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『解雇規制緩和』は、慎重に。???
自民党総裁選で小泉進次郎氏が第一番に掲げた
『解雇規制の見直し』が、話題になっている。
候補者の論戦でも第一に取り上げられ、小泉氏も四苦八苦である。
面白いのは、日本での解雇規制は、すでに緩い。
だから、さらにそれを緩和すれば、安心して働けなくなるではないか?
あるいは、大企業ほどすでに社員教育、リスキリングに力を入れている。
今更そんなことを言っても、不安は解消されない。
だから慎重に進め
『リタイア』と『現役』の間にある名前のない時期 1
名前がないから、自覚されない
シニアとか高齢者というと、多くが65歳以上を指す。
労働人口は15歳から65歳未満だから‘’お役御免‘’の意味もあるのか。
企業に課せられた従業員の延長雇用努力も65歳。(じき70歳になる)
60歳定年という規則は賞味期限が既に切れかかっていて、なんとも中途半端で、企業の人件費増加の心配のゆえんが明らか。
そして70歳男性の就労者は40%を超えている。
就労の理由
リアル リタイア・ライフ 3
『定年』は、疑似トランジション?
『リタイア』が組織(企業)からの離脱、独立ということであれば、その切り替えポイントは、『定年』になる。
そのあとに再雇用といったしっぽのような、盲腸のようなわずかの期間が続くにしても、それは実質的に同じだ。
組織人・企業人と個人。
現役と退役。
第一線と後援・・・。
いろいろ呼び方があるだろうが、『まずはお疲れさま』という、所属していた企業の約束
リアル・リタイア・ライフ Ⅱ(番外)
気力や体力が残っているなら、いろいろなことに興味を持って、エネルギッシュにクビを突っ込む姿のほうが、リタイア・ライフにふさわしい。
これが自分の確信というとオーバーだが、思い込みだ。
しかし、そこで悩んでいることが一つある。
それはその活動で知ったり考えたりしたことを、どのようにアウトプットするのか?
ということだ。
そもそも、人が人と人との関係性の中で生き、活動しているということは、
それが
リアル・リタイア・ライフ
ライフロールを描いてみるとわかりやすいが、
会社の定年を境に、ロールの数がぐっと減る。
会社員、役職(これは55歳の役定で消える)、家族の収入面の大黒柱、などだ。現場から離れると専門的な知識・情報もだんだん陳腐化してくるので、
エンジニア、法律などの専門的な面でのロールも薄れていく。
だから、それらが消失する『定年』という会社の制度が、
個人の現職とリタイアを分けているように考えてしまう。
リタ
決めつけるから頑固になっていく。
でもそうしないと、自分がなくなってしまうようで。
年寄り、イコール ガンコ、意固地、旧い
という方式は相当年季が入って頑強だ。
それが権力や金力をもつと、怖いものなし。
周囲にいるものは、従うか、逃げるかを選ぶようになる。
面倒それも面倒になると、無視するようになる。
聞いているふり、納得したふりもせず、無視だから、
これは冷ややかだ。
でも年寄りの言い分は、それでもいくつかある。
経験上、そ
60歳・定年という、未体験の転機への向かい合い方
60歳代の就労比率が上昇している。
今後、悠々自適の生活が保障されていないことは確かなので、
それは当然だろう。
しかし定年年齢はほとんどの企業で60歳というのが現状だから、
60歳はリタイアという位置づけでは、そもそもない。
簡単に言えば、正規雇用から非正規雇用への転換である。
したがって、この転機は『労働ステージ』という点でいえば、
転職、雇用形態の変更、そして仕事内容の変更であり、
かつ役
リタイア後に欠けていたものは、わかりきったことでした。
元気な高齢者が、旧態依然としたリタイア後の生活スタイルに自分を当てはめて、物足りない、およそらしくない毎日を送っている。
同世代の自分でも、そんな風景を見たり、聞いたりすると、果たして今までの自分は何だったんだろう、と思う。
定年は必ず来るものと分かっていたから、素直に迎えられた。それしかないからだ。ちょっとゆっくりして、何かできること、やりたいことを始めよう。それがはっきりしていなくても、ネ
高齢者は、みずから破産する
人のネットワーク、人的資源、人脈。
現役時代は公私ともに頼りになる財産だった。
仕事で困れば相談相手になり、落ち込んだ時には愚痴を聞いてもらい、わからないことがあればそれをたどって、その先にいる未知の人につないでもらったりした。
毎晩のように酒を飲みながら上司や会社の悪口を言ったり、まっさらな自分の意見や思いを聞いてもらったりした。
自然、そのネットワークは拡大しその大きさこそが、社会人としての強
高齢者のアンテナは、低いが広い
長年勤めあげた企業からリタイアし、しばらくはのんびり過ごそう。趣味に勤しむのもいい。園芸、読書、映画鑑賞(もちろん、ネットで)など、いろいろな選択肢があるのはうれしいものだ。
夜の付き合いや、仕事着であるスーツやネクタイの購入などがなくなるだけで、思っていた以上に小遣いの節約になる。『そうか、いままでずいぶん無駄遣いをしてきたものだ。まあ必要経費、仕事への投資の一部だとすればしょうがないか』最
『自分から老人化』する高齢者たちその原因 -1
確実に寿命が伸び、活動できる年齢が上がっているにもかかわらず、旧来の年齢イメージに縛られてステージを変えていく人が多い。
65歳で年金をもらえるから。
もう70歳だから、働かなくてもいいだろう。
孫ができたから、少しゆっくり世話でもしたい。
まあ、いろいろある。
現役時代に、なかなか時間が割けなかったので趣味中心の生活に変えていく。なるほど。そういう生き方も、経済的、健康的に許されるならばいいのか
自分から老人化する高齢者たち
実はこれが目下の僕のメインテーマです。
僕は早期退職をしたので、きちんと定年は迎えていないし、契約先も65歳で終了。それ以降、いろいろな公的機関からの受諾プロへジェクトに参加。
UIJターン、就職氷河期に非正規で就職した人の正規雇用への転換支援、
中小企業の働き方改革、主に女性を対象にしたリスキリングによる再就職支援プロジェクトなどを経験。
支援対象も就職希望者だけでなく、中小企業の採用や働き改革
内省する。振り返り、考え、新しく行動する。
反省と内省とは違うようだ。
あいまいに使っていたが、反省は自分の行為を評価し、悪かった点を改めるというニュアンスが強い。
内省は、自分の行為およびその裏側にある背景を考え理解する、というニュアンスだ。
反省は追及されるというイメージが強いが、内省には静かに振り返り理解する、という感じでしょうか?
では、内省することによって何を得ようとするのか。それは、自分の思考回路や価値観、そして行為の選択基準