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これから何になろうかな。
ライターとして仕事をするようになってから、この8月で1年になる。
もともと趣味でこのように文章書いていたのが、色々きっかけがあり、去年の8月から、ライターとして記事を書かせてもらうようになった。
(具体的な経緯については下記で書いているので、興味のある方はご覧ください)
もう1年も経ったのか、という気持ちもあるし、本業をやりながら(会社員をしている)よくこれだけ書いたな、とも思う。
わかってきた
誰かの言葉に呪われない
まだ社会がこんな状況になる少し前、前の職場の人と飲みに行った時のことだ。
ちょうど1年ほど前に私はその会社を辞めたのだけど、職場の人たちとは結構仲が良くて、今でも飲みに行ったり遊びに行ったりする。その日も定期的に飲みに行くメンバーで予定を合わせていたのだが、直前になって一人から連絡がきた。
『Iさんも誘っていいですか? 来たいって言ってて』
Iさんというのは、私のひとまわり年上の女性社員だ。職
もういい子じゃなくてもいいね。
3月20日、実家にいた。
と言っても、実家も今暮らしている家もどちらも都内にあり、1時間弱の距離しかない。もう17才になる実家の犬の衰弱が激しくて、頻繁に顔を出すようにしていたのだった。
でも、本当はもう一つ目的があった。
*
私には一つ秘密がある。
具体的なことは書かないのだけれど、もう10年以上も前のこと、兄に関するとある出来事があって、両親はそれを私に隠していた。ところが色々な偶然により
「幸せだ」って思ったら、そこで終わっちゃう気がしてた。
いつだって、欠けているもののことばかりが気にかかる。
終わったあとのこと、失くしたあとのこと。
今ここにあるものを、うまく見ることができなかった。
たとえば友達と約束をして、どこかへ出かけて、一緒に食事をして。それがどれだけ楽しくても、私はいつも残り時間ばかりを気にしてしまう。あと1時間で終電だな。そうしたらこの人はまた、この人の日常へと戻っていってしまうんだな、と考える。
ものを買う時も同じ
私と言葉と、音楽のこと。
「音楽好きだよね」
友達に言われて、え、そうなの? と、ちょっと驚いた。
それから色々なことを思い出してーー好きな曲とか、今まで行ったライブのこととか、その時に感じたことーーうなずいた。
「うん、そうかも」
私、音楽好きなのかもしれない。
*
音楽ライターまでやらせてもらうようになったにも関わらず、私は今年になるまで自分が音楽好きだと思ったことがなかった。
たぶん、自分よりも音楽に詳しくて、
ねえ軽率に幸せになってよークリープハイプ『泣きたくなるほど嬉しい日々に』
“栞”という曲を公開直後に聴いた時、「あれ?」と思った。
その曲には、私の知っているクリープハイプの偏屈さやひねくれがまったく感じられなかったからだ。明るく軽快なメロディライン、≪「今ならまだやり直せるよ」が風に舞う≫という歌詞の、まっすぐな清涼さ。
知らないクリープだ、と思った。
ただこの曲は、「FM802 × TSUTAYA ACCESS!」キャンペーンソングとして書き下ろされたもので、歌っ