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オタク備忘録

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些細なオタクのお気持ち関係。 オタクとしての在り方とか、感想文などをまとめました。
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#エッセイ

命を火に焚べる女たち

命を火に焚べる女たち

少女歌劇レヴュースタァライトの舞台少女たちや、マクロスΔのワルキューレ。
私が好きな、歌って踊る(あるいは奪い合う)女たちである。

それから、歌って踊らないが、輪るピングドラムの荻野目苹果ちゃん。姉の桃果も。

彼女らは、作中に命を火に焚べる、あるいは燃やし尽くすし、焚べても再生産されて帰ってくることもある。
なんにせよ、命を燃やす女だ。

舞台少女は走り続ける為に、女の子としての普通の幸せや過

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物欲が家出した

物欲が家出した

ここ数年間、物欲が全然ない。
勿論、全くないわけじゃない。衝動的に心がときめいて「欲しい!」と思った服は絶対買ってるし、沼落ちしたアニメ作品は円盤ことポチっている。

ただ、数年前に比べると、「欲しい!」と思う頻度は明らかに減っているし、欲しいものを尋ねられても、すぐに答えられないことが増えた。

元々の性格的なところはあるかもしれない。
私は生粋のドケチだ。
ドラッグストアに行ってはネットの価格

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つづ井さんは生きる元気を与えてくれる!

つづ井さんは生きる元気を与えてくれる!

つづ井さんの絵日記がメッチャ好きなんです。
リモート夏祭りとか架空の彼氏のやつなど、もともといくつかのエピソードは知ってたけど、前にDMMブックスのセールしてた時に、「まるごと腐女子のつづ井さん」を買ってから、より大好きになりました。

ちなみに、購入当時は「裸一貫!つづ井さん」と「腐女子のつづ井さん」が別シリーズだと知らず、この前裸一貫の四巻買うまで、裸一貫シリーズを読んだことないことに気付いて

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スタァライトと幾原邦彦作品が繋がってしまう理由を考えた

私が最初にスタァライトに出会ったのは、TVアニメ版から。
初見で「なんじゃこれ!!??変身(?)シーンオシャレすぎる………………きらめき……………」という感情で、背中から沼へ落とされました。

今から考えると、こんなに刺さるのも無理もない。
私は幾原邦彦作品が大好きなのですが、
スタァライトの演出や、スタァライトの「よくわからないけどすごいおおきな感情の波で物語が終結する」というところが、めちゃく

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DMMブックス70%オフキャンペーンを通して、欲望と向き合った話

DMMブックス70%オフキャンペーンを通して、欲望と向き合った話

学生時代、書店でバイトをしていました。
ただのしがないレジ係なので、市場の細かいことはわかりませんでしたが、それ相応に、当時何が流行っているのかを、うっすら感じとるなどしていました。

具体的には、村上春樹の新作が出たとか、鬼滅の刃が小学生にもウケているとか、そういう感じのことですね。

流行り以外にも、タイトルとかで結構興味のある本とかもあったんですけど、なにぶん学生だったのでお金がなく、読みた

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嬉し懐かしジャンルの新作のおかげで、寿命が伸びた話

嬉し懐かしジャンルの新作のおかげで、寿命が伸びた話

虚無と戦うかぬれです。
ご機嫌麗しゅう。私は今日も虚無です。

具体的にどのくらい虚無かと言うと、最近コンテンツを全然追えないくらいには精神的にも体力的にも虚無です。
名付けて百点満点虚無。悲しい生き物。

昔はアニメとか死ぬほどみてたんですよ。本当に。
具体的にはかなめもとかけいおんとかハルヒ二期とかあのへんの時代。
今毎週見てるのなんて、プリチャンとミュークル、ゾンビランドサガRだけですよ。本

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「やってみなくちゃわからない、わからなかったらやってみよう」プリチャン最終回へ向けて

「やってみなくちゃわからない、わからなかったらやってみよう」プリチャン最終回へ向けて

2018年4月から放送開始した「キラッとプリ☆チャン」。
プリティーリズム、プリパラに続いてプリティーシリーズの三作目として、三年かけて、女の子の夢を応援してくれていました。

「やってみなくちゃわからない、わからなかったらやってみよう」
これは、プリチャンが一年目から、ずっと作中で訴え続けている台詞であり、一貫して向き合ってきたテーマでもある。

一年目は、主人公たちが「やってみなくちゃわからな

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