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くらしのともしび

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病とともに生きること
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#病気

いのちはきえない

いのちはきえない

からだが  こきゅうをやめるとき

いのちはおしまい  だとおもう?

おわると  あたらしくはじまって

つづいていくから  だいじょうぶ

そう!いのちは  えいえんだから

いまは  からだをいたわりながら

やすむことを  ゆるせますように

いのりながら  くらせますように

〜 11がつ11にちのよるに 〜

🌿🌙

まかれた祝福の種

まかれた祝福の種

苦 し み は
喜 び の 種

暗 や み の
涙 を 吸 い

明 る み へ
芽 を 吹 く

特 べ つ な
祝 福 の 種

***

以下のことばから
インスピレーションを受けて

🌱

***

ふたりの父とのおわかれと
いのちにかかわる病という

ふたつの共通点のおかげで
なんだか近くに感じている

\YouTuber のミミポポさん/

こころのもちかたについて
質問したらこた

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ひとの旅の道のり

ひとの旅の道のり

からだを脱いで
たましいの光で
地につもる雪を
まばゆく照らし

ひととき受ける
病のくるしみは
天に生れかわる
ための通りみち

あなたにつづき
わたしの時まで
徐に明かされる
ひとのたどる旅

地の暗がりにも
仄かにただよう
ひとすじの光を
のこせるように

いのちにやすらう

いのちにやすらう

わたしが動けないときにも

たましいの成長はやまない

とまったからだを糧にして

あらたな学びに入るだろう

わたしが時間の中にいても

たましいは捉われないから

すべて在るままをゆるして

いのちのはたらきに休らう

***

そこに留まり時間をかけて
癒やされること—成長とは
時にそのように見えるもの

(わたしの訳)

🕊

すべて救いのため

すべて救いのため

いたみやくるしみが

わたしたちを煩わせ

暗やみにおちいらせ

光を忘れさせるとき

気づかれずにあった

わたしたちの心の奥

見えぬものが癒され

なぐさめられるよう

再び光かがやくよう

全てが救いのために

わたしたちを訪れる

ことを思い出したい

🕊

ゆずりあう暮らし

ゆずりあう暮らし

はじめのころは病気と
体をゆずりあっていて

いつしかそこにお薬の
副作用もなかまに入り

やがて体だけではなく
こころも含まれました



この暮らしにも慣れて
今あらためて祈るのは

わたしと病気とお薬の
三人でゆずりあいつつ

わたしの体とこころを
共に生きられるように

***

\発症したころのお祈り/

いたみを浄化する

いたみを浄化する

わたしはこの
痛みをつつんで
ひととき溶けあう

ありがとうの
こころを伝えて
記憶を癒やしたら

光をまとわせ
空へ解きはなつ
明けわたすように

痛みの記憶が
わたしを通して
浄められるように

***

祈りは対話
私たちは愛し
神さまに愛され

どこへ行っても
私たちは導かれる
心に住まう神さまに

祈りに満たされつつ
私たちの捧げるものは
神さまの恵みに開かれる

(わたしの自由訳)

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一歩ずつ導かれて

一歩ずつ導かれて

すすんでゆく病をかかえて
はたらきつづけるわたしに
示されたみ言葉はいましめ

人の命は財産によって
どうすることもできない
(ルカによる福音書 12:15)

それでもしごとをやめたら
暮らせなくなるおそれから
止まりかたを知らなかった



からだを病にむしばまれて
しごとをはなれたわたしに
示されたみ言葉はいざない

私のところへ来て飲みなさい
その人から生きた水が流れ出る
(ヨハネによる

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すべて祝福になる

すべて祝福になる

身体障害がみとめられたときに
からだには制限がついていても

こころにすみついていた障害が
しずかに取りはらわれていった



わたしができないとおもうこと
それはあたまの中のつくりもの

からだにまといついた不自由が
こころを自由へとひらいていく



進行性の難病はかわることなく
わたしのいのちを削っていても

おおきないのちは減ることなく
かがやきを解きはなっていった



うしなった

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朝いちばんのお花

朝いちばんのお花

びょういんの次の日
おもい体をおこすと
もちかえったお花が
なぐさめてくれるよ

いろいろつらくても
まあだいじょうぶと
おもえるようになる
お花ってすごいなあ

このあいだのお花は
あつくて早いうちに
しおれてきちゃって
しょんぼりしたけど

きのうはお店の人が
ながもちする方法を
おしえてくれたから
さっそくためしたよ

\お花さんどうですか/

ほんとうの贈り物

ほんとうの贈り物

ながくは生きられない
難病がみつかったとき
なくなった大切な人が
再会するときをすこし
はやめてくれたのかな
とおもうと安心できた



それから月日がながれ
できないことがふえて
泣いていたときにふと
たくさん楽しいことを
聞かせてほしいという
その人の声がきこえた



そうだ難病があっても
喜ぶことはできるから
日々のくらしのなかに
しあわせをみつけよう
お空でまた会う日まで
いのちを灯

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とくべつな日まで

とくべつな日まで

大切なひととのお別れは

わたしに体のあることを

すっかり奇妙に思わせた

不自由になってゆく病は

わすれていた体のことを

めいっぱい思い出させた



いつか体を抜け出したら

心のままに飛びまわって

大切なひとにまた会おう

そのときまで自由な心を

とびきりきれいに磨いて

とくべつな日に備えよう

辿りついたくらし

辿りついたくらし

からだにもこころにも
やまいが住んでいても

いっしょにおだやかに
くらしていけるように

きづいたらなっていて
なんて幸せなんだろう



いろいろなことを失い
どこへむかえばいいか

わからなくなったとき
ひとのことばをもとめ

見えないせかいのもの
なにかほんとうのこと



けれどさまよいつつも
声にみみをかたむけて

そのときにそこにある
ひとつひとつのことを

しずかに愛しむように

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難病とともに働く

難病とともに働く

進行性難病とともにくらす日々
ながくつづいた入院手術のあと

社会復帰の福祉サービスをへて
おうちでおしごとを始めました

どうしても体調はよくないから
すくない時間と日数なのですが

とてもありがたいご縁もあって
はたらく機会にめぐまれたこと

病気をもつ人のちいさな希望と
すこしの勇気になりますように

どんな人もいきいきはたらける
社会になることを願っています

🌱