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ココロの来歴

今日は引っ越してから初めてメンタルクリニックに行ったので、「初診」ということで、僕のこどもの頃からのことをあらためてお医者さんに話した。

ADHD傾向あり、ストレス下では抑うつ、下痢、全身倦怠感などが出現……。
僕がずっと抱えている「弱さ」。
あらためて先生に話すために自分について語っていると、よくまぁこんなに困難な道を歩いてきたなって思う。

ADHDの診断をもらったのは30歳過ぎてからだけど、こどもの頃のことを聞かれたら、忘れ物は多かったし「注意力散漫」と毎回先生に通信簿に書かれていた。
先生「授業中に別のことしてて先生に怒られたりした?」僕「怒られなかったですけど……教科書の別のページを読んで勝手に勉強してました」
先生「忘れ物は多かった?たとえば、ランドセルごと忘れて帰っちゃったこととかある?」僕「一度や二度ではないですね……えっ、みんなはないんですか?」

今でこそ僕は「それなりにうまくやってる」と自分では思っているんだけど、まぁ確かにうまく行っている人は10年以上も心療内科に通ったりしなくて済むんだろうな。
ずっと飲み続けているSNRIのおかげで僕はなんとかやっていけてたようで、今回引っ越しを機にSNRIを中断してしまったらまた苦しくなった。
そうか、君とは離れられない仲なんだな。勝手に見限ろうとしたりして悪かった。これからも僕のそばにいて支えておくれ。

それほど悲壮感はない。薬をちゃんと飲んでいれば、定期的に病院に通っていれば、僕はちゃんと意味のある、自分でいいと思える仕事ができているのだから。
先生が不意にこぼした言葉が印象に残った。
「いつも頭が回転していろんなこと考えちゃうんですね……それはまぁ、病状とも言えますけど、長所でもありますから」

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