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グラフでの”見せ方”デザイン

 何某かの統計で不適切調査があったとかいう追及の話題が時々のぼり、数年前にも大騒ぎしましたが、そのような”大問題”に目を向けた言及ではなく、もっと「ごく身近な」お話 --- メディアから示されて目にする【グラフ】には、「この体裁はヤダなぁ…」と思ってしまうものが散見される点について、今回説明していきます📖

 と言っても、先日upした《『単純数値<率?』有意性の考察 - 数字偏重⑤》⇒リンク 内で中心の題材となった”世界問題”を報じるニュースやワイドショー番組で日々無数に見せられているグラフに関しては、おしなべて以下のような”作為的な”要素は見られないと感じています😉

 

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 『ここ最近急増しています!』という堅調ぶりを表現する際には、毎月の件数値が書かれた表よりも以下でお示しするようなグラフが”分かりやすい”とされ、よく用いられます。

 しかしながら、テレビや新聞・雑誌、インターネット etc、メディアに関係なく見掛けるこの手のグラフにおいて、「紛らわしい」というか、(より都合よく見せるための?)細工が施されている事例を目の当たりにすることがあり、気になります。

 皆さんも、何か心当たりありませんか?

 

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まず、AとBの3月期に注目してください。
『100に到達している』点は共通です。
期間も同一になっています。

 では、どちらが増加著しいでしょうか?


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 即答してもらうと、〔B〕と答える人が少なからずいます。

 でも、じっくりと、かつ対比的に、2つのグラフの縦軸数値に括目すれば、仕込まれたワナに気付きます💡
 --- 実質的には〔A〕の増加度合の方が著しいですね。〔B〕は言わば【伸長を誇張するため】に見栄えよくした誤魔化しです。

 

 様々な例を見渡してみると、やや悪意の少ない(笑)グラフの場合、縦軸の付け根寄りの方に水平方向に二重波線が施され、「帯を一部切ってますよ」との意味合いを示しているものも割と見掛けます(p_-) 

「縦軸の付け根寄りの方に水平方向に二重波線」
を付けた例のイメージ👇

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 ただこれは描写の「ルール」とはされていないようです😇

  

 今回お示ししたサンプル📊は、当方が『Microsoft Excel』で作成したものですが、そのようなソフトの標準仕様を見てみても、【軸のオプション】で最小値設定がゼロ以外にできる、というかデフォルトでそうなっている(Bのように最初の目盛が92とされている一例)、という事実は意外でした。

 つまり、『伸びを実際よりも高く見せかける手法として「認められている」とも言われかねない』根拠例です😨

 

 〔B〕ではなくて〔b〕の体裁が適切だと当方は捉えています。
 伸長度合いは 〔A〕>〔b〕であることを如実に表しています。

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 深く考えずに誤誘導されてしまうタイプの人が丸め込まれてしまうよう仕込まれた”情報”には不満を覚えるのですが、上述したような文脈で提起していくと、「これってマズくない?」という心象になりましたか?

 このような「見せ方」によってご自身が下す〔評価〕を乱されているようでは、『本質追究力』の伸びしろはまだまだ大きい!

ということではないでしょうか🤔
気を付けたいですね⚠

 

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 はい! では、教科書しまって~
《復習テスト》《理解度チェック》的なものをしますよ☝

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 以下の3つのグラフは、業態が全く異なるので相互の比較対象としては単純なものではないのですが、【店舗数の増加傾向 - 企業の好調度】の雰囲気として、どのように受け止めますでしょうか?
※冒頭の例しかり、対象の期間/基準とする方をいつにするか によって【増加の顕著さ】をアピールするのは常套手段ですが、以下においても、単に<before><after>の2点間比較は同一のものだとの想定で、横軸の基準については本稿では一切目を瞑ることにしましょう🙇

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《問1》実質的に伸長度合いが大きいものから順に並べよ

《問2》作為的で”意図”が甚だしく😎本質を大きく外した印象のものから順に並べよ

 

⇒いずれも、某人気テレビ番組で今月”見せて”いたものです…🤣

 

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#デザイン思考 #本質 #合理化 #業務改善 #デザイン #とは #私の仕事 #本質 #情報 #生活 #グラフ #統計 #作為的 #細工 #見せ方

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