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何度も読み返したい素敵な文章の数々vol.10

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2016年7月の記事一覧

『ナルシスト』こそ最強のライフハック術

『ナルシスト』こそ最強のライフハック術

 自分に自信を持つのは良いことだが、それが行き過ぎると「ナルシスト(笑)」と嘲笑を受ける対象になる。

 どこからが「行き過ぎ」なのかは議論の余地があるものの、一般的には、窓ガラスに映る自分にうっとりしたり、セルフィーを100枚撮ってそのうちの何枚かをSNSにアップしたりするだけで、裏では「きも」とか「キンモ」とか「バカ」とか「しんで」と言われてしまうようだ。

 正直に告白すれば、僕自身も昔はそ

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【日記/36】面白い人は、面白い本を読んでいる。

【日記/36】面白い人は、面白い本を読んでいる。

知っている人からすれば「何を今更」という話なのだろうが、知らなかった人からすれば、それはいつだって新鮮だ。

最近の私は、高野秀行さんというノンフィクション作家にどハマりしている。30冊はあろうかという全著作を、この勢いにのってすべて読破しようかと思っているくらいだ。こんなに面白い本を書く人がいるなんて、恥ずかしながら知らなかった。ちなみに、高野さんのブログを私は今、10年前まで遡って最初から全部

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後輩を”後輩たらしめる”のは先輩なのだ

先輩や後輩に対する考え方が、少しづつはっきりしはじめています。

中・高の間は、野球部というしっかりとした体育会系の中にいたせいか、基本的に「上下関係」に体に染み付いており、「先輩は先輩であるだけで尊い」と本気で思って10代を過ごしてきました。

大学に入ってからも、高校時代までの厳格な上下関係はないにせよ、ある程度先輩-後輩を意識する生活を送る中で、つくづく「自分はなんて先輩に恵まれているんだろ

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70大学!42展覧会!台北で見た大大卒業制作展。ナニコレ!?建築ランドスケープ系卒業制作展に見た、台湾の「教育」パワー。

70大学!42展覧会!台北で見た大大卒業制作展。ナニコレ!?建築ランドスケープ系卒業制作展に見た、台湾の「教育」パワー。



前回のレポートでも少し触れた「松山文創園区」で開催されていた日本では見たことない規模の大大卒業制作展。期間は約1ヶ月半、ジャンルは音楽から服飾、建築、デザインまで、参加大学数は70!展覧会数42! いろんな国へ行ってきたけど、こんな規模ははじめて。

規模だけではなく、大学って社会に対してこうあるべきだよね!というある種の理想が見えた現場のレポートです。

最初は何も知らず、ふらっと入ってみた

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転職時に考えるべきは「最も自分が結果を出しやすいポジション」であるか、じゃないかと思う

転職時に考えるべきは「最も自分が結果を出しやすいポジション」であるか、じゃないかと思う

最近、熱中症で倒れたり、ギックリ腰になって動けなくなったり、ありがたいことに仕事が忙しかったり...などが続いて久しぶりの更新です(言い訳です。。。)

そういう時期なのか、こういうブログを書いているからなのかわかりませんがここ1ヶ月くらい転職の相談を受ける件数が一気に増えました。相談を受けている中で何人かから「その話noteに書いた方がいいですよ」という話があったので、書いてみようと思います。(

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好きにしていいなら、縛ってください。

好きにしていいなら、縛ってください。

「どうしてクッキー屋さんなんですか」

会社を辞めると決めてからクッキー屋さんをはじめるまでの2年間のことを、すこしお話する機会があったので、思い返していた。

前に「シングルマザーのクッキー屋の話」でも書いたけれど、わたしは12年ほど某チョコレートショップで働いていて、お店屋さんという形態のきびしさや、お菓子の業界で個人でやる儲からなさをよく知っていたので、「お店屋さんはぜったいにやりたくない」

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ブスのファッションから考える、うらやましい気持ちの処理方法について

ブスのファッションから考える、うらやましい気持ちの処理方法について

さっき読んだ「ブス図鑑」の記事に、身に覚えがありすぎて、喉の奥にマシュマロを2〜3個つめこまれたような苦しさがあった。

わたしは、小学校から高校まで制服のない学校に通っていた。私服の学校を好んで選んだわけではなくて、たまたま近所の公立の学校が中学も高校も私服だっただけなのだけど、結果的に学校の制服というものを着たことがない。

いわゆる制服マジック(制服だからかっこよく/かわいく見えるけど私

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「いいね!」の反対

「いいね!」の反対

Facebookが普及させた「いいね!」文化によって、
小さな共感や、ふとしたときに感じた好意を、
友だちや先輩、同僚や仕事相手に簡単に
届けることができるようになりました。

「これいいなあ。でも、メールを送るほどじゃないな」
世界中いろんなところで湧き起こっては、
誰にも届くことなく消えていたこういう感情を交換できる
ようになったのは、素晴らしいことだと思います。
ぼくも日々、助けられています

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メモにはメモを、素直には素直を。

メモにはメモを、素直には素直を。

先日、机の上にあーちん(娘13歳)のメモをみつけた。わたしへ宛てたメモにはこうあった。

「最近、めんどくさいって思ってばかりで、好きなことしかしてない。それじゃダメなのはわかってて、あとで後悔するのに逃げちゃって、しなきゃって苦痛に感じてることがいやなの。ほんとはちゃんとやって、ほめられたいのに。どうしたらいいかな?」

ああすごいな と心から感心した。やりたくないと思うことに嫌悪感を感じて

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