#美術
(今日の1枚)りんごの花/春の木-Janet Fish
りんごの花/春の木-Janet Fish
apple blossom/Spring Trees -2008
Janet Fish
この作品は、春を感じる。
輝くような色彩のりんごの花、その背景には、春を迎え新芽を吹いた若木が、そして、遠景には、丘と、明らかに春の空を見ることができる・・・
そこに流れているものは、春の空気だろう・・・
ここでも、現実世界が、活性化されて存在する。
ジャネット・
画家William Merritt Chaseとアメリカアート界
画家William Merritt Chaseとアメリカアート界に与えた影響・・
ウィリアム・メリット・チェイス(William Merritt Chase,1849-1916/アメリカの肖像・風景画家)
アメリカの印象主義の画家だ。そして、“The Ten”のメンバーだった。
欧州、ミュンヘン美術院(München/ドイツ、バイエルン州)とヴェネツィア(Venezia /イタリア)で学び、ア
孤高の画家:アーネスト・ローソン
アーネスト・ローソン(Ernest Lawson,1873-1939/カナダ系アメリカ人の画家)
アーネスト・ローソンの作品は、印象主義とリアリズムの間の位置付けだ。
その特徴は、自然な光線の色彩表現と風景シーンにもある。
National Academy of Design、そして、The Eightのメンバーだ。
(cc) Ernest Lawson
略歴- Ernest Lawson
1
オーギュスタン・ルサージュ:スピリットガイドの作品か、ビジョナリー・アートなのか(アウトサイダーアート)
オーギュスタン・ルサージュ(オーガスティン・ルサージュ/Augustin Lesage,1876-1954/仏):アウトサイダーアート/アールブリュット
エジプトと東洋の建築形態を彷彿とさせる緻密なパターンとモノリシックな構造(monolithic/一体化)を描き、ユニークで対称性のある画風を構築している。そして、見事なまでに鮮やかな色彩だ。どこか、惹かれる絵画だ。オーギュスタン・ルサージュは、ト
ヴィレム・ファン・ゲンクのメッセージは都市伝説(アウトサイダーアート)
ヴィレム・ファン・ゲンク(Willem van Genk,1927-2005/オランダ)
オランダの画家・グラフィックアートの作家だ。そして、アウトサイダーアーティストだ。
そのヴィレム・ファン・ゲンクのパノラマの都市の街並みと断片化されたコラージュは、現実都市世界のアイロニカルではなく、まさに、そのもの「生の芸術」(アール・ブリュット/アウトサイダー・アート)だろう。
(c)Willem va
ハインリヒ・アントン・ミュラーの自然のメタモルフォーゼ(アウトサイダー・アート)
ハインリヒ・アントン・ミュラー(アンリ・アントワーヌ・ミュラー/Heinrich Anton Muller,1869-1930/フランス)
生命の循環系、そして、自然のメタモルフォーゼ(独: Metamorphose/生物の変容)を捉えている絵画だ。(アウトサイダー・アート)
(c)Heinrich Anton Muller
ハインリッヒ・アントン・ミュラーはヴェルサイユ(Versailles
レイノルド・メッツの手描き絵写本(現在形のアウトサイダー・アート)
レイノルド・メッツ(Reinhold Metz,1942- /ドイツ)
中世の絵写本の時代の復活を目指している現在形の画家、そして、カリグラファー(calligraphy/飾り文字)、エディトリアル・デザイナー。
アウトサイダー・アーティストと枠に入ると言われるが、それは、描くことの特別な教育を受けていない事からだ。
そして、本人もジャン・デュビュッフェ(アール・ブリュット)を意識しているのだ。
ヨハン・ハウザー : 孤独と表現に生きる -アウトサイダー・アート
ヨハン・ハウザー : 孤独と表現に生きる -アウトサイダー・アート
ヨハン・ハウザー(Johann Hauser,1926-1996/オーストリア):アウトサイダー・アート(アール・ブリュット)
作品からは、独創性や、想像力のエネルギーを感じる。モチーフは、雑誌の挿絵、ポートレート、ニュース等のTV映像等だ。
そのイメージに、ヨハン・ハウザーの強烈な色彩感覚、そして、作品からは、エネルギーの放出を
女性作家ミランダ・リヒテンシュタイン:生への畏怖
・女性作家ミランダ・リヒテンシュタイン:生への畏怖(いふ)
ミランダ・リヒテンシュタイン(Miranda Lichtenstein,1969- /US):アーティスト、その表象は、当初は、主に写真とビデオだが、そして、今、インスタレーション、パフォーマンス・アート、絵画と、実に幅が広い作家だ。
そのミランダ・リヒテンシュタインの作品の根底に流れているものは、生への畏怖(いふ/外的圧力への恐れや生へ
カルロ・ツィネリと「4」と言う数字(アウトサイダー・アート)
カルロ・ツィネリ(Carlo Zinelli,1916-1974 /伊)
統合失調症に苦しみの中で描き続けた、アウトサイダー・アーティストだ。
1916年、カルロ・ツィネリは、ヴェローナ近郊の村(イタリア)で生まれた。
父親は指物師で7人の子供が居た。その中で、カルロ・ツィネリは農家の下働きに出された。そして。そこでの友達は犬だけったと言われる。ほぼ、人との会話がなかった訳だ。それは、どんなにか、
マルティン・ラミレス:アメリカの悲劇が幽閉される(アウトサイダー・アート)
マルティン・ラミレス:アメリカの悲劇が幽閉される(アウトサイダー・アート)
マルティン・ラミレス(マーティン・ラミレス/ Martin Ramirez,1885-1960/メキシコ・アメリカ)
1895年、ハリスコ州(メキシコ)で生まれ。
当初は、メキシコの洗濯工場に勤めていたが、1918年に結婚し、3人の子供を授けられ、その為もあり、カリフォルニアに出稼ぎに単身で移住するが、過酷な労働という事も
アレクサンデル・ロバノフ:どこか笑える自画像(アウトサイダー・アート)
アレクサンデル・ロバノフ(Aleksander Pavlovitch Lobanov/ソビエト連邦・ロシア)、1924-2003)
ロシアのアウトサイダー・アーティスト。その周囲には、ソ連時代の情勢を背景にした自画像で知られる。
そこには、ソ連時代の背景や銃が頻繁に含まれ、ある意味、自己拡大する絵画なのかも知れない。
ただ、このロバノフのある意味(良くも)、ごくまじめにイッテいるところが、妙に笑え
作家アドルフ・ヴェルフリのイレギュラーなる世界
アドルフ・ヴェルフリ(Adolf Wölfli,1864-1930/スイス)
アール・ブリュット(アウトサイダー・アート)の芸術家の中でも著名な作家だ。ただ、その表象は、生い立ちではなく、その「作品」で評価するべきだろう。
1864年、メンタール渓谷の村(スイス)で生まれる、1872年、母親と首都ベルン近郊に帰るが、そこで、母親は死別する、そして、孤児となってしまう。厳しい環境だ。
1880年頃
アウトサイダーアートの世界観
・アウトサイダーアートの全体像と世界を考える
アール・ブリュットから、アウトサイダー・アート(outsider art)へ、そのパラダイムシフト。
それは、一度見ると、その視点(極)を受け取れれば、脳裏に焼き付つようなインパクトある作品も多々感じるだろう・・ある意味、表象の原点だ。
まず、その語源から、考えると、フランスの画家である、*ジャン・デュビュッフェ(Jean Dubuffet 1901-