マガジンのカバー画像

Works

15
運営しているクリエイター

#ロゴ

標高1150mのキャンプ場/宿泊施設「WASAMATA HUTTE」のロゴシンボルデザイン。

標高1150mのキャンプ場/宿泊施設「WASAMATA HUTTE」のロゴシンボルデザイン。

紀伊山地(奈良〜三重〜和歌山あたり)を縦断する大峰山脈と台高山脈に囲まれた、標高1150mにあるキャンプ場兼山小屋宿泊施設「WASAMATA HUTTE 和佐又ヒュッテ」。

どのような、歴史を辿りキャンプ場になったのか。なぜ、この施設のシンボルが凸凹とラフな線で作られているのか。今回はそのお話を少しさせてください。

四季の変化が美しい大自然に囲まれたロケーションは、キャンパーはもちろん、大峰山

もっとみる
地域のメーカーと地域のデザイナーとの架け橋になる「地産地匠」のロゴデザイン。

地域のメーカーと地域のデザイナーとの架け橋になる「地産地匠」のロゴデザイン。

地域に根ざすメーカーと、地域を舞台に活動するデザイナーが共に手を取り、新たなプロダクトの可能性を考えるコンペティション「地産地匠(ちさんちしょう)」。

なぜ、コンペディションの名前が地産地匠なのか。なぜ、シンボルマークが漢字の「地」なのか。今回はそのお話を少しさせてください。

「地産地匠」というのはコンペではなく、活動の名前である

「地」は地域であり、土地である。

つまり、今回のデザインの

もっとみる
「あおに」のロゴデザインは、すみっこに位置させることがブランドのアイデンティティ。

「あおに」のロゴデザインは、すみっこに位置させることがブランドのアイデンティティ。

デジタルマーケティングやクラウドファンディング支援など、コミュニケーションデザインを伴走する会社「合同会社あおに」。あおにのアイデンティティは隅に置くべきだとルールを定めました。

なぜ、封筒や名刺といったツールに、自身のアイデンティティを、すみっこに載せなければならなかったのか。今回はそんなお話を少しさせてください。

意味をデザインで接続する

「あおに」の由来は、代表の堀川さんが奈良で事業を

もっとみる
ちょっと変わったお弁当屋さん「キッチン突き当たり」のキャラクター"ツッキー"のデザイン。

ちょっと変わったお弁当屋さん「キッチン突き当たり」のキャラクター"ツッキー"のデザイン。

奈良県生駒市のとある路地の突き当たりにある、ちょっと変わったお弁当屋さん「キッチン突き当たり」。ここには、日々みんなのお弁当や給食をつくっているキッチンの他に、誰でも使えるキッチンや広場があります。
そこには、動けないし話せないけど、静かにみんなを見守る、突き当たりのまもりがみ「ツッキー」がいるらしい。

なぜ、キッチン突き当たりのロゴは、ロゴタイポではなく読みにくいキャラクターなのか。なぜ、ツッ

もっとみる
お金の価値を変える魔法を込めた、まほうのだがしや「チロル堂」のロゴデザイン。

お金の価値を変える魔法を込めた、まほうのだがしや「チロル堂」のロゴデザイン。

奈良県「生駒(いこま)」という大阪と奈良のあいだ、生駒山の麓にある小さな街の、まほうの駄菓子屋「チロル堂」。ここは、その名の通り魔法が使える駄菓子屋です。入口をくぐると、目の前にはこの店で使える通貨「チロル」が出てくるガチャがあります。このチロルという通貨が「魔法」なのです。

なぜ、この時代に駄菓子屋ができたのか。なぜ、このような場所が必要だったのか。なぜ、このロゴタイプなのか。今回はそのお話を

もっとみる
智頭の観光は、場所から暮らしへ。智頭町観光案内所の名前が「暮らし屋」の理由。

智頭の観光は、場所から暮らしへ。智頭町観光案内所の名前が「暮らし屋」の理由。

鳥取県智頭(ちづ)町。岡山と兵庫の2県にも面した県境に位置するその町の魅力を発信する、智頭町観光協会。そのリブランディングを行う際に、店舗名称を「暮らし屋(くらしや)」と名付けました。その地の観光案内所の名称なので、通常であれば「智頭〇〇」とか「〇〇CHIZU」などといった名称になりがちだと思いますし、地域の産品を紹介するだけのお店ならば、それが適正解な気もします。
なぜ、観光案内所の名称を「暮ら

もっとみる
真っ赤なバーコードにブランドアイデンティティを込めた「アナザー・ジャパン」ロゴデザイン。

真っ赤なバーコードにブランドアイデンティティを込めた「アナザー・ジャパン」ロゴデザイン。

自身の夢のため、生まれ育った地元を離れ上京してきた学生たち。「アナザー・ジャパン」はそんな学生が本気で商売を学び実践する、47都道府県地域産品セレクトショップです。
なぜ、このプロジェクトのロゴは真っ赤なバーコードである必要があったのか。今回はそんな話を少しさせてください。

私たちがつくる、もうひとつの日本

「アナザー・ジャパン」は学生が本気で商売を学び実践する、47都道府県地域産品セレクトシ

もっとみる
フォントを木塊に彫った「木版」から、インクを刷り作った、靴ブランド「TOUN」のロゴデザイン。

フォントを木塊に彫った「木版」から、インクを刷り作った、靴ブランド「TOUN」のロゴデザイン。

このロゴタイプ、拡大してアウトラインをよく見るとガビガビしている。なぜかというと、彫刻刀で木塊を削って作った木版だから。「木版」とは印刷技法の一種で、小学校のころ一度はやったことのあるあの「木版画」と大体同じような技法です。
なぜ、ロゴタイプをつくるのにわざわざ木版をつくらないといけなかったのか。今回はそのお話を少しさせてください。

奈良でつくられているスニーカーブランド

TOUN(トウン)は

もっとみる
3年かかって勝手につくった「豊永林業」ロゴマーク。

3年かかって勝手につくった「豊永林業」ロゴマーク。

山の男たちはかっこいい。それは自分たちの職種から遠すぎるゆえの、はたまた「手に職」という言葉が似合うゆえの、憧れのようなものかもしれない。
知り合って3年たってロゴを勝手につくった。依頼があったわけではないのですが、気がつけば作っていました。打ち合わせはいつも飲みの席か、山の中。なぜ、甚だお節介にも勝手にロゴをつくったのか。今回はそんな話を少しさせてください。

自分の代では完結できない生業、林業

もっとみる