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春はやっぱりニート

この題名の理由はあるニュースメディアの題名がそう見えたから。ヘッダ画像を参照されたい。ただ、ふざけているわけではない。至って真面目である。読んでいただければわかるが、寒い時期は働かざるべきなわけです。なぜなら何度も言うように冬とは生き物が何か活発に動く時期ではないのだ。だから正しくは「冬はやっぱりニート」が合ってそう。

何度も言うがしかし、ここでの話は冗談めかしたものではなく真剣そのものである。冬の終わりというのは本来、生きとし生けるものが活動を控えるべき時。それをぼくは前にも触れた。


生きることに必死になる季節ではない。それどころか、生命の維持に必要最低限のこと以外は手を出さず、静かに時を過ごすべきだと以前から主張している。

以前ここの文で触れたが生殖行為すらすべきでないとされるなんてマジですごいことじゃないです?だって性欲なんて食欲や睡眠を消したとて一回ぐらいできてしまうぐらい根源的でしょ。それをすんなって東洋医学だかなんだかが結論づけるってよっぽどだ。

東洋医学が発展してしまったことにはカスみたいな理由がある。それは何千年前の為政者があまりにもカスすぎて、やれ闘病生活を治せだの、治らなかったら一族郎党皆殺しみてえなクソ行為を医者の立場とされる連中に強いていたから、命がけで治すわけです。

一人失敗してぶっ殺されたら次はこれを試して次の失敗者が殺される。ゴミ以下のカスを生かすために何人も殺される。嫌が追うにも東洋医学は正しいものとなってしまった。いわば対症療法の集大成……なのだろうか?だったらなぜ基本未病を防ぐんだろう。これをしたらそれになるからこれをすんな、が徹底されたのか?

それこそ中国の何百年前の色ボケ、エロボケ老人がいつまでも性行為したいがために勃起持続力とかを寄越せみたいな無理難題を押し付けたのだろう。そしてその結果、人の命を軽視するようなカス相手にすら「冬は生殖すべきでない」という結論を導き出したんだから相当「ガチ」じゃないっすか。

じゃあクリスマスに仕込まれた子供はどうなんだろう。クリスマスからとつきとおかを考えるのはあまりにも失礼なのでやめておくが、元来生殖スべきでない時期に仕込まれた子供とは欠点なく生きていけるのだろうか─────とか抜かすとなんか優成思想みたいなあたりに行ってしまいそうなのでやめておく。

ともあれ、だから冬に働いたり学校に行ってる場合じゃない。どうしてもやりたいなら人口を亜熱帯に移せ。どうしても冬に夏レベルのパフォーマンスを生き物様に求めるなら、多少の遅刻くらい許せよ。

この世界、特に日本においては、時間という概念があまりにも重くのしかかっている。外国人が訪れて公共交通機関の正確さに驚く話は、もはや陳腐なほどよく知られている。日本はなぜ時間ぴったりに生きなければ人非人扱いをされるのか?外人が日本に来て時計通りに電車やバスが来ることに驚愕するというのはもはやこんなところで例示されてしまうぐらいに有名な話になってしまった。この逆輸入エピソードをぼくらは恥じるべきだ。ぼくらは命のために生きているのではないのか?まるで「時間様」のためじゃないか。

時間様、つまり時間至上主義とは山極寿一の理論にぴったりあてはまる。えんえんと山極寿一の話をするつもりはなかったが当てはまるのだから仕方ない。

しかしそれを誇りに思うべきではない。我々は時間の奴隷になってしまっているのではないか。今言った時間至上主義、これは今週……先週か、昨日までに何度も書いてしまった上記山極寿一の理論にも通じるものです。

彼の理論を盲目的に賞賛するつもりはない。別に彼を脳死で持ち上げてるつもりはない。社会の構成がただただ悪く頭も悪く雑魚すぎるだけなのだ。この社会が事実としてあれに匹敵するような理論を提示できてないのは、ただ単に想像力が貧困で思考が停滞しているからに他ならない。

そしてこの時間至上主義が、あらゆる問題の根源になっている。コロナウイルスを蔓延させた原因もこれだ。クソみたいな輸送機関に人間を詰め込んでクソみたいなビルに収容されたクソ以下の資本主義にケツを振るだけのクソ仕事をサラリーマンに2020年初頭も強いたからだ。

満員電車での通勤、過密なオフィスでの労働、これらはすべて、非効率な時間管理と、資本主義の歪んだ価値観が生み出した怪物である。

斯様な環境は単なるケチ野郎どもの妄想の生み出した祭典に過ぎない。経営者は運転者を雇い重役出勤するのが自明の理だが、それ以外の連中は「俺様から金をもらおうとしているのだから当該輸送機関で移動しろ」と強要している。

経営者たちは、自分たちだけがリムジンで通勤し、他のすべての人々には満員電車を強いる。そして、その上で時間通りに来なければ、評価を下げる。これほどまでに人間を軽視した行動が許されるのか。企業は、交通費をわずかに支払うことで、すべての罪を許されるとでも思っているのだろうか。お前のように社員全員リムジンで重役出勤させればいいじゃないか?それをしないのは全社員の雀の涙程度の交通費を負担してやってるから感謝しろという理念が働いているからだ。

事もあろうに日本企業とはあの地獄のような輸送機関にかわいい自分の社員を無理やり乗せることに何の躊躇いもない。救いようがない。無差別殺人から性犯罪まであらゆる地獄が揃ったあのような輸送機関にかわいい社員を毎日無理やり乗せて、心が傷まないらしい。しかもそれで時間通りに来なければ査定を下げる。

これをケチ野郎と言わずしてなんとする?最安のゴミ以下の輸送機関に人様を乗せ、その交通費を負担した程度で挙げ句「サラリーをもらえて感謝しろ」と言ってくる。

ぼくはこのような企業実態を見るにつけ命の尊厳について考えずにはいられない。日本企業とは出費を最低限に抑えることで機会損失のリスクを減らしこのリスク逓減方法によってまんまと尊厳破壊された社員の心持ちなど微塵も意に介してはいないのだ。気が狂っている。

ぼくはこのような社会を見ていると、人間の尊厳がどこにあるのか真剣に問いたくなる。企業はコストを削減し、リスクを最小限に抑えることだけを考え、その過程で従業員の心を踏みにじる。これが現代日本の実態だ。

生き物として能力が最大限弱められる冬という時期にこのような尊厳破壊をされる理由などどこにあるか?そんなものどこにもあるわけがない。どうしても「人様」にそれをやらせようとするのであればゆめゆめ経営者は「働かせている対象のパフォーマンスが最低値以下を更新し続ける事実」について当然受け入れるべきである。じゃなかったら冬に人様を出勤させようとするな。取引をしようと欲を出すな。

冬は本来、生き物が休息を取るべき時期だと述べた。にもかかわらず、この時期に最も過酷な労働を強いられるのは、単に頭の悪い話だ。小学生がなんかあの、くそでかい給食の鍋に好きなめしが入っていたから一人でいきなりフォークかなんかをぶっ刺して食い始めたらどうなる?教師が止めるだろう。それをやっているようなものだ。

もしも本当に働かせたいのであれば、少なくともリモートワークを導入し、人々に休息を与えるべきでしょうね。冬は働くべきではない。学ぶべきでもない。最大限に譲歩しても1日おきぐらいのリモートワークだろう。もちろん1日ごとに休む。

それができないのであれば、冬に働かせること自体をやめるべきだ。ベーシックインカムを段階的に取り入れるチャンスだろうが

春が来て世界が再び動き出す時、ぼくたちは何を思うだろうか?もしあなたがニートでいられたのであれば、それは正しい選択である。悲しんだり自己否定してはならない。なぜならこの社会が正気を取り戻すまで、それがあなたにできる最善の抵抗だからだ。なんでこんな陰謀論みてえな文の締め方をせねばならんのだ

「ギャルママ召し捕ったり」みたいな題名に変えれば良かった




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