みかん🍊

プロテスタント教会牧師。マイノリティ宣教センター共同主事。以前は神学校で働いてました。…

みかん🍊

プロテスタント教会牧師。マイノリティ宣教センター共同主事。以前は神学校で働いてました。聖書のお話、フェミニスト神学することについての話+日常生活の中からポトンとおちる言葉を書いてます。ネコのいる暮らしをしています。キリスト教書き部部員、かな。フルーツ好きなマイナークリスチャン。

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    キリスト教月刊誌『福音と世界』2023年2月号に寄稿された「要求される『共感』を超えて」を執筆するに至った動機やその後をまとめている記事5本をマガジン形式で読んでいたけます。5回完結です。

記事一覧

痛かった共感の言葉

少し駅からは離れたところに住んでいるので、公共バスと原付必須の生活です。駅前駐輪場は

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みかん🍊
4日前
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遠くから見ていた女たちは

その災難から物理的に離れていても、現地や当事者との強い関係があれば、関連被災することについて考えさせられている。  イエスが十字架につけられたことは、史上の人物…

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みかん🍊
5日前
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特権争奪戦からの離脱

一つのものを分け合う、一緒に所有する、これはシンプルだけど、とてもハードルが高いことになってしまっているのだと思います。  ヤコブが煮物をしていると、家の外で働…

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みかん🍊
8日前
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その鍋をよこせ〜発作が出た時の対処法の一つ、原典研究〜

本来はじーっとオンライン会議に参加しているはずだったが、実際はオンライン会議に参加しようとするとフリーズしてしまった。久々のパニック障害発作るん。発作るんという…

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みかん🍊
9日前
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押し合いの末、なお、つかんだままで

一つになりましょう!心を一つに、思いを一つに〜そういた団結、結束を呼びかける号令は、なんとも「いい感じ」に響いてきたと思います。バラバラよりは一つであることの方…

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みかん🍊
11日前
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支援したい欲望と支援されずにいたい欲望

この間、ずっと考えさせられてきた。 キリスト者の「支援したい欲望」と「支援されずに生きたいという欲望」が交差するところに毎日のように触れている。

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みかん🍊
3週間前
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ビルに光があたるとき

明日はメッセージ奉仕がありません〜!ですが、「巻頭言」は書きました。こっちの方が、書くのが本当は難しいのです。限られたスペースで。こうなると、話すも下手、書くも…

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みかん🍊
3週間前
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非力さの中にある希望 

先日、招かれて学生さんと共にした礼拝でのメッセージ原稿です。 マタイによる福音書5章43節ー44節からのお話です。 この話を書きながら、また実際にお話ししながら、いろ…

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みかん🍊
1か月前
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心のビーチ

ここ数日、いろんなものを浴びすぎてて結構見えないところで圧迫を受けているなと思ったのは  *原付で急な坂道を下っていると

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みかん🍊
1か月前
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落ちこぼされたもの〜コリント二5章16-21節から

 二つのことについて記したいと思います。一つは、「新しく創造される」(17)こと。もう一つが「和解のために奉仕する任務」(18)についてです。  新しく創造されると聞く…

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みかん🍊
1か月前
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見えない香りに促されて

パウロは香りの話をします。

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1か月前
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恩義に注意なパウロ〜コリントの信徒への手紙二をめぐって

キリスト教を信じる人々の集会がどんどん大きくなっていったその過程の中で誰がリーダーとしてふさわしいのかとイザコザが

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みかん🍊
1か月前
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罪の赦しについて

自分には罪の赦しが必要だと改めて思っている。自虐でも、有り体のことでもない。当たり前すぎること、上手くやっていること、この罪から解放されたい。

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みかん🍊
1か月前
6

たった一本の綱では怖い〜キリスト教がまだやれそうなこと〜

世界中で属性によって傷つけられている人々が叫び続けています。これまでは居場所、関わり、つながり、そういうことが漠然と言われていて、

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みかん🍊
1か月前
6

この先も共に行こう〜キリスト教の特徴を考え中〜

コリントの手紙二は、かつて、教会で起こっている問題に提案や助言をしたパウロが、その後にさらにフォローアップしようと書き送ったものと紹介されることが多いです。なん…

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1か月前
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神は罰するへの抵抗

日々の営みの中で、苦難が完全になくなることはありません。それはとっても辛いことではありますが、現実です。しかし、苦難が全くない人生などあるのでしょうか。そして

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痛かった共感の言葉

痛かった共感の言葉

少し駅からは離れたところに住んでいるので、公共バスと原付必須の生活です。駅前駐輪場は

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遠くから見ていた女たちは

遠くから見ていた女たちは

その災難から物理的に離れていても、現地や当事者との強い関係があれば、関連被災することについて考えさせられている。
 イエスが十字架につけられたことは、史上の人物イエスが処刑されたというだけではないと「告白」するのであれば、常にこの関連被災、あるいは

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特権争奪戦からの離脱

特権争奪戦からの離脱

一つのものを分け合う、一緒に所有する、これはシンプルだけど、とてもハードルが高いことになってしまっているのだと思います。

 ヤコブが煮物をしていると、家の外で働くエサウが帰ってきました。狩人の仕事はとっても疲れるのでしょうか。疲れ切るというのは良くも言ったものだと思います。この小さな物語の中では同じ言葉(疲れ切る)が二度繰り返されています。この言葉を探検してみると、腹が減って喉が渇いている状態に

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その鍋をよこせ〜発作が出た時の対処法の一つ、原典研究〜

その鍋をよこせ〜発作が出た時の対処法の一つ、原典研究〜

本来はじーっとオンライン会議に参加しているはずだったが、実際はオンライン会議に参加しようとするとフリーズしてしまった。久々のパニック障害発作るん。発作るんというのは、発作を怖がらないためにわざわざ可愛らしく名付けてきただけのことです。

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押し合いの末、なお、つかんだままで

押し合いの末、なお、つかんだままで

一つになりましょう!心を一つに、思いを一つに〜そういた団結、結束を呼びかける号令は、なんとも「いい感じ」に響いてきたと思います。バラバラよりは一つであることの方がいいに決まっていると感覚的に感じるのはなぜでしょうか。一糸乱れぬ有り様で統制が取れた行動や表現を見ると「すごいなあ」「同じ気持ちで取り組んでいるのかなあ」と感心させられたりします。秩序的、調和的に見えます。この「一糸乱れぬ」という言葉の類

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支援したい欲望と支援されずにいたい欲望

支援したい欲望と支援されずにいたい欲望

この間、ずっと考えさせられてきた。
キリスト者の「支援したい欲望」と「支援されずに生きたいという欲望」が交差するところに毎日のように触れている。

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ビルに光があたるとき

ビルに光があたるとき

明日はメッセージ奉仕がありません〜!ですが、「巻頭言」は書きました。こっちの方が、書くのが本当は難しいのです。限られたスペースで。こうなると、話すも下手、書くも下手、でどうしょうもないのですが、だからこの働きをやっているのかな、と考えるのでもあります。
だって、あんまりにも「それらしい」礼拝メッセージって寒気がするもの(ネットサーフィン(死語)でかなりの「それらしい」メッセージを聞き続けているわた

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非力さの中にある希望 

非力さの中にある希望 

先日、招かれて学生さんと共にした礼拝でのメッセージ原稿です。
マタイによる福音書5章43節ー44節からのお話です。
この話を書きながら、また実際にお話ししながら、いろんな人々の顔が思い浮かびました。
聖書のお話を聞いたら自分と神様のことだけに集中すべし、と叱られそうですね。

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心のビーチ

心のビーチ

ここ数日、いろんなものを浴びすぎてて結構見えないところで圧迫を受けているなと思ったのは
 *原付で急な坂道を下っていると

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落ちこぼされたもの〜コリント二5章16-21節から

落ちこぼされたもの〜コリント二5章16-21節から

 二つのことについて記したいと思います。一つは、「新しく創造される」(17)こと。もう一つが「和解のために奉仕する任務」(18)についてです。
 新しく創造されると聞くとワクワクしますか?では

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恩義に注意なパウロ〜コリントの信徒への手紙二をめぐって

恩義に注意なパウロ〜コリントの信徒への手紙二をめぐって

キリスト教を信じる人々の集会がどんどん大きくなっていったその過程の中で誰がリーダーとしてふさわしいのかとイザコザが

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罪の赦しについて

罪の赦しについて

自分には罪の赦しが必要だと改めて思っている。自虐でも、有り体のことでもない。当たり前すぎること、上手くやっていること、この罪から解放されたい。

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たった一本の綱では怖い〜キリスト教がまだやれそうなこと〜

たった一本の綱では怖い〜キリスト教がまだやれそうなこと〜

世界中で属性によって傷つけられている人々が叫び続けています。これまでは居場所、関わり、つながり、そういうことが漠然と言われていて、

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この先も共に行こう〜キリスト教の特徴を考え中〜

この先も共に行こう〜キリスト教の特徴を考え中〜

コリントの手紙二は、かつて、教会で起こっている問題に提案や助言をしたパウロが、その後にさらにフォローアップしようと書き送ったものと紹介されることが多いです。なんとなくフォローアップという考え方自体が、私にはガッツのある指導者像を思い起こさせるものですが。今回は、その冒頭部分からのお話です。

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神は罰するへの抵抗

神は罰するへの抵抗

日々の営みの中で、苦難が完全になくなることはありません。それはとっても辛いことではありますが、現実です。しかし、苦難が全くない人生などあるのでしょうか。そして

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