真冬の運転の仕方 #カナダあるある
真冬の車運転に対する心持ちは夏のそれとは全く違います。
夏場は自販機普及してないし(あってもコインだけ取られてモノ出てこないことあり)、のどかわくからペットボトル水常備させとこうかなくらいなのですが、では、冬はというと?
まず、ブランケット。これはまあ、正常時は膝かけとして使えます。じゃあ正常時でない時とは。
特にオンタリオ州より北部の地域での冬。事故、渋滞に巻き込まれた最悪の場合を予想しておきます。外の気温はマイナスです。ひどい時はマイナス20度だってあります。快晴で日がさんさんと照っててもマイナス20度という摩訶不思議な現象?もおきます。(それでも日が差し込む車内はパラダイス寄りなのですけどね。)
そんな極寒状況で路肩に滑り落ちてしまって助け来るまで時間かかってガソリンも充分にないとか。同じような事故はそこら中で起こっているのでレッカー車も大忙しなのです。
事故が起こって渋滞に巻き込まれガソリンもたないとか。暖房ガンガンなのでガス食います。
真冬で景気が悪かった時、RCMP(Royal Canadian Mounted Police=王立カナダ騎馬警察←これめちゃカッコいい響き)の方が事件に巻き込まれた現場、middle of nowhereのメイン道路が何時間も完全封鎖され、渋滞に巻き込まれた人たちは結構過酷だったそうです。極寒の中、エンジン切るわけにもいかないし。
これが街、町に近かったら優しいカナディアンが何らかの差し入れに来ると思うのですが、道路はmiddle of nowhereにも走りまくっています。
この例は特例だけど、これに近い状況はいつ起こってもおかしくないわけなので、冬場の車内には「備え」が抜かりなく必要です。
先に言ったブランケット(数枚)から、コートやらジャケットやら暖を取れる予備の服、水分に飴やチョコバーなどの山に持ってくような携帯食料もどき。私は日本から持ってきてるカイロも。カイロはカナダではまだまだ高級品です。
さらに、少しでも氷道でのスリップ率をさげるため、トランクの両タイヤ上部に砂袋を置いとくのもテクニックです。ちなみに極寒中は雪は積もらず、砂のように舞っています。道路の上は完全氷なので雪道じゃなくて氷道。重し載せてガソリンは食うかもだけど、まあ、しゃーないよね。
ニュースで、確かサスカチュワン州の家族でmiddle of nowhereな道を走行中、大雪が始まって、車が埋もれてしまい(←すご。)車内でろうそくをたいておばあちゃんやら女性陣を残して、4kmだったか7kmだったか先に見える電波塔小屋目指して車が埋もれるくらいの雪の中、歩いていって鍵壊して助け求めて助かった一家の話を見たのですが、この勇敢に歩いて電波塔に向かった男性陣は
「こんなの僕らにとってはただの散歩みたいなもんだからなんてことなかったけど、車にいるおばあさんたちが心配だった」と答えていてどんだけ人類最強なカナディアンなんだろうと思って写真見たら原住民(first nation, native, indigenous)の方々でした。
この状況を散歩と言えるのは彼らくらいでしょう。。。
オンタリオ州のトロント市内や周辺(GTA)ではここまで心配用意周到する必要ないでしょう。何かあてってもサバイバルせずに過ごせると思われます。
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