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日記

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#メンタルヘルス

老いに向けてアクセルを踏む

老いに向けてアクセルを踏む

体調は一向によくならない。喉の渇き、眩暈、倦怠感、どれをとってもこの夏が始まる前にはなかったクラスのものだ。
気候由来なのか処方が変わった薬の副作用なのか、それとも全く関係ない別の要因Xか、不明なので自分で適当に動くわけにもいかない。
メンタルクリニックに向かおうかとも思ったが、月に二度以上の通院になるというのが面倒であるうえ、そもそも病院のある街中に自転車を漕いで迎えるほどの体力がない。八月の通

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生命は必ずしも前進しない

生命は必ずしも前進しない

今日も今日とてぐったりと動かないまま一日を過ごした。

起きた瞬間にはもう疲れているし、そのまま寝ても一向に疲れはとれない。どうしろというのか。

マメに水を飲んでもトイレが近くなるばかりで一向に喉の渇きは潤されず、水を飲んでトイレに行って寝ての繰り返しをしているうちにくたびれきって一日が終わる。空虚さ具合では近年稀に見るレベルだ。生活保護も薬もあるのに全然改善する様子がない。

あれよあれよとい

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やっぱり外では生きていけない

やっぱり外では生きていけない

今日は月に一回のメンタルクリニック通院であった。
今日も今日とて全く起き上がる気力が湧かない寝たきりモードだったが、明日からしばらく雨の予報となっており、薬が切れた場合今よりもっとひどい状態になることが想像できたので、白目をむきながら起き上がり、シリアルと薬を胃に流し込んでシャワーを浴び、なんとか自転車に跨った。

我が家からメンタルクリニックまでは約三十分自転車を漕ぐことになる。
漕いでいる間は

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私の若さに同情しないで

私の若さに同情しないで

私はうつ病のために生活保護を受けている、今年で26になる男である。
この記事を読んでいる人からみて26という年齢が若いかどうかは考えても意味がないので置いておくとして、生活保護を受給している人々の中では恐らく若く、珍しいうちに入るだろうと思う。

近頃生活保護のケースワーカーさん以外の人、生活困窮者の支援をしている人と関わる機会があった。
その人と関わり始めて一か月と経っていないが、明らかに私にか

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点滴ストリーミング

点滴ストリーミング

久しぶりに頭痛がひどくなって、冷えピタを貼って一日中横になっていた。

スマホでソシャゲの周回をしながら、アームで吊るしたタブレットでずっと動画を流している。
垂れ下がったイヤホンのケーブルが点滴のように見えた。実際ほとんど点滴のようなものだ。他の娯楽を受け付けることができず、負担の少ない娯楽である動画を病的に摂取し続ける(ここで言う負担が少ないというのはごく主観的な話であり、ろくな休憩も挟まずに

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逃れ得ぬ〆切り

逃れ得ぬ〆切り

明日はこれまで先延ばしに先延ばしを繰り返してきた書類を提出しに行く日である。
何の書類かと言えば、障害年金の請求だ。四月の上旬に話をつけ始めたのでそれから実に二か月ほど経っていることになる。

今回の書類には私のこれまでの経歴のようなものをかなり詳細に書く必要のある欄があり、それを書くのが非常に億劫でこれまでずっと先送りにしてきたのだ。貰う身で何をほざくかと思われるかもしれないが、この書類が正常に

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自傷癖と処方箋

以前、ストレスが溜まったときや手持無沙汰な時に顔面と頭皮を血が出るまで引っ掻いてしまうというような内容の記事を書いた。

この件に関しては五月の通院でメンタルの先生に相談済みで、処方される薬を一種類増やして対応してもらうことになった。

結果として、その薬を飲み始めて以降、自分でも驚くほどにそういった癖がなくなっているのに気がついた。
これを自覚したのはついさっきである。無意識に行っていたことだか

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通院成功の舞

通院成功の舞

四月の終わりごろに体調を崩して以来、普段よりもひどい精神状態で生活し、その影響で通院もできていなかったのだが、今日ようやく外出して病院へ行き、薬を処方してもらうことができた。ひとまずは通院できない生活がずぶずぶと続くことを回避できて一安心といったところである。

先日、「五月病は必ずしも社会的なストレスによってのみ生じるのではなく、春に特有の気候状態によって誘発されている可能性があるのではないか」

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なんだか普段と違う感じ

なんだか普段と違う感じ

土日明けに強烈な倦怠感を感じて通院を後回しにして以来、普段と体調が若干違う気がする。
なんとなく浮遊感というか、常に頭がふらふらと覚束ない状態になっており、さらに睡眠時間が大幅に狂った。
この状態をなんとか解消しないと通院へ向けられる気力体力などとても用意できないが、なんだか自然治癒しそうにないような雰囲気も感じる。有体に言えば、これは薬を切らしたことから悪影響が生じているのではないかと考えられ、

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なにかしらの転換点にしか感じないような絶望感

なにかしらの転換点にしか感じないような絶望感

私は慢性的に絶望しているので、敢えて「絶望した!」と叫ぶようなことはかえって稀になってきているのだが、今日はその稀な絶望感に襲われている。

何もしていないのに物凄い疲労感を感じるし、やり場のない、表現しがたい薄暗い気分が続いている。起き上がるだけで体力の大半を使い切ってしまうし、普段暇をつぶしているような趣味を始め、目に映るすべてが色褪せて見える。
もはや眠るしかできることはなく、実際今日は一日

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眠いまま動く

眠いまま動く

最近は「これは寝たほうがいいな」というような眠気の中で無理やり活動している時間がかなり長くなっているように感じる。
午後四時からの昼寝明けの今もそんな感じで、少し油断すると目を瞑ってそのままもっていかれそうな感覚に陥る。まぁ今のこれは起き抜けだから仕方がないとしても、昼寝を始めた午後四時辺りはほとんど眠りながら活動していたのではないかと言えるほどの体たらくである。自動車を運転する可能性がない身分で

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カサブタぺりぺりマゾヒズム

カサブタぺりぺりマゾヒズム

瘡蓋、という言葉がある。読みは「かさぶた」。擦り傷なんかの出血を止めるために生物の肉体表面に発生するアレだ。
今回の記事、「カサブタぺりぺりマゾヒズム」は今日起きてしばらくして急に振ってきたアイデアで、表記をどうするか非常に迷った。
本題とは関係ないが書いておくと、私は文章を読みやすくするために敢えて漢字を使ったり使わなかったりカタカナの言葉を挿入したりすることがある。
ひらがなばかりでこうせいさ

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いずれ来る破綻の日まで

いずれ来る破綻の日まで

今日はケースワーカーさんが家を訪問する日であった。
まずは髪を切ったことに大いに驚かれ、体調やら生活やら通院やらについてひとしきり聞かれて訪問は終わった。
なんというか、悪いことは何もしていない(はず)なのに、やはり自分を監督する人物の訪れというのは緊張するものである。ひとまず今日のところは特に緊急性のあるような連絡もなく、穏やかな世間話といった調子で終わったが、チャイムが鳴らされた直後辺りはやは

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錠剤を流し込む

錠剤を流し込む

私は現在五種類の薬と一種類のサプリメントを使用している。
朝に飲むものと夜に飲むものとで別れてはいるが、飲むタイミングは大体食後で、四錠くらいの錠剤をまとめて口に放り込んで水で流し込んでいる。
喉を錠剤が流れていく感覚は独特のものがある。

数年間続いている習慣なのでなんということはないが、傍から見れば結構大変そうに見えるのかもしれない。
私も昔、映画だったか小説だったかで、錠剤をザラザラと流し込

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