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自分に投資する時間を作る、習慣の先にあるメリットを理解する話。

習慣化を進める。ただただ、進める。

どうだいその後良い習慣は続けているかい?

「君は相変わらず唐突だね」

いやなに、君は最近お酒を飲む習慣、運動する習慣、読書する習慣、ブログを書く習慣、そんなものをなかなかに続けているじゃないか。

習慣のメリットをうまく使えているのかなって思ってさ。

「もちろんさ、悪い習慣をやめ、良い習慣を続ける。そうして、続けたい習慣は、なるべく易しく、魅力的に、満足できるものにしているよ」

「記録もつけているし、自然と体が動くようになってきたさ。やらないと気持ち悪くなるくらいにね」

そいつは結構なことだ。それだけかい?

「それだけって、どういうことだい?」

習慣のメリットってやつの真骨頂はその先にあるってことさ。

「それは初耳だね」

まあ、習慣化が進んでいたら自然にできている可能性もあるから方の力を抜いて聞いてくれればいいよ。

習慣化=プログラミング

まあなんというか例えるなら、習慣ってやつは、いわば体に刻み込むプログラムみたいなもんじゃないか。

一度習慣になれば、体はもはや勝手に動く。君がさっき言ったようにね。喉が乾いたら水を飲む。目が乾いたら瞬きする。そんな感じで体が動く。

「そうしたい」と思ってすることだけど、意識的かと言われたらそうでもない。毎日の通勤、通学なんてその最たるもんさ。

別の考えごとしながら気づいたら会社に着いていた、なんてことはないかい?

しかもだ。雨が降っていたら傘をさす。やめば傘をたたむ。また降ればさす。横断歩道が赤だったら歩みを止める。

こんなことすら割と無意識にやっていたりする。他に考えごとをしながらでも会社には行けてしまう。

「順次」ものごとを進める。条件によっては判断が「分岐」もする。似たような経験があれば過去の経験を「繰り返す」。

こんなふうに表現するとだ。習慣ってのはプログラムなんだと特に思うのさ。僕が娘にプログラミングを学ばせたいってのもこういった本質が習慣に近いと思うからさ。

「それも初耳だね」

意思力と時間を節約。自分への投資時間を作る。

さて、そんな無意識でできる習慣ってやつはさ。効率的で生産的なんだ。「意思力」も使わない。自動化されてる分手順も少なく考える必要もないから「時間」も少なくて済む。

人にとって時間は有限さ。いずれ寿命ってやつも向こうからやってくる。そう考えるとさ、習慣ってやつは時間を生み出すようなこともできるわけさ。

生み出した時間を君にとって幸せだと言える時間に充てることができたら素晴らしいと思わないかい?

家族との時間、友人との時間、趣味の時間、自分が幸せだと感じることができる時間に投資する。習慣ってやつはそのためにあるんだぜ。

「決まりきったことを繰り返すだけの習慣だらけの人生なんてつまんない」って考える人もいるけどね。

僕から言わせると逆なんだよ。自分のしたいことをする。創造的なことをする。今までできなかった何かをする。その為に習慣ってもんはあるのさ。

「意思力」や「時間」の無駄遣いをなくし、命っていう有限な資産を効率的に活用する。そうして自分のしたいことに投資する。それはとっても人間らしい生き方だと僕は思うがね。

「なるほどね、習慣のその先に産まれる時間をどう使うか、そういうことだね」

ま、平たくいうとそんなところさ。ほんとはどう使うかも語りたかったんだけど、熱くなりすぎたからこの辺にしておくよ。

「興味深いね。ではそれはまた今度頼むよ」

オーケー。そんなことより君の習慣化で産まれた時間で、行きたいキャンプ場があるんだ。当然付き合ってくれるよな?


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