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脳内を記述する技術(ハート・トゥ・ワード)

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タイトルはHUNTER×HUNTERの念能力名っぽくしました(笑)。 文章技術から悩み相談、僕の経験の紹介など「モヤモヤとした思考を言語化すること」をキーワードにいろいろと書いて… もっと読む
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#生き方

フリーランス編集者、2年目になります

フリーランス編集者、2年目になります

すっかり忘れていたけど、今日5月11日は、僕がフリーランスになって1周年だった。
決して志高く「よし、今日からフリーで行くぞ!」ということではなく、前に勤めていた職場が立ち上げのときとはすっかり方針が変わってしまったため、これ以上この場所でがんばり続けることはできないと思っての、やむにやまれぬ独立だったし、そもそも僕にフリーランスで生き抜くほどの根性があるとは思えなかったので、すぐに別のところに就

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歳を重ねたよ。

歳を重ねたよ。

38歳。

「人生の中で、今がいちばんしあわせ」って、いつまで言い続けられるだろう、ってときどき思う。

少なくとも今は、胸を張って言えるね。

たとえば自分が10代だったころ、38歳になってそんなふうに言えるだなんて思っていなかった。38歳って、10代にとってはちょうど親の世代かな。

親たちもひとりの人間なんだ、って今なら思えるけど、自分が10代のころにそんなふうに思える余裕はなかった気がする

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「男らしさ」は卒業したよ。

30代も半ばになってやっと、だけど。

自分が男らしくあることを少しずつ脱ぎ捨てていって、ふと気づいたら周囲の誰ひとり僕に男らしさを求めなくなった。
むしろ最近では、なんだか中性的な扱いをしてもらえるようになった気がして、とても居心地がいい。

僕は生まれつき極端に痩せていて、体重は女性の平均にも遠く及ばない。
「一般的に男性は女性より腕力があるから、女性にとって男性は恐怖の対象」だとよく言われる

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体力が、ない。

生まれてから今まで、体が丈夫だったことは一度もないけれど、それにしてもここ数年で体力がなくなったと思う。

まだ加齢のせいにするには少し早いと思うので、ストレスと運動不足、あともしかしたら、引っ越してきたこちらの気候が合わないのかもしれない。

体力が人並み以下になってみて改めて、世の中は体力がある人を基準に作られているなぁ、と実感する。

長時間労働が当たり前の社会。効率よりもやる気を見せること

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今日、心に決めたことがある。

別に価値があることを書いているわけではないんだけど、だれにでも読まれてしまうのはちょっと差し支えがあるので有料にしてみる。

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日曜日の夜中に心に浮かぶ由無しごと

今日はなんだか思いつくままに書き散らしたくて、あえて推敲なしでだらだらと書きます。

35歳になっても依然として安定とはほど遠い生き方をしておりまして、今の職場も、長くてあと一年ちょっとかなぁと思いはじめたりしていて、次は何をして生きようかなぁと考えることが多くなってきた。

そんな風に自分の生き方を考えることは、たぶん人よりずっと多くて、どの会社に勤めようとかどういう職種にしようかとかよりも、「

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しまった、僕自身が1か0かだったかも。

しまった、僕自身が1か0かだったかも。

「白黒つけない勇気」という記事がよく読まれています。うれしい。

それはいいんだけど、ちょっと意識の高い記事を書きすぎて自分を追い詰めているような気がしなくもないかも。

本来の僕はそんなに強い存在じゃなくて、もっと弱々しい。少しバランスを取らなくちゃ。

僕は得意なことと苦手なことの差が激しくて、でもプライドが高くて、というよりは「使えないやつ」だと思われるのがひどく怖くて、ついつい自分を大きく

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視野を広くもつと、生きづらい、かもしれないけれど。

視野を広くもつと、生きづらい、かもしれないけれど。

ちょっと偉そうで嫌味な言い方かもしれないんだけど、最近どうも、「視野が狭い方が生きやすいかもしれない」なんて思ったりする。

でもそれでも僕は、視野が広い方がいいな、できる限りでも。

例えば僕がよく言ってる、自分なりの倫理とか、Don't Be Evilとか、是々非々とか、ダイバーシティとか、そういう考え方って日常生活と同じ高さの層(レイヤー)では考えられないことなんだと思うんだよね。
そういう

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白黒つけない勇気

白黒つけない勇気

現代の社会では、多くの人が「白黒つけたい」という欲望に抗えないでいる。
本当はあらゆることはイチとゼロの間にあって、白黒つけることなんてできないのに、人は曖昧に耐えられない。
だから極端なことを言う人がもてはやされて、思慮深い人は顧みられない。
本屋に行ってベストセラーになっている本のタイトルを見れば、根拠もなく強い口調で断言しているものばかりが売れている。

ネットやテレビで人気になる人や、イン

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病弱キャラが定着してきた。

病弱キャラが定着してきた。

「病弱キャラ」が定着してきた。
確かに楽ではある。
みんな心配してくれるし、飲み会の誘いを「あまり体調が良くないから」と断っても納得してくれる。
「なるべく早く帰ったほうがいいよ」と言ってくれることさえある。
僕自身も「いえいえ大丈夫ですよ、がんばります」なんて強がらなくなった。
むしろ僕の方から、あまり体力がないこと、体調を崩しやすいことをアピールしてきた結果だから、処世術として、正しい。

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変わること、変わらないこと。

20代の時にずっとライブに通っていたバンドの4年ぶりのライブに行ってきた。

僕と同年代の女の子三人のバンドで、10年くらい前はすごく精力的に活動していて、僕も毎月のようにライブを見に行っていた。

20~30代の10年は長い。あのときと今とでは、僕も、バンドのメンバーたちも生き方は大きく変わっているに違いない。
僕は職業も住む場所もあの頃とは違うし、バンドのメンバーたちも、結婚して子どもを生んで

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根を下ろさない生き方

根を下ろさない生き方

1983年生まれ、現在34歳の僕のこれまでの人生は、「安定」とは程遠い。
比喩でも大げさでもなく、いつも「3年後の自分が何をしているか、想像もできない生き方」をここ10年近く続けている。

大学を卒業してから12年間の僕の職業遍歴を、一通りさかのぼってみよう。

大学のとき、新入社員としてそこそこ大きなメーカーに就職したときは、「これで安定した生活が約束されたのだろう」と思ったし、同時にそのことに

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