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作品集・樹木転生

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都合により、切られる木。それらを用いて木工品に仕立てることで、その木は倒されても尚、新しい役目を担い、時としてその先の何十年にも渡り、人の暮らしにあたたかなぬくもりをもたらしてく… もっと読む
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#木の食器

目標

目標

昨日のつづきです。

こんな風になりました。

これまで長らく、使い道がみつからず、捨ててしまっていた部位。

役目ができました。

皆様のご厚意にてお譲り頂く木。重労働の果てに、手元に来る

貴重な素材。いやいや、かつてはおいしい実を生らせて、

楽しませてくれていた、葡萄の木。

何とか、全てを使い切りたいのです。未だ続く、目標であります。

ほっこり

ほっこり

ブドウの豆皿に、季節のものを少し。 

上品に、少し。

もしも物足りないようでしたら、お代わりを、どうぞ。

豆皿を使う習慣は無くても、豆皿を作る機会はある

理由は、ひとつ。

貴重な材料を使いきりたい、これに尽きます。

けれどこんな豆皿の使い方もいいものですね。

すみません、私はいつもこうなのです、作ってみてから・・・

はて、これは何に使うものだろうか?

いいじゃないですか、そうい

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不得手、ゆえ

不得手、ゆえ

出店に行く機会がありません。この前代未聞の状況故に。

出店も販売も、その支度ですら得意な方ではなく、全くもって苦手。

恥ずかしながら。

出店に行き、作品を並べ、見て頂き、お立ち寄りくださる方と話す。

"これ、下さい! "と、そう言ってくださった途端に、固まります。

実のところ。

" 本当に?!  "という思いで、一杯になります。

いい加減なものを作っているつもりは、欠片もありません。

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あっても なくても

あっても なくても

不要不急か否かということが、あちこちで議論をされておりますが、

いわゆる衣食住に入ってはいない、楽、つまり楽しみこそが、

人を人とたらしめるものではないかなと。

お盆、一枚。

それが例え、散らかり放題のデスクの片隅であっても、わずか一瞬にして、

ほっこりとした休憩の世界観を演出してくれる、なんていったら

格好の付け過ぎ、でしょうかね。

あってもなくてもいいもの、それこそが、こころの楽

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希望の光

希望の光

何が、きっかけになったのだろう。

対価を支払い作品を望んで下さる方が居られた。しかも、その評価は

星5つ。 胸をなで下ろすような有難い気持ちで一杯だ。

出店に行けない。

全く出口は見えず、日々製作を続けてはいるけれど、でも販売をする為に

作っているのだから、望み求めてくださる方が居られないことには、

この先の活動は、いずれ、続かなくなる。

ひとつ、そして、またひとつ、作品を求めて下さ

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