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『未来』は子どもたちのためにある

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ボクとしては、熱いまなざしを持ってみてくれる子どもたちを信じたい。 未来は子どもたちのためにあると思います。  ――石ノ森章太郎
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2023年4月の記事一覧

子ども、人、学術を育てるには「任せる」、「待つ」器量が必要

日本は「育てる」のがヘタクソな国になったと思う。「カネを払ってるから言うこと聞くべき」という性急さ、単純さが、学術会議ばかりか、部下育成でも子育てでも顔を出す。その性急さの故に子どもも、人も、学術さえも育てられなくなっているように思う。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9d0dbf8d6403942f2c546cd15327e564fc505bb

孟嘗君は「

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蔵・修・息・游 言葉の海に溺れると「蔵」で止まってしまう

私は、学習のステップに「蔵・修・息・游」があると考えている。ともかく必要な手続きを頭で理解しようと努める段階「蔵」。ひたすら繰り返し練習する「修」。呼吸のように無意識に使いこなせる技術に仕上げた「息」。持てる技術でいろいろ試みて遊ぶ「游」。

このところつぶやいてる「物分かりの悪い人」は、「蔵」の段階で渋滞し、パニックになっていることが多い。「言葉に溺れている」というか。
私の見るところ、「物分か

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部下や子どもは同じ景色が見えていない

部下や子供を指導する際、陥りやすい誤りがある。「同じものを見ているんだから同じものが見えているだろ?」というもの。残念ながら、人間は同じものを見ても同じものが見えない。そのことを踏まえて指導しないと、「なぜこれに気づかない?」ということにイライラしてしまう。

テレビ番組でも、映像がジワリジワリと変化する場合、どこが変化したのか分からない、というのを体験させられることがある。着眼点を示されれば「あ

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失敗してください

新人スタッフが二人来た。最初にお願いしたのが「たくさん失敗してください」。失敗したほうが覚えが早いし、どんなトラブルに気をつけたらよいかが分かるから、私が指導している間にできるだけたくさん失敗してほしいとお願いした。

もう一つお願いしたのが「失敗したのを教えてください」。失敗から新しいネタを発見することは非常に多い。失敗というのは、こちらが想定していなかったことを試したものだから、めったに見られ

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