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2019年6月の記事一覧
シェアするということ、
共有。
それはあくまでどちらかに偏っていくもので。
合鍵に元鍵があるように、
包丁にも主導権があるわけで。
相対的なのだろう。
朝のお風呂が僕なのも、
夜の掃除がきみなのも。
あるときはこちら、
あるときはそちら。
だからこそ、心地いい。
曖昧な気遣いよりも、
ちょうどいい切り取り線が。
近くて遠い、
遠くて近い。
「どこからでも切れます」は
「どこからでも切れない」
「誰が悪いというわけではない」と言われる時点ですべてが窒息している。
それはまるで、
ただひたすら1本の登山道を行くが如く。
脇目も振らずに行く先は
呼吸を奪う高台で、
いただく前に、いただかれ。
きっと、みんな、夢がある。
道を選ぶとは、つまりはそういうことで。
何かを目指すから踏み出すわけで。
けれども、道は険しくて。
1人、1人と「オモイ」を捨てる。
「オモイ」は後ろに配られて、
歩みに痛みが増してゆく。
職場が澱み、濁り行き、
沈んだオモイが闇と