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#エッセイ部門
友人の孤独を陽気な天秤にかける。
久しぶりの休日に友人の仕事を手伝うことにした。集められたのは別の友人と私の計二名だ。大きな工場の大きな音がする機械の試験を兼ねたメンテナンスをするという。私はもちろん機械を操作するでもなく、その試験の行方をもう一人の友人と精一杯声を出し応援する係だった。
応援とはいえ、時に囁き、時に叫び、時に頷くなど多種多様なリアクションを全力で空気を読み集中しなければならない。今どき「応援に来てくれ」と言われ
痛みを知って気づく、愛
大学生の時、オーケストラ部でバイオリンを弾いて活動していた。
私は子どもの頃から長年習っていて、いわゆる「経験者」なので、3回生でパートリーダーをやることになったのだけど
先代の先輩が、何も教えてくれない人だった。
「たい焼きは教えなくてもできるよね、私のことずっと見てきたんやし。私、後ろで黙って弾いてるから」
と言われ、またまたご冗談を〜とその時は笑っていたけど、本当に見事なまでに「黙って」
「夜中のマクド」にコーヒーを飲みにいく、ママの心理。
数ヶ月前、勤めているリラクゼーションサロンで新しい手技を習うことになった。
「研修入るまでに、この資料読んで勉強しといてね。」
店長から、なかなか分厚いプリントの束をもらった。その後、ついつい息子と寝落ちする日々が続き、そのプリントに一度も目を通すことなく研修前日の夜になってしまった。
今日は絶対に寝落ちることはできないのに、
妙にねむい。
これは確実に寝落ちてしまうやつだ。起きれたとして