おじさんとバンドを組むということ

どうもこんにちは

会社の待機期間中にブログ書いている者です。(SESの会社なんでね。)
今回は自分がバンドマンをやっているということでそのことについて書いて行こうと思います。

バンドマンというとギターベースボーカルドラムとあるうち自分はドラムをやってます。歴は10年ちょっとです。全然うまくないです。8ビートしか叩けないです。

で、高校の時は軽音部に入っていて、大学でも軽音サークルに所属してました。いじめられてすぐ抜けましたが。

表題の通り、このおじさんというのはネットで知り合った人たちのことで、当時自分はネット掲示板、バンドをやりたい人たちがパートを募集したり自分から参加希望をかけたりできるサイトがあり、自分もそこに登録してました。てか今でも登録したままです。(全然見てないけど)

このおじさんとバンドを組むきっかけになったのはまさしくその掲示板で知り合い、エンカして、ドラムとして参加して、ライブを行なっていた感じです。ちなみにこのおじさんたちとは今でも付き合いがあり、ライブで知り合った人やこのおじさんたちの知り合いの方と一緒に音楽をやらせてもらっている感じです。

このおじさんたち、大体30後半〜40後半くらいの方たちで、自分より10歳以上離れているのですがとても優しく、普段同年代や仕事でバチクソに嫌がらせやいじめを受けている中である意味心のオアシス的な場所になっています。

喧嘩もしたことがなく、スタジオ代やライブの時も払ってくれたりなどとてもお支えしていただき感謝しかないです。

そのような人達、勿論20代の頃があってみなさんその頃から音楽をやられていて大ベテランです。

でも自分、音楽活動をやってみて同年代と一緒に活動をした経験が少なく、何度か接触を試みるも全然上手くいかない。最近の音楽をやりたいと思い参加して、なんか軽音サークルみたいな上下関係だったり実力主義だったりとか変な縛りみたいなのがあったり、喧嘩や衝突があってすぐ解散など上手くいった覚えがありません。

おじさんの方が何故か柔軟にいけるのです。

ここで自分が今までやってきておじさんと音楽活動をするとどんなことがあるのかまとめてみようと思います。

おじさんたちと音楽をするということ

メリット

  • 金銭面

  • 趣味として

  • 人脈

  • 精神的余裕のある大人

デメリット

  • 仕事や家庭の都合優先

  • ガチでやるには厳しい

  • 世代間ギャップ

  • おじさんウケのよさ

以上が挙げられます。
メリットはやはり人生経験豊富な大人の人とバンドを組むと、相手は「年下相手に奢らせるのは」という年上独特の心理が働き、金銭面ではそこでカバーしてもらえます。また同じ趣味を続けるという意味で相手はそこそこ仕事もしてきて余裕があるけど人生の豊かさを求めているという側面がある以上、その豊かさを共有できるという点で精神的な安定ももたらしてくれます。また仕事の話でも自分と同じ仕事をしている人や会社との関係が近いとその話で盛り上がることがあります。総じて、「安心安全に長く続ける趣味として音楽が楽しめる」という点が非常に大きいです。

一方、デメリットとしてはこれはあくまで自分が組んできた中での傾向が強いという意味で総じてとはいえませんが、やはりガチで音楽をやるとなると相手も大人、家庭や仕事で上の立場となるといきなり都合がつかなくなることもあるので勿論趣味よりそちらを優先します。なのでデビューに向けてたくさんライブをしたい!目標を決めて年内にはサブスクあげてMVを出したいとかとなると、一度決まったとしてもその後に状況で覆るし、自分は年下だからそれについて何か言えそうな感じはない、ゆるーくやっていく感じなので、もしその感じがいいと感じるならそれでもいいですが、そのゆるさで活動のペースが落ち、同年代との差が開いてしまった!!気づいたらもう30代突入で注力したかったことができなくなってしまった!!!!なんてことも。勿論それは組む相手の話なので一概にとは言えません。ゆるい同年代もいれば攻めてるおじさんもいます。ただ、ここでは趣味バンド、ゆるい、ゆるすぎる感じの活動での話。
あと世代間ギャップ。これはおじさんたちはCDやサブスクも知ってる方もいますが、今の若者がスマホで簡単に音楽を聴けることや、サブスクのあげ方、MVの依頼の仕方、ミキシングのやり方等当時の技術にはなかったものが出てきていて追いついてないことがあります。これに関しては新しく今のことを覚えるとなると当人の負担になり趣味としてゆるく楽しめないから当時っぽい感じで当時のやり方で音楽をやることになるのもしばしば。
現に自分が今組んでるバンドで、元メジャーのギター、元々一緒に組んでいたベースと3ピースのバンドを組んでいますが、基本みんな優しいです。優しいのですが、この元メジャーのギター、結構要求が多くレコーディングもドラム録りの時には録り直しを要求したり、集客についてかなり聞いてきたり割と自分やベースを当てにする割に、ミックスダウンをこちらからお願い(というよりやりたいと向こうがいってきた)すると5ヶ月くらいかかってしかも「まだあと3曲いけるからそれも録っちゃおう!」とまだ作曲すらしていない3曲もレコーディングすると言い始める始末。組んでもう2年経ちますがライブすらしていない感じです。このレコーディングも自分しかPCを持っていないのでデータは自分が持っているのですが、HDだって無限ではありません。レコーディングも自分は未経験で元メジャーだったりベースはレコーディング経験がありますが、何故か初心者の自分がレコーディングのエンジニアをやって後で元メジャーにダメ出しされる始末。じゃお前がやれや!!!って喉元から出るのを堪える感じです。この元メジャーの方もメジャー時代は他のスタッフ(というかボランティア)にやっていただいてたようで、今のバンドでもMV撮影やアー写も「タダで一眼レフでいい写真とってくれる人いない?」とか何かあるごとに「タダ」で「クオリティの高いもの」を求めてきます。最初会った時は「この人世の中そんな甘くないこと、わからないのかな」って思ってましたが、後から聞いたら「いきなりタダというわけじゃなくてちゃんと最初は初期投資なり信頼関係を築いた上でのタダの意味だよ」と言っていてそこは誤解でした。あと、集客に関しても「いきなりライブの呼び込みしても場所も何の音楽やっているかもわからないから来ないよ〜」とわかっている感じでした。ならなんで詰めてきたのか・・・?後半ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、まぁ人間関係拗れてはいなくて本当に皆さん優しいし、拗れるくらいならとっくに解散してるくらいの気持ちでやっているバンド活動なので。
あとおじさんウケの良さ。これに関しては今の若い人によくみられるなんかどこか悟ったような雰囲気、令和世代特有のあの感じですね。鬼滅の刃でいうと霞柱の時透無一郎、るろうに剣心でいうと世田宗次郎、志々雄真実あたりでしょうか。実力主義、弱肉強食のような非道さと無表情さ、無駄を嫌う性格、自分至上主義なところみたいなものはおじさんウケはしません。おじさんは真面目で純粋、善人、能力より情熱、あと平成世代となれば個性的なところとかが受けます。今の令和だと情熱=暑苦しい、無駄が多い、うるさい等かなり毛嫌いされる要素満載だと思いますが、そういう不器用さが今と平成とのギャップになるのかなと思います。まあこれも一様には言えませんね。いくら不器用でも気遣いとかはやはりどの世代でも必要ですし。


以上、ネット掲示板(OUR SOUNDS、With9等)を使ってバンド活動をしている人で、自分もそれを使ってバンド活動をしているのですが、40〜50といったミドル世代と鉢合わせた際に心がけておくことを軽くまとめてみました。

いかがだったでしょうか?まぁ現代の若者、令和世代はYoutubeだったりDTMで一人で作曲からリリースまでできてしまったりとあんまりバンドが映えない時代になっているのも事実(Tiktokなんか見てても感じる)のでソロの才能に注目されがちではありますが、おじさんたちはまさにバンド世代、そしてSNSが発達していない時代に若者を経験しているので、彼らにとってSNSが「現代、令和の象徴」と勘違いしている大人もいるくらいです。
また「バンドが組めないなら一人でやればいいじゃん」「作品を作る時だけ集まってやれば効率よくない?」が通じない世代でもあるのです。何故なら「バンド活動」に音楽以外の人間関係さを求めてしまうから。先ほども言ったようにバンドは彼らにとってコミュニティ、ネットは最新のコミュニケーションツール。それらを駆使して人間としてもプレイヤーとしても成長するのが彼らの考えとして根付いているのです。

それもそれであり。令和世代でもバンド活動をやっている20代の方、これから始めようという方にも是非、参考にしていただけたらと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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