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「整理整頓が苦手」なことがコンプレックス

実家を出て、一人暮らしをしてからもう15年経っているけど、未だに「整理整頓」的なことにコンプレックスがある。
それをおくさんに指摘されたらちょっとヒステリックに反論してしまって、自己嫌悪になったりする。

これまでどうにかこうにか生きてこられたのは「細かいことは気にしない!開き直る!」と心に決めたからなんだけど、コンプレックスを完全に克服したというわけではないんだよな。

洗い物を効率的な順番で片付けるとか、細かく整理して棚にしまうとか。
「そうしなくちゃ」と思うんだけどうまくできないことが、僕にとっては本当にものすごくストレスになってしまう。
だから、一人暮らしをはじめたばかりのころに「とりあえずぜんぶまとめてここに放り込む」みたいなルールを決めて、ストレスをできる限り感じないような生活をすることで、辛うじて正気を保ってきた。

自分でも本当は、きっちり細かく整理整頓できたらいいな、と思ってはいるんだけどどうしてもできないから、誰かにそれを言われると自分の人生を否定されたみたいな気になってムキになってしまう。

そういえば僕は、中学生くらいまでは他人からは「ヒステリックなやつ」と言われてたんだよな。
今の僕はまわりの人から「穏やかですね」「めったに怒ったりしなそう」などと言ってもらえるようになった。
これはひとえに僕が自分の特性を把握してどうにか飼い慣らしてきたからなんだけど、ときどき飼い慣らし切れていない部分が顔を出しちゃうのよね。

ヒステリックになってしまうのは、何よりも自分で自分が許せないからなんだよね。
だから、昔は僕、自分のことがとても嫌いだった。
今ではこんなにナルシストなくらいなんだから、たぶんこれまでの生き方は正しかったんだと思う。
これからも、うまく自分の特性をなだめながら、生きていけたらいいなぁ。

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