【UPDATE】落ちてた財布と壊れたCDウォークマン(自己紹介15)
皆様、こんばんは!
埼玉県越谷市で、がやてっく株式会社という小さな会社を経営している小栗義樹と申します!
本日は僕の自己紹介記事「ちょうどいいハンデだ」のUPDATEをします。
本日アップデートする元ネタはコチラです。
アップデート記事とは何かというと、
・当時書いた本文(下線部分内)を少しだけ修正・加筆する。
・冒頭の挨拶文(これ)を完全リニューアルする。
・文末は有料パート。過去に書いた自己紹介を読み直し、思ったことや違った視点・別の切り口などを加筆、思い出した新たなエピソードなども追加します。
有料部分はかなり尖った話をします。その話の先に、皆様の日ごろの生活に役立つ何かがあればいいなぁと思っております。
今日は個人的に「僕の好きな記事」「印象に残っている記事」になります!この日はちょうど、妹に子どもが生まれて、僕が叔父になった日でもあります。その結果、この自己紹介記事の中にも姪が侵食しています(笑)
今回は、そんな姪の部分をカットしてお届けします(笑)
姪が生まれたばかりの、僕のたるみ切った感じを楽しみたい方は、上記のリンクから当時の記事を読んでくれると嬉しいです(笑)
この記事は、僕の創作の1歩に繋がる記事でもあります。UPDATE部分は、そんな創作に関するお話をしたいと思っています。思い入れがある記事です。楽しんでもらえたら嬉しいです!
それでは参りましょう!
この記事は、2023年1月12日に投稿した、僕の15本目の自己紹介記事です。
6年生の頃は、毎日R君と下校していました。家の方向は若干違うのですが僕が毎日のようにR君の家の方まで行って、そこから自分の家に帰る。
こんな感じだったと思います。
おかげで家に着くのは夕方です。
帰りが遅いとよく母に怒られていました。
R君は習い事を沢山やっていました。当然遊べる時間も限られています。でもなぜか、隙間時間でさえずっと一緒にいたと思います。
遊び方も大分変化しました。
今まで、遊ぶと言ったら友人の家でゲームをする。公園にいく。これが通例だったのですが、R君とはご飯を食べに行ったり、スーパーの屋上のトランポリンで遊んだり、メダルゲームをやったり、テニスやボウリング、卓球なんかをしたりしました。
早い話が、アクティブでお金を使う遊びが増えたのです。
この当時通っていた、越谷市の町中華代表「珍来」は今でも行きつけだったりしますし、卓球もボウリングも今では数少ない得意な運動だったりします。
ここで、「絶対にやってはいけない行為」が登場します。
当時、小学6年生の頃の僕のお小遣いは1,000円でした。
町中華とはいえ、当時の外食は最低でも600円以上はかかります。
そんなに頻繁に通う事なんて、小学生には無理です。
お年玉なんかももらっていましたが、基本母に預ける形になっていました。僕の金遣いが荒かったのもあるのですが、悲しい事にこのお年玉は大体母に使われています。
これが後の僕の借金地獄に繋がる布石になるなんて、この頃は思ってもいませんでした(笑)
では、どうしてそんなに頻繁にこれだけお金のかかる遊びが出来たのか。
僕は小学6年生に上がったばかりの頃、落ちていた財布からお金を抜いたことがあります。
その財布には3万円ほど入っていました。
R君との家に向かう途中、駐車場があるのですが、すみっこに溝みたいな部分があって、そこに落ちていました。僕、拾う2日前から落ちているのは知っていました。
普通気づいたなら拾って交番に届けるべきです。
でも、その時の僕は見てみぬふりをしました。そして、次の日もその駐車場の隅をみたのですが、まだ財布が落ちています。その次の日も・・・
2日後、とうとう僕はその財布を拾いました。そして、中身を確認します。小銭入れのような財布で、キティーちゃんが描かれていました。中に落とし主を特定できるようなものは入っていませんでした。
僕、クズです。
この時、一切の葛藤なく財布の中身を抜き、財布は見えるところに置きました。
そして、そのお金を使ってR君と遊んだのです。
ちなみに、R君も別のところで財布を拾い、家に持ち帰ったみたいでそのお金を使って遊んでいました。偶然にしては出来すぎですが、当時本当にあった話です。
2人とも落ちていた財布のお金を使い、遊んでいたのです。
分かっています。
今は反省しています。これは絶対にやっちゃだめな行為です。振り返ると決めた時、この事を書くかどうか悩みましたが、ダメな事も恥ずかしい事もすべて書くと決めたので書いています。
あの時の僕には善悪の概念なんて存在せず、目の前のお金を見て遊びたいという欲だけが働いていました。人は、目の前の欲望に一瞬で飛びつきます。ちなみにこのお金の件は誰にもバレずにここまで来てしまいましたが、僕は大人になるにつれて後悔が増していきました。
この件を思い出すたびに、欲に飛びつくのはいい事じゃない、ロクな結果にならないと思い直すようにしています。
欲ではなくチャンスに飛びつく。
この考えが僕にはずっとあって、今の仕事や活動に大いに役立っています。
先ほども書きましたが、今は反省しています。そして、この件はここに書いたことで成仏させます。同じ過ちは繰り返しません。
もしも今、過去の過ちを引きずっている方がいたら、ここで一緒に成仏させましょう。過ちは反省して繰り返さないようにする以外、取り返す方法はないです。
過ちは、大体が欲から生まれます。欲ではなくてチャンスに飛びつく。覚えておくと、いざという時、この考えがストッパーになって、もう一度正常な判断をしなおそうと思えるようになると思います。よければ使ってみてください。
僕はそんなお金を使いR君と遊んでいました。
6年生なんて、お金の使い方を知りません。大きなお金を使った遊びなんてしないから、このお金でわりとずっと遊んでいました。その間に、お小遣いが貯まっていきます。だから、ずっとこんな遊びをすることができたのです。
この頃、お金を使って遊んだのはご飯を食べにいくこととトランポリンです。メダルゲーム・ボーリング・卓球・テニスは無料でした。
テニスは道路でやってました。メダルは落ちているメダルを拾って遊び、大当たりを引いたことで大量のメダルを獲得。貯メダルしていたのでお金がかかりませんでした。
ボーリングや卓球は同じ、施設内にあったのですが「無料券」というものが存在していました。1ゲームが無料になる魔法のチケットです。当時、この無料券が市内の特定のお店においてあり、R君を含めた複数の友人と一緒にこのチケットをひたすら回収していました。
僕は「無料券設置店予測システム」というものを作成しました。
これはR君と2人で作った初めての合作システムでした。
ボーリングが無料でできる券です。おひとり様1枚までと書いてある店がほとんどでしたが、見つけた人はほぼ必ず持っていくため、当然すぐになくなります。
卓球の券なんてもっと少なかったので競争率がぐんと上がります。
この無料券、発行している施設が2週間ごとに特定の店に巡回する方式で置いていました。僕達は、その巡回している店と置かれる順番、置かれる大体の日にちをリストにして、市内の地図に点を置いたのです。
すると、ある法則がある事に気づきました。
この瞬間、僕達は次にどの店に大体いつこの券が置かれるのか分かるようになりました。最初はこのシステムを利用してチケットを回収し、沢山貯めて遊んでいました。
そのうち、クラスの少々イカれた友人がこのシステムのウワサを聞きつけ、僕達に接触を図ってきました。そして、協力してくれるのなら、ボーリングと卓球のチケットを分けてやるという事で同盟を結び、この魔法のチケットを独占しようとします。
これは恐らくです。推測でしかありません。
このシステムを考案してしばらくの間、無料でボーリングや卓球を楽しんでいました。がしかし、4か月を過ぎたあたりからこの法則が変わったのです。そして、そこから2か月もするとこの無料チケットは無くなってしまいました。
多分、施設側が気づいたのでしょう。
狙い撃ちしている連中がいることに。
ここも推測ですが、この巡回ルートの特定って僕達以外にもやっている人いたと思うんですよね(笑)
そうなると、僕達を含め特定の人間しか無料券を提示しなくなるじゃないですか?
だから、お店側も慌てて対策したのかなと。
今の僕ならこのチケットを売って1ゲームの料金よりも安く叩いて販売しようと考えます。当時は小学生なので、そんな事思いませんでしたが、僕達よりも大人でこの法則に気づいていた人がいたなら、多分やったでしょうね。
そんな事が頻繁に起こっていれば、対策を打つしかありませんし、最悪辞めるという判断をせざるをえません。
その施設は、僕が高校生の頃には閉店してしまい、今はスーパーが出来ています。
この場をお借りして、あの頃はすみませんでした。
そんな事をやっていたものですから、ちょっとイカれた人が多かった6年2組で僕には友達が増えました。基本はR君とずっと一緒にいたのですが、クラスでも声をかけてくれる友達が増えたのです。
僕達の遊び方は、少々度が過ぎていたかもしれません。今では悪かったと思っています。ただ今思い返すと、僕はこの頃から実体験的に商売の感覚、情報を操る感覚を脳みそに刻み込んだのかもしれません。
真っ黒新聞も、無料券設置店予測システムも、結果的に情報や印象を操作するためのツールでした。
この頃の僕は、心の片隅で自分が創ったシステムが人を動かす快感に酔っていたのかもしれません。
最後に1つ。6年生の頃を語るうえで忘れられないエピソードをお話しします。
CDウォークマンの話です。
僕はこの頃、ジャンプマンガやアニメにどっぷりハマっていました。ブックオフで昔のマンガを読み漁ったりしていました。R君とテニスをやっていたのもマンガ「テニスの王子様」の影響です。
この頃、アニメや漫画以外にもう1つ衝撃的な出会いがありました。
音楽です。
僕は6年生の頃、音楽にハマります。
ここから先、僕の趣味は音楽になります。どっぷりハマります。
最初に聞いたのはポルノグラフィティでした。メリッサだったと思います。鋼の錬金術師の一番最初のアニメのオープニングでした。この曲を聞いた時、なぜか衝動的に「他の曲も聞いてみたいな」と思うようになって、ベストアルバムを買ってもらいました。
青りんごを持った外国人男性が映っているジャケット。
これを言うと分かる人多いかもしれませんね(笑)
僕はこのアルバムに入っている「カルマの坂」という曲を聞いて衝撃を受けました。
知らない方は、ぜひ聞いてみてください。
どうして衝撃を受けたか。
この曲に出てくる主人公が、僕よりもずっと辛そうな人生を送っていたからです。空想かもしれませんよ。実話と明言されているわけではないので。
僕はそれなりに大変な道のりを歩んできたと思っています。傷ついたし、沢山泣きました。でも、この曲の主人公は生と死の狭間を生きながら、ひょっとしたら自分の死よりも辛い体験をします。そんな経験を、実際に体験したことはありません。でも、胸が抉られるような気持ちになったんです。
僕と同じように大変な経験も、僕が知らない楽しい世界も音楽の中にはあるのかもしれない。そんな風に思いました。
そこから僕は、沢山音楽を聴きます。
この音楽好きが祟って、大学は音楽系の大学に行くことになるのです。
すみません(笑)
ちょっと脱線しましたね。CDウォークマンの話です。
我が家にはCDウォークマンがありました。僕が一番ハードにいじめられていた小学4年生の頃。まだ、育ての父が家に来る前。この頃は、母が仕事をして僕たちを育ててくれていました。養育費が入っているし祖父母の家だから家賃がかからないとはいえ、家は急激に貧乏になりました。
弟も3歳とかです。母は仕事をして家事をして、相当大変だったと思います。
多分、僕達に何かを買ってあげようと思っても、財成的にはなかなかきつかったんじゃないかなと思っています。
そんな母が、僕の10歳誕生日に買ってくれたのがこの話で出てくるウォークマンです。当時、そこまで音楽好きだったわけではないのですが、なぜか延々「every little thing」を聞いていました。
生みの父と出かけると車の中でかかっていた音楽だったんです。
母は、それをいつでも聞けるようにと思ったのか、ウォークマンを買ってくれたんです。2年も使っていたわけです。相当大事にしていたと思います。
そこからずっと使っていたウォークマンですが、6年生の時、育ての父の不注意で壊されてしまいます。
育ての父は「ゴメン。新しいの買ってやる」と言ってくれたような気がします。
なんていうんでしょうね(笑)
これ僕にとっては、母の苦労が形になっていたウォークマンで、父と一緒にいたっていう思い出を表現できるウォークマンだったんでしょう。わざとじゃないと分かっていたのに、なぜか涙が止まりませんでした。
なんか、ここで本当にそんな日々とさようならしたような、そんな気分だったんです。大切なもの。というか、これから一生かけても取り戻すことができないものだったから、泣いたというよりも涙が出たんだと思います。
このウォークマンが壊れたのと同じように、この後、育ての父と母はいびつな関係を修復できないまま、結婚する事になります。
はぁ~、なんか久しぶりに泣きそうです(笑)
ウォークマンの話を思い出すと今でも胸がキュッとします。
はい、ありがとうございました!
この記事は「小説ってこんな風に書いたらいいのかな?」と思いながら書いたのをよく覚えています。エピソードは実際のものだし、登場人物も実際の僕なんですけど、この自己紹介記事を書く上で、色々な書き方を覚えたいと思い始めた僕が、初めてふわっとした書き方に挑戦した記事だったりします。
だから思入れが強いのでしょうね。色々な要素を取り込みたいと考えていた当時の僕が、記事内で初めて挑戦した記事なのです。
最近ショートショートを書く機会が増えている僕ですが、書きながら分かってきたことがあります。小説の書き方って、端的に言えば回りくどいです。ビジネス書やスキル本なんかは、結論→仮説→過程→証明の順番で、淡々とした文章を生成することが多いと思いますが、小説はその逆。最近は、ライトノベルなんかで淡々とした文章が用いられることも増えましたが、文学は今でも情景を説明したりします。
僕は当時、この回りくどい文章が苦手でした。とっとと結論を言ってほしいなぁと思いながら小説を読んでいたわけです。でも最近、色々な本を読む中で、この回りくどさの中に「発見」と「好奇心」、「心理描写」を感じられるようになっています。ここが文学の味なのかなって思えるようになってきて、そう思い始めたら、この回りくどさに愛しさを感じるようになったんです。
物語には、話しを筋を損なわない程度の、発見ある回りくどさが必要なんだと思います。そこに思うことや考えること、感じることが眠っているのではないでしょうか?
そう思えば思うほど、僕が書くショートショートも変化が生じている気がします。今は、どうすれば描写を文章に出来るのかを考えるのが楽しみで仕方ないです。
これからも発見ある回りくどさを探しながら、あてのない文学の旅を楽しんでいこうと思います。
では、ここからは有料です。
「無料券設置店予測システム」
本編に出てきた、僕が見せた初めてのビジネスセンスについて、思いついた経緯と工夫を書こうと思います。
ビジネスチャンスを発見する方法はこれ。そういうチャンスを狙っている方、必見です!
それでは、ここまで読んで下さりありがとうございました!
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