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脳内を記述する技術(ハート・トゥ・ワード)

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タイトルはHUNTER×HUNTERの念能力名っぽくしました(笑)。 文章技術から悩み相談、僕の経験の紹介など「モヤモヤとした思考を言語化すること」をキーワードにいろいろと書いて… もっと読む
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#ADHD

フリーランスの働き方は「夏休みの宿題」みたい。

僕は未来の予定を立てたり、こうなるだろうと予測することが苦手で、いつもすぐ先のことしか考えられないから、ふと気がつくと急に忙しくなったり、逆に急に暇したりしてしまいがち。

暇になったらのんびりすればいいのに、つい「今のうちに何かしておかないと未来がたいへんになるのでは?」という予期不安に襲われちゃう。
だからと言って、未来を見据えて早め早めにやるべきことをやれるかと言えばそんなことはなくて、不安

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ココロの来歴

ココロの来歴

今日は引っ越してから初めてメンタルクリニックに行ったので、「初診」ということで、僕のこどもの頃からのことをあらためてお医者さんに話した。

ADHD傾向あり、ストレス下では抑うつ、下痢、全身倦怠感などが出現……。
僕がずっと抱えている「弱さ」。
あらためて先生に話すために自分について語っていると、よくまぁこんなに困難な道を歩いてきたなって思う。

ADHDの診断をもらったのは30歳過ぎてからだけど

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気圧なんかに振り回される自分が情けなくて泣きたくなる日もあるよ。

気圧なんかに振り回される自分が情けなくて泣きたくなる日もあるよ。

僕は小学生くらいの頃から、雨が降ると具合が悪くなる。頭が痛かったりおなかを壊したりしていた。
当時は「気圧痛」なんて誰にも認められていなかったから、ただただ虚弱なこどもとして扱われていたと思う。

大人になってからは、気圧の影響は頭痛や腹痛だけでなく、「頭がぼんやりしてうまく働かない」というのがいちばんきつい、と感じるようになった。
そもそもADHDの特性で「集中力が長く続かない」「集中するタイミ

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毎日が試行錯誤~フリーランス編集者の日常

毎日が試行錯誤~フリーランス編集者の日常

去年の5月に、勤めていた職場を辞めて、フリーランスになった。
それまでも副業的にライティングや編集の仕事を受けたことはあったけど、完全に通うべき職場がないフリーランスになったのは、これが初めてだ。
37歳にして、まったく新しい人生のはじまり。

それから五里霧中でどうにかこうにか生きてきて、ようやく1年が経った。
うん「ようやく」って感じ。この1年は長かった。
なにせ、ひとつひとつについて誰も教え

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「整理整頓が苦手」なことがコンプレックス

「整理整頓が苦手」なことがコンプレックス

実家を出て、一人暮らしをしてからもう15年経っているけど、未だに「整理整頓」的なことにコンプレックスがある。
それをおくさんに指摘されたらちょっとヒステリックに反論してしまって、自己嫌悪になったりする。

これまでどうにかこうにか生きてこられたのは「細かいことは気にしない!開き直る!」と心に決めたからなんだけど、コンプレックスを完全に克服したというわけではないんだよな。

洗い物を効率的な順番で片

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近況報告:いつの間にか、フリーランスになっていました。

近況報告:いつの間にか、フリーランスになっていました。

5月に、勤めていた職場を辞めて、2か月が経ちました。
ものすごく心配していた資金繰りもどうやらギリギリ間に合って、しばらくはお金に心配しすぎず生きていけそう。
(しかし本当にギリギリの綱渡りなのはいつものこと)

わりとすぐにもう少し都心の近くに引っ越して、新しい職場でも探そうかと思っていたのだけど、予想外にいろいろなところから仕事の話をもらえていて、あれ、ちょっとしばらく、フリーランスでもいいん

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「人工的な躁鬱」という生存戦略

僕は人工的な躁鬱というか、「ADHDの生存戦略としての躁鬱」で、なんとか「仕事ができる」という評価を獲得してきた。

簡単に言うと、仕事に向かうとき、特に顧客や取引先、交渉相手と臨むときにほぼ無意識に「躁」のスイッチを入れて、頭の回転の速さを二倍にし、説得力を増すように感情的、情熱的に話したりすることができるようにしてきた。

10年間かけてその手法を会得してきた結果、いまではもはや、自ら躁になら

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