マガジンのカバー画像

ゲームいきものレポート(全記事)

269
ゲームに出てきたいきものについてのレポートです。
運営しているクリエイター

#いきもの

【レポート】オカメインコ――かみさまのおちゃめでつけられたかのようなほっぺた

いきもの名:オカメインコ
学名:Nymphicus hollandicus

【登場するゲーム】

 オウム目オウム科のオカメインコ。オウムの中で有名な種類だ。ほっぺたの赤い丸がオカメのようだ。自然はなんでこのようなマークをほっぺたにつけたのだろうか。ちなみに、名前に「インコ」とあるが、オウムの仲間である。オウムとインコは別の科に分類されている。その分類においてオカメインコは難しい立ち位置にあるら

もっとみる

【レポート】カツオノエボシ――見つけても釣ってもいい、ただし撮るな

いきもの名:カツオノエボシ
学名:Physalia physalis

【登場するゲーム】

 クダクラゲ目カツオノエボシ科のカツオノエボシ。「鰹の烏帽子」と呼ばれているが、カツオが実際にこのクラゲを被っているわけではない。カツオの現れる時期に見かけることが多いため、この名前がついたらしい。ビニール袋が落ちているような景色で海岸に打ち上がっている様子が見られるが、毒性が強いため絶対に触ってはいけな

もっとみる

【レポート】ネオンテトラ――この魚を水槽内で見たことがない人は少ない

いきもの名:ネオンテトラ
学名:Paracheirodon innesi

【登場するゲーム】

 カラシン目カラシン科のネオンテトラ。めだかとともに小学校で飼われることが多い魚のひとつ。ペットショップなどでもよく見ることができる、馴染み深い魚だ。原産地はアマゾン川であり、日本で野生のネオンテトラを捕まえることはないだろう。
 しかし、ゲーム世界では釣りで捕まえることができる。小さいが釣り上げるの

もっとみる

【レポート】ジャコウアゲハ――ジャコウの匂いを嗅ぐのはどれくらい大変か

いきもの名:ジャコウアゲハ
学名:Byasa alcinous

【登場するゲーム】

 チョウ目アゲハチョウ科のジャコウアゲハ。雄の成虫が麝香(じゃこう)のような匂いを発するため、このような名前になった。麝香自体は「ジャコウジカ」という鹿の体から取れる分泌物を乾燥させたものだ。同じ麝香繋がりで「ジャコウネコ」というものもいる。
 ゲーム世界でこのチョウは人気で、ゲーム内で珍しいチョウとして扱われ

もっとみる

【レポート】プレシオサウルス――ネッシーとしての面か、クビナガリュウとしての面か

いきもの名:プレシオサウルス
学名:Plesiosaurus

【登場するゲーム】

 首長竜目プレシオサウルス科のプレシオサウルス。クビナガリュウとして有名な恐竜。ネッシーはネス湖に閉じ込められたプレシオサウルスが出てきたものだと言われている。しかし、ネッシーは実在しない。ゲーム世界ではその限りではないが。
 ゲーム世界でもプレシオサウルスは人気だ。海底に化石が眠っているのを見ることができるほど

もっとみる

【レポート】ハンドウイルカ――ハンドウイルカとバンドウイルカ

いきもの名:ハンドウイルカ(バンドウイルカ)
学名:Tursiops truncatus

【登場するゲーム】

 クジラ目マイルカ科のハンドウイルカ。イルカといえば、マイルカよりもこのイルカの姿を思い出す人も多いかもしれない。「ハンドウイルカ」か「バンドウイルカ」なのかという問題だが、正直に書くとどちらも広く使われており、どちらが正しいと一概に言えない状況にある。『FOREVER BLUE LU

もっとみる

【レポート】エンゼルフィッシュ――エンゼルフィッシュは白と黒と、黄色?

いきもの名:エンゼルフィッシュ
学名:Pterophyllum sp 

【登場するゲーム】

 スズキ目シクリッド科のエンゼルフィッシュ。エンゼルフィッシュという名前はとても有名だ。その名前を聞いたことがある人は多いだろう。その姿も三角形でわかりやすいため、熱帯魚の絵を描くときに三角の魚を描いているときはだいたいこの魚がモデルだろう。
 ゲーム世界でも、もちろん多くのゲームで見ることができる。『

もっとみる

【レポート】アカメアマガエル――赤いネコっぽい眼の木の妖精

いきもの名:アカメアマガエル
学名:Agalychnis callidryas

【登場するゲーム】

 無尾目アマガエル科のアカメアマガエル。アマガエルのきれいな緑に赤い眼が特徴的。鮮やかな色であるが、毒があるカエルではなく、そのかわいらしい見た目から人気のあるカエルだ。
 ゲーム世界でカエルは時々出会うことができる。しかし、アカメアマガエルに出くわすことはあまりない。現実世界では木の上で過ごす

もっとみる

【レポート】インドクジャク――たまにオスや飼育員に向かって求愛するらしい

いきもの名:インドクジャク
学名:Pavo cristatus

【登場するゲーム】

 キジ目キジ科のインドクジャク。その名の通りインドの国鳥。羽を閉じている姿と開いてる姿で印象ががらりと変わる。神聖な鳥として扱われることがある。ヨーロッパで食用にされることがあると言われるが、味については油が少なめの鶏肉らしい。
 ゲーム世界ではこの鳥は動物園で見ることができる。あまり野生で見かけることはない。

もっとみる

【レポート】フエヤッコダイ――ゲーム世界ではペアではなく群れで動く魚

いきもの名:フエヤッコダイ
学名:Forcipiger flavissimus

【登場するゲーム】

 スズキ目チョウチョウウオ科のフエヤッコダイ。口が伸びていることが特徴的。英語でロングノーズと言われるくらいの大きな口だ。オオフエヤッコダイという魚もいるらしいが、そちらはあまり知られていない。
 ゲーム世界でも人気の熱帯魚だ。黄色い体に特徴的な顔をしている。『アクアノートの休日』では群れになっ

もっとみる

【レポート】ハルキゲニア――幻覚が生んだ謎の生物はどのような姿か

いきもの名:ハルキゲニア
学名:Hallucigenia sparsa

【登場するゲーム】

 有爪動物のハルキゲニア。有爪動物と言ったが、正確な分類はあまり分からない。ハルキゲニアといえば、どっちが前か後かという論争に結論が出たのが2015年のこと。それまでお尻だと言われていた方が顔であり、顔だと思われていたところがお尻ということになった。また、復元の中に頭が膨れているものがあるが、これは肛門

もっとみる

【レポート】ミジンコ――ゲーム世界のミクロな世界

いきもの名:ミジンコ
学名:Daphnia pulex

【登場するゲーム】

 双殻目ミジンコ科のミジンコ。誰もが知っている微生物です。小学校や中学校のときに微生物の観察をしたことがあると思いますが、その微生物の中で最も有名なもののひとつです。『ことばのパズル もじぴったんDS』では「夏はオスが生まれず、メスだけで繁殖。」という面白い特徴が書かれています。
 ゲーム世界でも意外と見ることができま

もっとみる

【レポート】ハナカマキリ――ランの花に似たきれいなカマキリ

いきもの名:ハナカマキリ
学名:Hymenopus coronatus

【登場するゲーム】

 カマキリ目ハナカマキリ科のハナカマキリ。カマキリの中ではとてもきれいでかわいらしい印象を受ける人が多いかもしれません。ピンクと白の体はランの花を連想させるそうです。そのため、「ランカマキリ」と言うこともあるそうです。
 ゲーム世界でも、このカマキリは人気です。しかし、『あつまれ どうぶつの森』では捕ま

もっとみる

【レポート】カワウソ――「かわうそ」という妖怪、ご存じですか?

いきもの名:カワウソ
学名:ー

【登場するゲーム】

 食肉目(ネコ目)イタチ科のカワウソ。いわゆるカワウソなので、特定の種ではない。そのせいか、『Cell to Singularity』では「カワウソ」と言いながら画像はラッコになっている(ラッコもイタチ科)。
 ゲーム世界ではやはりかわいらしさからか、コツメカワウソの見た目をしているカワウソが目立つ。それはそれでかわいらしいのだが、よく見てみ

もっとみる