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積ん読

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読むには心の余白が足りない
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#小説

ジャンルは偉大です

ジャンルは偉大です

今回はプロ作家を目指されている方向けの記事となります。

小説を書いていると、自分が書きたいジャンルというのがありますよね。noteで小説を書かれている方を見ていると、純文学とか自分の気持ちを物語として書いている人が多い気がします。

それって絶対にいいんですよ。書いていて楽しい小説とか、心がほぐされる小説って、自分のために書くものですからね。

精神病の治癒の一環として小説を書くというのが勧めら

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Z世代は芥川賞の夢を見るか?

Z世代は芥川賞の夢を見るか?

「へ?何書いてんのそれ?」

ある日の昼休み。

「もしかして、小説ってヤツ?」

あの子は何の気なしに言ったのかもしれないが、その「小説ってヤツ?」の語調が、グサリと私の心に刺さった。

「ち、ちがうよ!」

そう言いながら、私はそそくさとノートを引き出しに隠した——

◆◆◆

文章を書くことって、ダサいんかな?

——中高生の頃、周りの目から、そんなことを考えていた。

文章を書くことって、

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小説を書く人は、結局、自分が書く小説にしか興味がなく、あるいは好きな作家にしか興味がない

小説を書く人は、結局、自分が書く小説にしか興味がなく、あるいは好きな作家にしか興味がない

 名前のない書き手とその書き手の本が、世間でどのような扱いを受けることがあるか、翼猫さんと「この空気は、けっこうつらい」(https://note.mu/itoguchimasaka/n/n440ef5aae35c)という私の記事のコメント欄でやりとりした。
 それで思い出したことがある。
 私はリアルでは、自分が小説を書いているということを周囲にほとんど話していない、ということを以前書いたが、そ

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