春季群馬大会ベストナイン2024
3試合以上出場から選ばれし9人
投手 清水大暉(前橋商:右右)
捕手 河内亮陽(樹徳:右右)
一塁 宮地瑛大(高崎商大付:右左)
二塁 星野夢生(渋川青翠:右右)
三塁 森山竜之輔(健大高崎:右右)
遊撃 高橋心(高崎商大付2年:右左)
左翼 小倉崚(高崎商大付2年:左左)
中堅 原田大聖(前橋育英2年:右左)
右翼 渡辺陸斗(樹徳:右右)
※春季大会の活躍や成績を基にドラ穴独自の選出
最強群馬打線を組んでみた
1番レフト 小倉崚(左)
「打率.600(20-12)打点4」
今大会最多の12安打を記録した高崎商大付の2年生4番打者。特に初戦から3戦目までは13打数11安打と大車輪の活躍を見せている。
一方で昨秋の群馬大会では4試合で計3安打も、1番打者などを担いながら足技を発揮した。
今春は打撃面で著しく開花し、不動の4番として見事すぎる結果(二塁打2本)を残している。盗塁も複数回記録と自慢の足も健在だ。
2番ファースト 宮地瑛大(左)
「打率.438(16-7)打点7 本1」
今大会最多の7打点、かつ高校通算15発という群馬屈指の大砲。チームでは不動の2番打者として二塁打3本、三塁打1本と大谷翔平さながらの打力を見せつけた。
「182cm94kg 2006年11月生まれ」
健大高崎の髙山裕次郎とは小学校時代のチームメイト、前橋選抜で一緒に戦った間柄だ。今大会は準決勝で高崎商大付と健大高崎のカードが実現。
軍配はセンバツ王者に上がったが、健大高崎は大会を通じて高崎商大付戦で宮地の一発を含む最多失点(6点)を喫している。
最後の夏は群馬のドジャース打線こと、宮地瑛大を擁する高崎商大付に要チェックだ。
3番センター 原田大聖(左)
「打率.500(12-6)打点4 本1」
2年生ながら強打の前橋育英で中軸として活躍。今大会は二塁打2本、本塁打1本と成長が目覚ましい期待のスラッガー候補だ。
昨秋の群馬大会では4試合で計1安打、それでも4打点と勝負強さでカバーした。前橋育英では内野手としてファーストやサードを守る。
今大会の活躍と運動能力の高さから、無理やり外野コンバートでベストナイン入りさせた。今夏のさらなる躍進に注目だ。
4番サード 森山竜之輔
「打率.429(14-6)打点5 本1」
いまやセンバツ王者と共に健大高崎の代名詞となった「上毛三山クリーンナップ」の一角を担う巨漢スラッガー。
選抜大会では背番号「3」でファースト守備についたが、今大会は背番号「5」でサードを守った。
今回のベストナインだと本来サードは宮地が本職だが、森山は主力温存の健大高崎において全5試合にスタメン出場(サード機会4試合)している。
5番ショート 高橋心(左)
「打率.444(18-8)打点6 本1」
今大会スタメンの座を掴んだ高崎商大付の強打者。ベスト4進出をかけた前橋育英戦では、6番固定ながら初回に3点先制弾を放ち勝利に貢献している。
これまで前橋育英との公式戦は5戦全敗。2004年の創部以来、初の前橋育英超えで話題になった。高崎商大付のスタメンには高橋や小倉を含む、6人の2年生が名を連ねる。
なかでもベストナインには入らなかったが、3番の神戸幸樹は打率.435(23-10)打点4、5番の江原慶一朗は打率.429(14-6)打点6と遜色ない好成績を残している。
6番キャッチャー 河内亮陽
「打率.421(19-8)打点6」
10年ぶりの関東大会出場を決めた樹徳を牽引する攻守の要。今大会は昨秋の打率.308(13-4)打点1からのパワーアップに伴い、勝負強さも増した。
6打点と8安打でチームトップを誇る。二塁打3本に三塁打1本の長打力に加え、二塁送球タイムMAX1.9秒4と捕手能力も県内トップクラス。
関東大会はチャンスメイクから得点圏での打席、勝負を左右するバズーカ炸裂まで見どころが絶えない。
7番ライト 渡辺陸斗
「打率.462(13-6)打点5」
今大会からスタメンで活躍を見せる樹徳の注目株。初戦と2戦を7番で結果を出し、残る2戦は6番として再び結果を残した。
二塁打1本、三塁打2本と長打が期待できる恐怖の7番バッター。
8番セカンド 星野夢生
「打率.667(12-8)打点4」
ミラクル渋川青翠のリードオフマン。3回戦で強豪桐一を撃破し、創部初のベスト8=夏のシード権を獲得したインパクトは絶大だ。
1977年創部、1998年までの渋川西高校時代を含む約半世紀越しという大台突破には、あらゆる面で群馬が揺れた。
続く健大高崎戦は敗れはしたものの、センバツ王者を相手に安打数を上回る善戦を繰り広げ、再び群馬県民の心を鷲掴みにしている。天晴だ渋西。
9番ピッチャー 清水大暉
今大会、群馬歴代最速1位の154kmを計測し、現役高校生の球速ランキングでもトップタイに浮上した2024ドラフトの目玉だ。
154kmを計測したのは、高崎城南球場で行われた準々決勝の太田戦。この日は150km台の速球を連発していた。とはいえ、曰くつきの城南球場だ。𝕏界隈にも
といった投稿があるように、城南のスピードガンを鵜呑みにするのは禁物、が群馬県民の知るところ。仙台市民球場のスピードガンにまつわる話と同じ類だ。
そんな群馬鉄板ネタを知ってか、残念なことに清水の記録は大手メディアに取り上げられていないのが現状だ。それでも今大会の清水は化け物だった。
兎にも角にも一目瞭然の成績が、今大会の清水を物語っている。
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