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人前で話すことが怖いんです

プレゼンや自己紹介、一言お願いします、等の
人前で話すことがとても怖い。
一対一や、少人数で話すことは全く問題なく
むしろ好きであり得意な方だ。
堅い場、かつ人前で話す、という場面がとても怖いのだ。

もともと人前で話すことは得意ではなかったが、
社会人になって3年目くらいのこと。
大人数の前でのプレゼンの最中に緊張がピークになり、頭が真っ白に。
声は震え、心臓の高鳴りで胸が痛い。
途中は何を話しているか分からなくなった。
その後持ち直して話を続けられたが、この出来事が自分にとってはすごく怖くて、すごくショックだった。

そこからトラウマになり、人前で話す機会の前は
異常な緊張と動悸、声の震え、のどの渇き、
そして何よりここから逃げ出したいという恐怖心。
社会人として会社に属している以上、人前で話す機会はとても多く、
その度に苦痛であった。
人前で話すことを避けることが出来る場合は、どんな手を使っても避けてきた。
それでも避けることが出来ない場面も、もちろんあり、
すごく憂鬱で、不安で、苦しかった。
いざ話してみれば、おそらく他の人には気づかれることもなく、
普通にやり終えていたのだろうが、
わたしにとってはすごく足枷となっていた。

これが社会不安障害と気づいたのは二度目の休職に至った最近。

最初のトラウマ事件から約3年。

3年もの間、わたしは自分をあがり症だと思っていた。
あがり症が癖づいてしまったのだと思って、
治す、という発想になかった。

しかしこの恐怖に病名があるんだと知ったとき、すこし肩をなで下ろした。
病気だから仕方ないこと、治せる未来があること、たくさんの人が同じように悩んでいること。

「社会不安障害」で検索してみたり、「社会不安障害」の本を読んでみたり。

わたしはすべて社会不安障害に当てはまるわけではないが、
人前で話すができないのは綺麗に該当していた。

一度目の休職の時、自分がこの病気だとは気づかず、
そういう場面を避けることを選ぼうと思っていたが、
社会人として働いていく以上は、避けられない、乗り越えるべきものなのだ。
そして徐々にでも克服していける未来があるのだから、
向き合っていこう。

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