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起立性調節障害を持つ方の運動の目安

アレルギーとたたかう理学療法士
及川文宏 より


起立性調節障害

慢性疲労症候群


の症状を持つ方は


毎朝

自分の体が動くのか

どんな調子なのか

心配しながら目を覚まします。



ご本人もご家族も

少しずつでも起きて動いた方が

体に良いとも理解されています。


分かってはいるけど

起きることができないんですよね。

行きたくても

学校に行けないんですよね。


私がそのようなお子さんやご家族(ご両親)には

運動の目安(基準)を以下のように伝えています。

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運動の目安
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起立性調節障害 慢性疲労症候群

起立性調節障害を持つ方の運動の目安


①起きるのも大変な日

 →基本休む、可能であれば、ベッド上でゴロゴロ動く

②起きてはいられるけど動けない日
 →座位での活動
(調子に合わせて「姿勢を気にしない活動」 or 「姿勢を抗重力位に保つ姿勢」を選ぶ)

③立っていられる日
 →立位の活動
(調子に合わせて「姿勢を気にしない活動」 or 「姿勢を抗重力位に保つ姿勢」を選ぶ)

④歩ける日
 →散歩など屋外の活動
(調子に合わせて、活動量をコントロール)


このように段階分けして、できる限り分かりやすい言葉で伝えます。


この活動基準を参考にその日の体の動きを決めていくのですが、

一番大事なことがあります!


活動を決めるうえで

一番大事なこと


本人がその日にどの活動をするかを選ぶこと


【自分の体調に合わせて、その日に出来そうな活動内容を本人が決める】

ということです。(ご家族や医療者側が決めるのではなく)


決める基準もできるだけシンプルに


・調子が悪い日
 →無理せずしっかりと休む

・調子がまぁまぁな日
 →できそうな活動を1つずつやってみる

・調子が良い日
 →いつもやる活動より少し大変な活動にチャレンジする


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決める基準はシンプルに


身体を元気にしていくためには、

休息と負荷


のバランスを考えて上記のシンプルな基準にすると良いと思っています。


※活動を決めるうえで一番大事なことは、その日の活動をご家族や医療者側ではなく、ご本人が自分の体調に合わせて出来そうな活動内容を決めるということです。

※慢性疲労症候群の方にも同様の運動基準をお渡ししています。

※あくまでも目安ですので、主治医とも相談の上でご活用ください。


起立性調節障害や慢性疲労症候群で辛い思いをしている方やご家族にこのメッセージが届いてくれることを願っています⭐️


最後までお読みいただきありがとうございました。

最後まで、動画を見ていただきありがとうございました🍀


アレルギーとたたかう理学療法士
及川文宏
より
日本アレルギーリハビリテーション協会
アレルコア
 (アレリハちゃんねる)noteでは、アレルギー疾患や自律神経に対する理学療法についてお伝えしています。

アレルギーや自律神経に対するリハビリテーションの講習会情報につきましては、以下のHPをご覧ください。

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