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意見をはっきり言うこと

近頃は YouTube の動画で海外の人のインタビューを聞く機会が多いのですね。

メジャーリーガー

インタビューアーが大谷選手についてどう思うかを尋ねると、多くの選手は「大谷は好きだ、〇〇が〇〇だから。それで彼はこんなことを言うんだよ。僕は感動したね。」みたいなことを言います。
ほんとに一生懸命、説明してくれるのを耳にすることが多いのです。

外国人観光客

インタビューアーが日本に来ている外国人観光客に感想を尋ねると、ほんとに様々な感想を言ってくれます。
しかも、風景、文化、日本人の心遣いなどについて、なぜそのように思うのかをきちんと説明してくれます。
なんとか相手に自分のイメージを伝えようと、多くの人が努力して話しているのが分かります。

広島を訪れている外国人

インタビューアーが平和記念公園に来ている外国人に感想を尋ねても、やはりしっかりと自分が感じたことを語ってくれます。
資料館の展示をつぶさに見て、説明を読んでくれている人もいるし、そのことをちゃんと話してくれます。

日本人は・・?

前述のようなことは、考えたら当たり前のことだと思うけど、対して日本人の観光客や、展示を見に来た人にインタービューをして、そこまでのことを言ってくれる人は少ないのではないかと思います。

最初は思いました。もしかして外国人にインタビューするときは、ちゃんと答えてくれる人のものを採用して配信しているのではないかと。
でも、いろいろな動画やテレビでの映像などを見て、日本人のそれと比較して全体で考えたときに、やっぱり日本人って何も語らないなと思いました。

NHKの子どもへのインタビュー

お祭りとかは、別にどんな感想を言おうが自由なのですが、よくイベントでNHKが子どもに感想を尋ねると「楽しかった」「美味しかった」「嬉しかった」ぐらいの感想しかいつも出てこないのですよね。
NHKはそういう答えを用意していて、子どもに言わせているのではないか?と思うわけです。
インタービューされた子どもたちは、本当に「楽しかった」だけの感想しか無かったのでしょうか?

日本の若者へのインタビュー

昔と違って最近ちょっと変わってきたなと思うのは、日本の若者、とくに高校生ぐらいがハッキリ意見を言うようになったかな?という点です。

僕らみたいなバブル世代のチャラい人間から見ると、なんか凄くクソ真面目だなーと感じることもあるのですが、今のそういう若い人の意見というのが、世界標準に近づいているのだろうと解釈もできるのですね。

だから決して今は、悲観はしてないですね。
それにZ世代にはしっかりした考えを持っている人が目立つし、みんな前向きだし、そういう良い点はどんどんアピールして、世の中をいい方向に持って行って欲しいと思います。

Z世代への希望

Z世代がもっとしっかりと自分が「感じたこと」を言って欲しいと思います。
とくに大学生などは、論理的・客観的な見解に努めようとしているイメージはあるのですが、それはそれでとても良いと思いますが、それより「どう感じたか」という主観もしっかりと持って欲しいと思います。

主観が人を迷わせたり、傷つけたりするのではないか?と思うかもしれませんが、それは言い方によります。
外国人がはっきりものを言うことで僕らが傷つくかというと、意外に傷つきはしません。それはお互いに相手を尊重して会話をしているから。

むしろ無責任な客観視の方が誰かを傷つけるかもしれません。

過去の短い年月の間に自分が経験したことを総動員して、何かを考えて、結論を出したり、仮説を唱えて誰かに提案することを、もっと頑張って欲しいなと思います。
そのようなことを、note やブログ、願わくばTwitterのような激しいSNSで発信してくれたら、世の中はあっという間に変わりそうな気がするのですね。

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