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パクリやトレースを気にするクリエイターのためのマガジン

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インターネットの普及、検索サイトの登場、そしてソーシャルメディアの台頭は、それまでごく一部の才能ある者だけだったアートやデザインをより身近なものにした。 しかし、何事にも光があれ…
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#エッセイ

スージー・ワイさんは、あなたであり私である

スージー・ワイさんは、あなたであり私である

noteを比較的平和なSNSだと認識している方は多いと思います。現に私もその1人です。とはいえ、人間が作り、人間が使うツールである以上、悪意というものを完全に抑え込むのは難しいですね。特に「ことば」が表現の中心のプラットフォームであればなおさらです。

朝起きたてにnoter仲間のめーしゃんのこの記事を読んで、私は一気に目が覚めました。悲しい出来事により、noteを去ってしまった、いや去らざるを得

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ありふれた表現

ありふれた表現

フォローをしているnoterさんが心ない言葉によって傷つけられ、少し前からnoteをお休みしています。この「優しい街」とか言われているnoteの街にもそういう事があるんですよね。中傷したあと「ブロックしてくれてサンキュー」なんて書く輩もいますからね。そういう輩は突然やってきますので困ったものです。

「ありがとう」でも捉え方によって傷つく事もあるし、「私は中傷なんて気にならない」なんて言葉も傷つく

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著作権についての雑感

著作権についての雑感

昨晩遅くにちまちまと作業をしていたのが、過去の記事に「コピーライト表記」を盛り込む作業でした。
こんなのです。↓

知り合いの方と最近話したのが、今後、noter同士の交流・コラボ企画が増えてくるにつれ、著作権を巡る問題も増えてくるのでは?という懸念です。

コラボしている方同士の関係が、良好なものであれば、全く問題にならないでしょう。むしろ、9割以上はこのパターンだと思います。
ですが、問題は関

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ユニーク~なりすましと真似るとコピー

ユニーク~なりすましと真似るとコピー

”ユニーク”と聞くと、ぼくは「唯一」とイメージすることが多いです。
これはシステム関連、特にデータベースに触れた事がある方ならご共感いただけるのではないでしょうか。

また、”ユニーク”とは『ユニークな発想』というように独特な考え方を表す意味合いや、『面白い』というニュアンスで使われる時もあるかと思います。

▼Instagramに現れたファーファの偽物。
柔軟剤、洗濯洗剤などのブランド、「NSフ

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著作権とnoteのコンプラについての私見

著作権とnoteのコンプラについての私見

一部で話題となっているようなので、私も少し気になっていました。
別にnoteを擁護するわけではないのですが。

誰かの著作権について主張をすることはできるかこれですが、恐らく現行法上は無理です。
例えば、Aさんの著作物が本人の意図に反してXさんに無断で使用されたとしましょう。

Aさん→Xさんに対して、著作権侵害を訴えるのはOK。

ここからがミソですが、Aさんの主張ができるのは、

Aさん:自己

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僕の作品を使って、知らない誰かが受賞していた件

僕の作品を使って、知らない誰かが受賞していた件

小説・エッセイ・詩をはじめ、俳句・川柳・短歌などを対象に行われている文学賞。
芥川賞や直木賞のように財団や出版社が主催しているものの他に、協会、都道府県、さらには市町村が主催しているものを含めれば、大小さまざま、膨大な数の文学コンテストが全国各地で行われていますよね。

その中のひとつ、とある地方の、とある文化施設が昨年行った、とある文学賞に、誰かが僕の作品を使って応募し、しかも受賞していたことが

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「ズケズケ座談会」Vol.4-TTPの流儀!パクるにもマナーが必要だ!-

「ズケズケ座談会」Vol.4-TTPの流儀!パクるにもマナーが必要だ!-

問題提起として意見を発信するマガジン「ズケズケ」。
この中の企画として、複数人で意見交換するのが「ズケズケ座談会」です。

ホメオパスの世良純子さん
アートディレクターの前田高志さん
進行、編集は私、ライターの浜田綾。
3人で話をした様子を3回に渡り公開しました。

1「ズケズケ座談会」Vol.1-肩書きとは志だ!-

2「ズケズケ座談会」Vol.2-ツールに騙されるな!デジタルイラストについて。

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