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044. 先週買わなかった本と買った本

044. 先週買わなかった本と買った本

毎日投稿を意図的に中断してみたらビューがものすごく少なくなった。
なるほど、毎日続ける意味はそこにあるのか。
ここからまたしばらく毎日投稿を続けてみる。

買わなかった本買わなかった本とは、買うつもりでいたが書店で実物を見て買うのをやめた本のことをここでは言う。以下の2冊がそれ。もちろん本自体が悪いのではなく私の気が進まなかっただけのことだ。

2冊とも大きめの書店じゃないとないかと思う。

映画

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043. 「趣味は読書」がわからない

043. 「趣味は読書」がわからない

先日Twitterで次のようなツイートを見かけて「むむっ…」と思いました。

「むむっ…」と思ったのは「趣味が読書じゃなくなる」という状態がよくわからなかったからです。おそらくこの人と私では趣味の意味が違っていて、読書に対するスタンスも違っているからだと思います。

他人のことはわからないですので自分のことを書きます。

私にとって、趣味は軽く、読書も軽い。
読書で自分の人生を変えたいと思ったこと

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040. 郷土料理テロ

040. 郷土料理テロ

農林水産省のサイトに「うちの郷土料理」というページを見つけました。
各都道府県の選ばれた郷土料理の歴史、レシピをまとめたページです。

東京在の私はまず東京都のページを覗いてみます。

深川めし、握り寿司、もんじゃ焼き、柳川鍋、おでん、てんぷら、お雑煮、べったら漬け、しょっから汁、コロッケ、玉子焼き、親子丼……など。

今ではどこでも食べられそうなモノもありますが、握り寿司やてんぷらは一大独身都市

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039. 謎な積読本『カスパー・ハウザー 地下牢の17年』

039. 謎な積読本『カスパー・ハウザー 地下牢の17年』

手に入れたのは良いけど、なぜ買ったのか、きっかけがなんだったのか、よくわからない本があります。普通に新刊書店で買うのなら、なんとなくとか単に見かけて気になったとかあるのですが、それが古本でしかもわざわざ取り寄せたなら明確なきっかけがあるはず。

ところが、そのきっかけがわからないでブックオフオンラインで買った、フォイエルバッハ『カスパー・ハウザー 地下牢の17年』(福村出版)です。

気づいたらブ

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038. SNS(例の漫画家の件)

038. SNS(例の漫画家の件)

あまり明確に書きたくないので「例の漫画家の件」とぼやかします。1月29日に最悪の結末を迎えた例の。全然ぼやかしていないじゃんとお思いかもしれませんが、このくらいは勘弁してよ。

件の時系列的内容はネットをちゃんと見ていればわかります。ここでは省略します。

一連の流れを見ているとinstagramや旧Twitter等SNSの存在が大きいことに改めて気づきました。

そもそものきっかけが、脚本家のI

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035. 句点。

035. 句点。

前から言われていたことであると思うのだが、若者の句点に対しての圧迫感について最近なぜか俎上に上がっている。おそらくテレビで取り上げられたせいかと思われる。

短文でやり取りするとき、ジジイの俺ですら句点にそっけなさを感じるのだから、ましてや若者にとってはそうだろうと思う。
ここでのポイントは “短文“ 。

絵文字、ちょい前なら顔文字で感情表現していたきらびやかな文字の並びに比べ、テキストだけの文

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034. 読書コミュニティ参加の理由

034. 読書コミュニティ参加の理由

Twitter(Xだと収まりが悪いのでTwitterと表記します)に元々あるアカウントとは別に読書垢を作ったのは約3年前。同じ読書垢、出版社、著者などをフォローしています。

改めて意識的に読書垢を見ていて驚いたことがあります。
他の読書好きに繋がりたいアカウントの多さに。いわゆる#読書好きと繋がりたいというやつ。

私が読書垢を作った主な理由は情報収集です。
はなから同好の士との交流は考えていま

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033. 涙の方程式(余命〇〇年のナントカ)

1月31日にあるVtuberの活動が終わった。
名前などほんの少ししか知らなかったのだが、12月に発表があってから活動停止までちょくちょく様子を見ていた。主に切り取りであるけれど。

関係する他のVtuberたちとの最後のコラボ、
1月30日の最後の配信・リスナーたちのコメント、
日が変わった2月1日の0時にX(旧Twitter)に鍵がかかり、
彼女のYouTubeチャンネルのコンテンツが少しずつ

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032. 一応(卑怯な手も使って)ひと月記事投稿を続けてみた

032. 一応(卑怯な手も使って)ひと月記事投稿を続けてみた

1月1日から1ヶ月毎日投稿を続けてみた。
ただし、2回ほどつぶやきもカウントするという卑怯な手も使って。
読んでいる人からするとどうでもいいことだろうけど、つぶやきを含めることは自分自身でモヤモヤしてる。

書くネタがなったのではない。
内容がどうしても自分語りになってしまって破棄したり、まとまりがつかなくて放置したりして、満足いかなかった下書きだけが多く残された。
満足いかないというわりに中途半

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030. 先週買った本2冊 『ブッダという男』『八月の御所グラウンド』

030. 先週買った本2冊 『ブッダという男』『八月の御所グラウンド』

先週は2冊の本を買いました。

清水俊史『ブッダという男 -初期仏教を読みとく』(ちくま新書)

なぜ人々は輪廻転生などというものを信じたのか?

↑は昔からの私の疑問です。

親しい人が亡くなった時、何処かで生まれ変わって彼/彼女が生きているのではないかという希望のフィクション。
これが輪廻転生という概念の始まりだと思うのですが、人生というのは良いことばかりではなく、生老病死の苦しみがある。輪廻

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(029) 積読蔵出し(『あのころの未来 星新一の預言』最相葉月)

(029) 積読蔵出し(『あのころの未来 星新一の預言』最相葉月)

しばらく積読本を蔵出ししようと思います。
読んでいないので中身についてあまり言及できませんが。

下の写真は『絶対音感』『青いバラ』などのノンフィクション作家・最相葉月の作品『あのころの未来 星新一の預言』(新潮社)。

2003年発表の熟成20年もの。少し黄ばんでしまっています。
20年前の “あのころの未来“。レトロフューチャー。

この本はノンフィクションというよりも星新一が書いた話を引きな

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(028) ニューアカ見栄っ張り読書

(028) ニューアカ見栄っ張り読書

1980年代にポストモダンとか構造主義とか記号論とか、ニューアカブームというのがあった。ブームと言っても老若男女遍く流行ったわけではなく一部であり、多くは「何だか流行っとるなぁ」と頭の片隅にある程度かもしれない。一般的にはどうだったのかよくわからない。

軽佻浮薄な輩である私も当然、浅田彰の『逃走論』『構造と力』、中沢新一の『チベットのモーツァルト』とか手を出したはいいものの、まったくよく分からず

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(024) 世界文学

(024) 世界文学

ここ数年世界文学という言葉を聞くことが多くなりました。
言葉としてはずっと昔の100年前からあるようですが、少なくとも私の耳に入るようになったのはここ数年。

何となくわかるようなわからないような。
こういうときはとりあえずのwikipedia。ガセが書かれていることもあり正確性の問題はあるwikipediaですが、素人なら充分のレベル。間違った情報を仕入れて恥をかくのは自分だけです。だいたい世間

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(023) 最近買った本

(023) 最近買った本

流石に本そのものに触れないでグルグルと周辺を巡っているのもアレだから、最近買った本をあげようと思います。読んだ本じゃないのがポイント。

笙野頼子『母の発達・アケボノノ帯』(岩波現代文庫)

三が日を過ぎて行った本屋で見つけた。

笙野頼子で読んだ本と言えば『二百回忌』と芥川賞受賞作の『タイムスリップ・コンビナート』だけで、しかも読んだのは何十年前のこと。もちろん内容は覚えていない。
しかし、『タ

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