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台風の名付けデザイン - アメリカでは人の名前 +

 日本の場合、太平洋上で発生した順に、年度ごとに数字(通し番号)が振られ〔1号、2号・・・〕となるのは周知のところです。

 一方、米国の場合はというと、
〔頭文字がAから順に以降はB,C,…と続く、
 かつ、男性名・女性名が交互に〕
という”名付けルール”になっている、という話も何割かの方はご存知でしょう📖
※より正確には、事前に決められていて、6年毎にローテーションする一覧表になっている。甚大な被害が及んだハリケーンはその”枠”から外され、次回以降は別の名前が補完される

 

 そして、この「擬人化」が思わぬ影響をもたらしているようだ、という内容の報告が、専門機関から数年前に出されている、とのネット記事💻を見掛けました。

 『国立ハリケーンセンター』によると、
【女性名の場合に被害が大きくなる傾向が見られる】
とのこと。

【被害の大きかったハリケーンのうち、女性らしい名前のハリケーンの方が、男性らしい名前のハリケーンに比べて犠牲者数が多かった】
との明白な統計データ📈から、
【女性名だと危険度が低いと無意識に考えられ、結果的に避難せずに被災する人が増える可能性がある】
という解析です💡

 接近前に名付けられたハリケーンの動向予報を耳にする者の人間心理として『穏やかな印象・準備が疎か・避難が遅れる』との流れは起こりがちなのでしょう🙄

 

 ならば「名付け体系を見直さないのか?」とも思いますがその点はさておき(*)、この報告を的確に受け止めて、「名前の印象から油断しない」ということを肝に銘じていれば、以後の統計は覆るかも知れません。

 これも”先入観”が弊害をもたらす一事例です。
 「いかに客観的になれるか」によって身の安全の深さに影響するこのような話のみならず、ごく日常的な場面でも、色眼鏡で見るような振る舞い等によっても何かしら損をしているのかもしれません☝

(*) 元来(1979年以前)は、女性の名前ばかりを付けていたが、男女同権に反するということで《男女交互》へと方針変更された --- 。
そのせいで望ましくない”メリハリ”が生まれてしまったのだ、という見方もあり得ますが、どの程度の説得力あるでしょうか…🤔

 「都合よく解釈した統計資料もあり得るので鵜呑みにしてはならない」という心掛けポイントも蔑ろにはしない本稿ですが、指摘した『先入観』は(全員に当てはまるわけではないですが)否定はできないでしょうね…😩


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