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音の意味と世界の視野
音が世界の視野と等しいのなら、その聴いているという事実の派生のなさは確信的だが、どの音に意味があるのかはゲームの主体にとって必然的ではない。もし映画の中に視野に収められることのない浮いた音があるのだとしたら、それは雑音でありノイズであり意図的に配置された無意味さでしかないだろう。しかし生活音や環境音が社会的ゲームの規則とリンクしている場合は、どの音が意図を発していてそうでないかを識別することが「
もっとみるAve Mujicaの世界
この記事はアニメ「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」の考察です。不快に感じたり面白くなかったりすることがあるかもしれませんがご容赦ください。
キャラクターに感情移入することの重みとは何かについての考え方があります。あるキャラクターに対してそれが「かわいい」とか「かっこいい」とか判断する評価のことです。それはあるキャラクターが愛されているかどうかを確認するための儀式でもあり
人間らしさを模造する消費経済のアンサンブル
この記事はアニメ「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」の考察です。不快に感じたり面白くなかったりすることがあるかもしれませんがご容赦ください。
まずこの物語の私なりの構造を定義しましょう。それは『CRYCHIC』がなぜ解散したのか、ということです。もちろんメンバーの一人である豊川祥子が『CRYCHIC』を終わらせた、というのはストーリー的な事実です。そして『MyGO!!!!
書くということがゲームを呼吸する透明さに結晶化する
書くということがいまでは売春のように響く影響を被らないためには常に賭けられている世界の存在を感知することが必要だ。『本』というもの、かつて社会や読者からかけ離れた場所に保管されていた知識はネットにおいてそれ自体賭けられている重力を曝け出した。そう、そこで常に読んだ本の履歴が参照され人は書くということを止めてしまう。そこには他人に伝えられる内容とその雰囲気が共感に流される気配を遮断することができない
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