エコトピア(ecotopia)

エコトピアでは環境問題やリサイクルに関する情報を主に発信しています。地球に優しい社会を…

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エコトピアでは環境問題やリサイクルに関する情報を主に発信しています。地球に優しい社会を目指すwebメディアです。 https://ecotopia.earth/  Twitter https://twitter.com/ecotopia_earth

記事一覧

環境・気候非常事態宣言発令の真意とは?災害が多発する理由 NPO法人地球守代表理事・高田宏臣さん(上)

近年、地球温暖化による気候変動、ゲリラ豪雨による街の冠水や土砂災害などの大規模な災害が全国で多発している。「大地が呼吸できず、これ以上環境破壊が進むと取り返しが…

修理する権利とは?欧州や米国で共感される主張にAppleも対応か

もし使っていた電化製品が壊れてしまったら、多くの人は「メーカーへ修理に出す」「新しい製品に買い替える」と考えるかもしれませんが、私たちには所有するものを「修理す…

【プラスチックごみ問題入門.1】海外における廃プラの対策

今、世界中で問題になっているプラスチックのゴミ。様々なメディアで話題になっていますが、具体的にはどのような問題なのでしょうか。エコトピアでは「プラスチックごみ入…

”環境問題”に新しい視点と価値観を 宮﨑紗矢香さんインタビュー

昨今では気候危機やSDGsに関する情報を目にする機会が、今まで以上に増えてきました。 私たちはこれらの問題にどう向き合っていくべきなのでしょうか。 これからの気候危…

神戸石炭訴訟問題とは?日本の遅れた気候変動対策 若い世代の原告にインタビュー①

神戸市の東部に位置する灘区。ここは一見、山と海に囲まれた自然美しい地域であるように見えます。 しかし、そこには気候変動や健康被害の原因となり得る「石炭火力発電所…

林業の現実と課題とは?災害を誘発する現行林業 NPO法人自伐型林業推進協会代表理事 中嶋健造氏 ①

「林業は儲からない」。世間では、林業に対してそうしたイメージを持っている人は多い。だが、そこに異を唱える人物がいる。NPO法人自伐型林業推進協会代表理事の中嶋健造…

【海外】プラスチック規制の厳しい国は?罰金や懲役による対策

プラスチックによる自然汚染は温暖化と並ぶ深刻な環境問題だと言えます。 これ以上、プラスチックによる自然汚染が拡大しないよう、国や企業による規制・対策が必要です。 …

buøy、海洋プラスチックごみが色鮮やかな工芸品に生まれ変わる①

現在、世界中で年間約800万トンのプラスチックごみが海に流れ、海洋汚染や生態系に影響を及ぼしている。日本も島国のため海岸に漂着してくるプラスチックごみが多く、景観…

生物多様性をビッグデータ化!環境保全の新たな形 久保田康裕教授インタビュー

私たちの生活にさまざまな恩恵をもたらす生物多様性ですが、人間の活動によって失われる恐れがあります。 人間が今まで通りの生活を続けながら、自然を守ることは難しいこ…

早稲田大学 大河内博教授に聞く マイクロプラスチック大気汚染の実態

プラスチックによる環境汚染は、レジ袋有料化の影響もあり、ますます注目されつつあります。 特にプラスチックによる海洋汚染は話題になっていますが、最新の研究では、…

環境・気候非常事態宣言発令の真意とは?災害が多発する理由 NPO法人地球守代表理事・高田宏臣さん(上)

環境・気候非常事態宣言発令の真意とは?災害が多発する理由 NPO法人地球守代表理事・高田宏臣さん(上)

近年、地球温暖化による気候変動、ゲリラ豪雨による街の冠水や土砂災害などの大規模な災害が全国で多発している。「大地が呼吸できず、これ以上環境破壊が進むと取り返しがつかないことになる」と警鐘を鳴らす人物がいる。全国で環境保全活動や啓蒙活動などを行う地球守代表の高田宏臣さんだ。

高田さんが社長を務める高田造園設計事務所では、昨年、民間会社ながら危機感を感じ「環境・気候非常事態宣言」を発している。今後、

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修理する権利とは?欧州や米国で共感される主張にAppleも対応か

修理する権利とは?欧州や米国で共感される主張にAppleも対応か

もし使っていた電化製品が壊れてしまったら、多くの人は「メーカーへ修理に出す」「新しい製品に買い替える」と考えるかもしれませんが、私たちには所有するものを「修理する」という選択肢があるのではないしょうか。

「修理する権利」の重要性が叫ばれる欧米では、修理することに対し多くの共感や反響があり、今の日本では根付いていない価値観が生まれつつあります。

修理する権利の重要性とは、どういったものなのでしょ

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【プラスチックごみ問題入門.1】海外における廃プラの対策

【プラスチックごみ問題入門.1】海外における廃プラの対策

今、世界中で問題になっているプラスチックのゴミ。様々なメディアで話題になっていますが、具体的にはどのような問題なのでしょうか。エコトピアでは「プラスチックごみ入門」として、この問題の基礎となる部分を全4回に分けてご紹介します。

世界のプラスチックの生産量及び排気量
1950年以降に生産された、世界のプラスチックは、83億トンを超え、そのうち63憶トンはゴミとして廃棄されました。回収されたプラスチ

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”環境問題”に新しい視点と価値観を 宮﨑紗矢香さんインタビュー

”環境問題”に新しい視点と価値観を 宮﨑紗矢香さんインタビュー

昨今では気候危機やSDGsに関する情報を目にする機会が、今まで以上に増えてきました。 私たちはこれらの問題にどう向き合っていくべきなのでしょうか。

これからの気候危機との向き合い方について、若い世代の考えを「Fridays For Future」の元メンバーで、人間活動家として活躍する宮﨑紗矢香さんにお聞きしました。

就職活動で感じた憤り
――学生時代の宮﨑さんは、気候危機に関する活動を積極的

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神戸石炭訴訟問題とは?日本の遅れた気候変動対策 若い世代の原告にインタビュー①

神戸石炭訴訟問題とは?日本の遅れた気候変動対策 若い世代の原告にインタビュー①

神戸市の東部に位置する灘区。ここは一見、山と海に囲まれた自然美しい地域であるように見えます。 しかし、そこには気候変動や健康被害の原因となり得る「石炭火力発電所」が2基稼働中です。

そして、新たに2基の石炭火力発電所の建設計画が立ち上がったことで、周辺住民は企業と国に対し訴えをおこしました。 その原告の1人である、今井絵里菜さんに神戸石炭訴訟の経緯や現状、気候変動問題についてお聞きしました。

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林業の現実と課題とは?災害を誘発する現行林業 NPO法人自伐型林業推進協会代表理事 中嶋健造氏 ①

林業の現実と課題とは?災害を誘発する現行林業 NPO法人自伐型林業推進協会代表理事 中嶋健造氏 ①

「林業は儲からない」。世間では、林業に対してそうしたイメージを持っている人は多い。だが、そこに異を唱える人物がいる。NPO法人自伐型林業推進協会代表理事の中嶋健造氏だ。

現行林業である大規模集約型の施業をやめ、自伐による小規模型多間伐施業に切り替えれば、安定的な収益が得られる森林経営が可能になり、土砂災害などの災害も減らすことができるという。中嶋氏に、現行林業の問題点と“自伐型林業”の可能性につ

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【海外】プラスチック規制の厳しい国は?罰金や懲役による対策

【海外】プラスチック規制の厳しい国は?罰金や懲役による対策

プラスチックによる自然汚染は温暖化と並ぶ深刻な環境問題だと言えます。 これ以上、プラスチックによる自然汚染が拡大しないよう、国や企業による規制・対策が必要です。

日本で目立った対策と言えば、レジ袋の有料化が記憶に新しいものですが、海外ではプラスチックに対して厳しい規制を行っている国も少なくありません。 海外で見られる厳しいプラスチックの規制をご紹介します。

プラスチック規制の先進国はアフリカか

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buøy、海洋プラスチックごみが色鮮やかな工芸品に生まれ変わる①

buøy、海洋プラスチックごみが色鮮やかな工芸品に生まれ変わる①

現在、世界中で年間約800万トンのプラスチックごみが海に流れ、海洋汚染や生態系に影響を及ぼしている。日本も島国のため海岸に漂着してくるプラスチックごみが多く、景観はもちろんプラスチック類に含まれる有害物質により海岸自体が汚染されることも懸念されている。

そんななか、プラスチックメーカーの株式会社テクノラボは、海岸に漂着したプラスチックごみを100%原料にしたプラスチック工芸品を作ることに成功。「

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生物多様性をビッグデータ化!環境保全の新たな形 久保田康裕教授インタビュー

生物多様性をビッグデータ化!環境保全の新たな形 久保田康裕教授インタビュー

私たちの生活にさまざまな恩恵をもたらす生物多様性ですが、人間の活動によって失われる恐れがあります。 人間が今まで通りの生活を続けながら、自然を守ることは難しいことのようですが、生物多様性のデータを蓄積し、正しく分析すれば、それが可能となるかもしれません。

そんな研究を続けているのが、琉球大学理学部の教授であり、株式会社シンクネイチャーの代表である久保田康裕教授です。 久保田康裕教授に「生物多様性

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早稲田大学 大河内博教授に聞く マイクロプラスチック大気汚染の実態



プラスチックによる環境汚染は、レジ袋有料化の影響もあり、ますます注目されつつあります。 特にプラスチックによる海洋汚染は話題になっていますが、最新の研究では、汚染が地球全体に広がっていると考えられています。

プラスチックによる汚染は、どのようにして地球全体に広がってしまったのでしょうか。 早稲田大学理工学術院・創造理工学部の大河内博教授に、プラスチック汚染が広がる仕組みやリスクについて、話を

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