博多弁バリバリです。
週末や祝日は、過去の読書ブログからの転記が多くなってしまいますが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
2008年1月21日に投稿したブログより。
「読書中の必然」という言葉をご存知でしょうか。
たった今私が考えた言葉ですけど・・・。
今日は、隣の県までの日帰り出張。
最近は経費削減ということで、なるべく安くて早い交通手段を使うようにしていて、結果高速バスの利用頻度が高くなってきています。
かかる時間はJRとほぼ同じにも関わらず、費用は2分の1という経済的な乗り物。その上、3時間くらいの中でビデオ映画が2本も上映されるという特典付き。結構微妙な映画が多かったり、運転手さんが音声を入れ忘れていたりということも多いですけれども。
で、そんな魅力的な乗り物での移動なので、今朝は本棚の積読本の中から薄目の本を一冊手に取って家を出ました。
最寄のホームで読み始めると、何と舞台はここ九州は博多のお話。
百地浜という福岡ドームの近くの精神病院から脱走した患者二人が主人公。
この辺りって、週末にママチャリで家族でよく行くすぐ近所。
で、ホームに滑り込んで来た地下鉄に乗る頃には、主人公たちはその駅周辺の商店街へ。
ほんでまた、「天神で降りた」という件の際には、降りる人のラッシュに押されてちょうど自分も天神で一時下車。
まあ、ちょくちょく読んでいる件の駅にいるということは東京でもありましたけれども、ここまで一緒なのはちょっとないかな。
で、そこまでならいいのですが、とにかく今日はちょっとした日帰り出張。
何と車で移動し始めた主人公達は、私の乗る高速バスと同じルートで南下。
宇佐八幡の件では丁度宇佐の辺りにいましたし、別府に着いた時には主人公たちも温泉へ。
まあ、別府が私の目的地だったので、偶然はここまででしたが、主人公たちはこの後も南下を続け、ここ数ヶ月で自分が知った各県の名物料理がワンサカと紹介されつつ、これもここ最近慣れ親しんでるバリバリの博多弁のセリフがこれでもかとばかりに出てきます。
中には全然よく分からない言葉も。
しっかぶった
まりかぶらん
そいぎんた(どうやらこれは佐賀弁らしいです・・・)
あ、あと東京の人はご存知でしょうか。
いきなり団子。
不細工な格好の饅頭なんですが、中にサツマイモがドーンと入ってます。大きさもかなりあって、1個食べればお腹いっぱいになりますね。
作中からの引用となりますが、初めてのものも沢山ありますけど、酒も安いし食いもんも旨いし、「九州の人間は東京だけは認めるけれど、それでも人によっては東京より博多の方が偉いと思ってい」て「その他の地方のことはてんでバカにしていて、それは主に『九州より食い物がまずい』ということに由来している」のが何でだか、よく分かります。
自分は一応東京からなので、これでバカにはされずに済むのかしら、何て思ってホッとしたりして。
芥川賞のノミネート作品ですが、そんなに堅苦しくなく、サラサラッと読めます。結論がでないで終わるあたりが、どちらかというと芥川賞寄りなのかしら。
今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。
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