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ほんとうの贈り物

ながくは生きられない
難病がみつかったとき
なくなった大切な人が
再会するときをすこし
はやめてくれたのかな
とおもうと安心できた





それから月日がながれ
できないことがふえて
泣いていたときにふと
たくさん楽しいことを
聞かせてほしいという
その人の声がきこえた





そうだ難病があっても
喜ぶことはできるから
日々のくらしのなかに
しあわせをみつけよう
お空でまた会う日まで
いのちを灯していこう





生きていたときよりも
すぐそばにいるように
見守られているように
あたたかく感じられる
それは悲しみをこえた
おくりものだとおもう

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