- 運営しているクリエイター
#職人
パン職人の修造132 江川と修造シリーズ パン職人NO,1決定戦 Shapen your five senses
パン職人の修造 江川と修造シリーズ パン職人NO,1決定戦 Shapen your five senses
北風が吹いてリーベンアンドブロートの駐車場の落ち葉がクルクルと舞っている。
パンを買いに来たお客さん達はいつもならテラスでパンを食べるのだが最近は店内の暖かい喫茶コーナーが満員だ。
開店当初は不慣れだったスタッフも今では無駄の無い動きをしている。
パン粉(瀬戸川愛莉)はパンの品出しを
パン職人の修造130 江川と修造シリーズ 製パンアンドロイドと修造
リーベンアンドブロートが創業して半年が過ぎた。
修造と江川は2人で生地を成形してバヌトンという発酵の為のカゴに入れていく作業をしている。
そしていつも気の利くカフェ部門の岡田はテキパキと店の清掃を済ませ、窓ガラスの汚れがないかチェックしていた。
そのガラスの向こう、駐車場兼入口の方から『基嶋機械』の営業マン後藤とその他三人の男が歩いてくる。
岡田は店の前に移動して、出迎える為に立って待って
パン職人の修造113 江川と修造シリーズ ロストポジション トゲトゲする空間
「ぼくそんな事してないよ」
西森と大坂はその瞬間は見ていなかったが「そんなわけないだろう」
「絶対触ってないと、、、思うけどな」
と冷静に言っている。
立花は「その場所は狭い所なんだから今度からあなたも当たらないようにしなさいよ」と注意してきたので白栂は「セクハラ!」と捨てゼリフを江川に言ってまた作業に戻った。
江川は困って事務所にいた修造に相談した。
「僕触ってません」
「お前がそんな
パン職人の修造105 江川と修造シリーズ リーベンアンドブロートができるまで
3ヶ月の工事期間を経て、いよいよ工場で仕事出来る様になった。
プレオープンは1週間後。
パンロンドのみんなや鳥井シェフや大木シェフにも来てもらうことにして律子に招待状の葉書を書いて貰った。
「なにこれ!桐田美月って?本物の?来てくれるわけないじゃ無い!それに売れっ子お笑い芸人のマウンテン山田さんまで招待状出すの?厚かましい。それにこの住所あってるの?」
「江川が出してくれって言うんだよ。絶対