諦めた日②:なんかむしろ理想のお店になった

料理を諦めて、お客さんの期待に応えられなくなった。

だから、それまで来てくれてたお客さんは足遠くなった。

でも、そんなお店をおもしろいと言ってくれるお客さんが来てくれるようになった。
しかも、お土産を持って!!

例えば、今週もらったもの↓
ゆず七味チーズ
クッキー
鶏スモーク
サラミ
ごぼう天
牛すじ煮込み
箱根名物燻製たまご
長野県産シードル
クラフトビール
日本酒
博多うどん
神田の名店

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料理を諦めた日③:「集客=善」ではないことを知った。今のお店が私にはちょうどいい。

料理を諦めた日③:「集客=善」ではないことを知った。今のお店が私にはちょうどいい。

「この店は、あんまりwebで集客とかしないほうがいいんじゃない?」

GoToイートのサイトに登録するかどうか、近くの居酒屋さんに相談してたときに言われた。

え?
飲食店に集客って大事でしょ?

確かに、私のお店は、木金の夜しかやってないので、グルメサイトに載ってる訳もなく、常連さんの大半は、店の前を通りかかって入ってくれた方ばかり。

そして、GoToイートに参加するのも、お客さんを増やそうと

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お客さんの数に一喜一憂しないために。

お客さんの数に一喜一憂しないために。

お店をやってると、お客さんが多い日、少ない日がある。

特に飲食店が水商売と言われるのは、売上が水もので、天気(雨)にも左右されるかららしい。

お客さんの数って、気にし始めると心理的ストレスがすごい。

私は、これをどうにか克服したいと思ってた。常に平常心でいるにはどうすればいいか。

私が採用した考え方は、「お客さんが多くても少なくても自分のせいではないと思い込む」。(意志の力が必要。)

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お店を続ける上で、一番の敵は自分だった。

お店を続ける上で、一番の敵は自分だった。

今となっては、飲み屋の女将が自分の天職だなって思っているけど、始めて1年くらいは、いつ辞めようかってずっと思ってた。

自分は飲食店の経験もないし、料理もしないし、お客さんはなぜこの店にきてくれるのかなってずっとわからず、不安だった。

この不安から逃れたいといつも思ってた。

すごく不思議なんだけど、お客さんが来てくれるのを待ってるのに、いざ来てくれると、期待に応えられないんじゃないか、どうした

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個人事業主のみなさん、自分の商品の値付けって難しいよねって話。

個人事業主のみなさん、自分の商品の値付けって難しいよねって話。

サラリーマンしてた時は、BtoB
(会社対会社。←この言い方ってメーカー特有って言われたけど本当なのかな?)の仕事だったから、値段交渉も、会社の看板を背負って堂々とできた。

だけど、個人事業主は、自分の商品の値段は、自分で決めなければならない。

そりゃ、安い価格設定の方が喜ばれるのはわかるけど、家賃もあるし仕入れ代も私の生活だってかかってる訳で。

一応、飲食店は、原価率30%っていうセオリー

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自分のビジネスが社会に必要かどうかは、自分で決めるんだ

自分のビジネスが社会に必要かどうかは、自分で決めるんだ

昨日、木曜日の常連さんの若き経営者(社長と呼んでいる)と、彼の仕事の話をした。

彼は、Instagramを使った集客の新規事業を模索している。

インスタ集客がうまくいかない人って、フォロワー数を集めるための地道な活動を続けることができない。十分でないまま集客して、やっぱり集まらない、インスタなんて意味ない、となる。

と言ってた。あとは、

一攫千金とか、バズったりして成功したとしても、後で誰

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料理を諦めた日①:「飲み屋なら、料理をしなきゃ」の呪縛

料理を諦めた日①:「飲み屋なら、料理をしなきゃ」の呪縛

表題通り。
囚われてました、私。

料理は好きじゃないけど、最初は、めちゃくちゃ作ってたんです↓
(2019年1月の開店直後のインタビュー)
https://share-restaurant.jp/?p=2937

ぶり大根、サバ味噌煮、おでん、牛すじカレー、ポテトサラダ、玉こんにゃく・・・

お客さんの期待に応えようと思って。
喜んでもらえないと価値がないと思って。
飲食店の、あるべき姿を目指し

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東京に、学生時代の部室のような気楽な居場所が欲しくて、飲み屋を始めた。

東京に、学生時代の部室のような気楽な居場所が欲しくて、飲み屋を始めた。

お店を始めたのは、2019年1月。
未経験で始めて、はや1年9ヶ月になりました。

ここに至るまでの経緯を簡単に。

まず、11年働いたシャープを退職したのが、2016年の11月。

退職理由は、経営難から台湾鴻海資本になって、社内の雰囲気が少し変わったなと思ったからでした。

なんとなく、シャープって一流になりきれない田舎っぽさがあって、素朴な温かい感じが私は好きだったのです。

でも。

リス

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神田で、木金の夜だけオープンする山形地酒のお店

神田で、木金の夜だけオープンする山形地酒のお店

はじめまして!

神田のタイ料理屋さんを木金の夜に間借りして、山形地酒のお店を始めて1年9ヶ月になりました。

元々私は大学を卒業後、10年以上サラリーマンをしており、飲食店の経験や接客の経験はほとんどありませんでした。

でも、やってみたら本当に楽しい!

自分の天職に巡り会えた感じ!!

もちろん、最初は上手くいかなくて、迷ったり不安になったり傷ついたり、この心境に至るまでは、まっすぐの道では

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