マガジンのカバー画像

メジャーじゃなかったパニック障害

23
発症当初、自律神経失調症で片付けられていたパニック障害に、長年悩まされてきた経験者として、発症のきっかけ、発病の素質は何かを振り返り、 今思うことを素直に書き下ろしました。 スト…
運営しているクリエイター

#精神疾患

メジャーじゃなかった心の病パニック障害【20】

メジャーじゃなかった心の病パニック障害【20】

ー 色んな挑戦 ー転職

バブル崩壊後、世の中は疲弊しており、
ジュリアナ東京も無くなりスポーツショップに変わっていた。
会社も早期退職優遇制度を打ち出すも、上手くいかず、当初は40才以上を対象にキャンペーンを打って出たが、そんな働き盛りの責任世代がすんなり辞めることもなく、遂には全社員対象でキャンペーンを拡大していた。
高卒で入社して6年目の僕でも辞めれば退職金を積んでくれる。たかが5,6年

もっとみる
メジャーじゃなかった心の病パニック障害【19】

メジャーじゃなかった心の病パニック障害【19】

ー 病気の素質を検証 ー
素質の原点世からカッコ良く見られるため、
身なりや言動を常に意識していく。
つまり、世間体を気にしすぎた生き方。
実は、常にビクビクしている臆病者である。
腕っぷしも強くないのに、
誰彼構わず強い口調のハッタリ。
頭も差ほどよくないのに、気取って喋る。
いずれも、保身のための自己満足に過ぎず、
時に見破られるていただろう。

周りはなんとも思っちゃいない。

もっとみる
メジャーじゃなかった心の病パニック障害【18】

メジャーじゃなかった心の病パニック障害【18】

本当の治療とは

ー 先入観の違い ー急行電車に新幹線。ましてや飛行機など、
何があろうとも乗りたくない。
床屋に歯医者に飲食店など、
辛い思いまでして行く必要はない。

これら極力避けてきた。

新幹線で大阪へ行けたものの、
その後は乗る機会がなく、
乗るとするならば、また不安で
乗ることなどあり得ない。と
文句をつけて、逃げるだろう。

不安要素がつまった出来事を、
薬のお陰としてでも、達

もっとみる
メジャーじゃなかった心の病パニック障害【17】

メジャーじゃなかった心の病パニック障害【17】

4.病気と付き合う【10】
ー変わった見解を示す先生登場ー

薬のストックは安心の担保として
残りおおよそ1ヶ月分となる頃を目安に、
院長の診察がある土曜日に、もらいにいきます。

看護婦さんたちは、ぼくを覚えているようで、
いくたびに話しかけられるようになった。
ぼくは、恥ずかしくて、
いつも苦笑いしてやり過ごす。
看護婦さんたちは
へっちゃらで、フランクに話しかけてくる。
強い女性はかっこよく

もっとみる
メジャーじゃなかった心の病パニック障害【14】

メジャーじゃなかった心の病パニック障害【14】

【4】病気と付き合う(7)ー この病気って ? ー転勤の話が来た。

僕の会社は3~5年毎に
異動があり、ぼくにもその話が
ちらほらあった。
x課長から
『あなたに来て欲しいと言っている支店があるんだけど、
広島か名古屋どう?』
ぼくは希望異動先に地元の埼玉県を常に望んでいて、
半期に1回とるアンケートにもその旨記載していた。

つまりは、病気であることで、引越を伴う
地方にいくことは考えてもい

もっとみる