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個人事業主のみなさん、自分の商品の値付けって難しいよねって話。

サラリーマンしてた時は、BtoB
(会社対会社。←この言い方ってメーカー特有って言われたけど本当なのかな?)の仕事だったから、値段交渉も、会社の看板を背負って堂々とできた。

だけど、個人事業主は、自分の商品の値段は、自分で決めなければならない。

そりゃ、安い価格設定の方が喜ばれるのはわかるけど、家賃もあるし仕入れ代も私の生活だってかかってる訳で。

一応、飲食店は、原価率30%っていうセオリーがあるから、それをベースにはしてるけど。

私のお店は、そんなに高いわけじゃないけど、決して安くはない。センベロとかでは全然ない。

だから、値付けっていつまでも自信がなくて。お客さんが少ないと、値段下げたほうがいいのかなっていつも思ってた。

例えば、100円200円値下げしたとして、自分は普通に普段そんな額無駄遣いしてるのに、もらう側になると、不安になるのは何故なのだろう。。。


そんな堂々巡りに、私の中で決着が着いたのは、全然違う業種の経営者の方に、値段の付け方を聞いてみたとき。

その人の考え方としては、毎回絶対得しなきゃっていうのではなくて、得したり損したりしながら、関係を作っていけたらいい、っていうことだった。

取引先に、「今回はまけてください」って言われたら、対応することもあるし、その次は、こっちの要望を聞いてもらうこともあるし、お互い様っていう関係で、取引している。

逆に、毎回値下げを要求してきて、得ばかりしようとする取引先とは、関係を続けられない。

とのこと。


これを聞いて、私の中で、値付けに対して、考え方がゆるくなった。

またもや、「値付けはこうあるべき」みたいなのに勝手に囚われていたなって思った。

私も、お客さんとの関係の中で、目先の利益に拘らないで、得したり損したりしながら、付き合っていければいいんだ。

そういうのが許される関係って、優しさを生む気がする。

だから、私は商品のお金は堂々ともらう。その上で、私が他に提供できるものは惜しみなく分け合っていきたい。

お金をもらうことを大層に考えていたけど、お金は、交流の道具なのだと思ったら、気が楽になった。


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