マガジンのカバー画像

パクリやトレースを気にするクリエイターのためのマガジン

72
インターネットの普及、検索サイトの登場、そしてソーシャルメディアの台頭は、それまでごく一部の才能ある者だけだったアートやデザインをより身近なものにした。 しかし、何事にも光があれ…
運営しているクリエイター

2019年6月の記事一覧

パロディやオマージュ、二次創作は「受け手の持つカルチャーに期待する」ことで成り立つ芸術である。このとき作り手は「元ネタの作者にも伝わる」ことを前提に制作している。
だが、剽窃(パクり)はそのカルチャーに乏しい人々を騙し、さらに原作者本人を失望させるという点において《悪》といえる。

「学ぶ」の語源は古語の「真似ぶ」に由来するという。あらゆる芸術は模倣より始まり、改良と拡大再生産を繰り返してきた産物である。
だが、安直なパクりは「泥棒」と同じ。他者作品の丸写しを自作と偽るのは、どんな理由があろうと絶対にダメだ。😠
https://note.mu/shino_sts/n/n7a93a495ec80

僕の作品を使って、知らない誰かが受賞していた件

僕の作品を使って、知らない誰かが受賞していた件

小説・エッセイ・詩をはじめ、俳句・川柳・短歌などを対象に行われている文学賞。
芥川賞や直木賞のように財団や出版社が主催しているものの他に、協会、都道府県、さらには市町村が主催しているものを含めれば、大小さまざま、膨大な数の文学コンテストが全国各地で行われていますよね。

その中のひとつ、とある地方の、とある文化施設が昨年行った、とある文学賞に、誰かが僕の作品を使って応募し、しかも受賞していたことが

もっとみる